皆さんこんにちは。アギョウです。
◎シュネルマイスター
・今年に入ってから調子がかなり良い
・安田記念は外差し傾向が強いレース
・リピーターの好走率が非常に高い
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「今年に入ってから調子がかなり良い」
この馬は今年に入ってから、かなり調子良くなっていると思っている1頭で、中山記念やマイラーズカップの追い切り診断でも同じ話しをしましたが、昨年は調教の段階からあまり動かず、南Wでラスト3ハロン37秒台。速い時計が出ても強めに追って動かしているということが多かったのですが、今年に入ってからは追わずとも速い時計が出るようになり、今回はなんかは南Wラスト3ハロン36秒台を連発していました。
去年も2着と頑張っていましたが、今年の方が調子が良いのは間違いありません。一昨年は3歳馬ながら3着、去年は2着。そして今回はそれら以上の走りに期待できる状態です。久々のG1制覇へ向けて万全の仕上がりです。
推奨理由②「安田記念は外差し傾向が強いレース」
| 枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| １~４枠 | 2- 5- 3- 62/ 72 | 2.8% | 9.7% | 13.9% | 31 | 29 |
| ５~８枠 | 8- 5- 7- 68/ 88 | 9.1% | 14.8% | 22.7% | 157 | 106 |
安田記念は、外差し傾向が強いレースとなっています。
まず、安田記念のざっくりとした枠順別データを見ると、1~4枠と5~8枠では明らかな違いが出ており、5~8枠の外枠が勝率から複勝回収率まですべてにおいて内枠を圧倒する成績となっていました。
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1- 2- 0- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 30.0% | 369 | 120 |
| 先行 | 1- 2- 1- 31/ 35 | 2.9% | 8.6% | 11.4% | 10 | 39 |
| 中団 | 6- 3- 6- 51/ 66 | 9.1% | 13.6% | 22.7% | 140 | 94 |
| 後方 | 2- 3- 3- 41/ 49 | 4.1% | 10.2% | 16.3% | 57 | 53 |
また、脚質別の成績を見ても中団・後方からの勝率が目立っており、前有利になりやすい現代競馬では中々見られない傾向が出ていました。
安田記念は外枠の差し馬。外差し有利のレースと見て間違いありません。
なんで安田記念はここまで外差し有利になるかというのが気になるところだと思いますが、これはおそらく安田記念がハイペースになりやすいからでしょう。
過去10年の前半3ハロンと後半3ハロンのタイムを見ると、後半3ハロンより前半3ハロンが速い、ハイペースのレースが6回。それに対してスローペースが4回となっています。安田記念がハイペースになりやすいことが分かります。
このレースは高松宮記念から、距離延長で挑んでくる馬も多いため、前走で1200メートルを経験したスプリンターたちが、ついつい速いペースを刻んでしまうのです。その結果、ハイペースになって差し馬の台頭してくるわけです。
今年もウインカーネリアンというシッカリした逃げ馬がいる上に、ソダシや1200mからメイケイエールも出てきています。メイケイエールはご存知のように1200mでも抑えるのに苦労することがあるほど馬で、今年もマイルにしては速いペースになる可能性が高いです。
今年は土曜日に不良馬場の中でレースを行ったということもあり、内側の馬場も例年より傷んでいると思いますし、今年も外差し有利のレースになるのではないかと予想します。
推奨理由③「リピーターの好走率が非常に高い」
| キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 安田記念で3着以内経験あり | 0- 6- 2- 6/ 14 | 0.0% | 42.9% | 57.1% | 0 | 140 |
安田記念はリピーターの好走率が非常に高いレースです。
このレースは前年以前のレースで馬券になった馬。いわゆるリピーターの好走が非常に多く、実際のデータを見ると勝ってこそいないものの、連対率は40％以上。複勝率も50％を超えており、複勝回収率は100％を超えていました。
リピーターは人気薄からの好走もあり、2017年のロゴタイプや2014年のショウナンマイティなど、近走がイマイチな成績になっていたとしても、このレースになった途端に走って穴を開けるということも、しばしばありました。
| キャリア(VMデータ) | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| VMで3着以内経験あり | 3- 1- 1- 9/ 14 | 21.4% | 28.6% | 35.7% | 467 | 206 |
同じくリピーターが来やすいと言われているヴィクトリアマイルよりも、リピーターの複勝率は高くなっていますから、安田記念は非常にリピートする可能性が高いレースといえるでしょう。
ここまで安田記念がリピーターが多い理由としては、先程紹介したようにハイペースからのバテ差し展開になりやすいからでしょう。東京競馬場でハイペースからのバテ差しという展開はあまりないため、特殊な適性が必要になるのでしょう。その結果、近走は力負けのような形になっていても、適性の高さであっさり巻き返してくるというわけです。
シュネルマイスターは言わずもがなのリピーターです。冒頭の追い切り診断でも言ったように、去年は本調子にはないかなという中で2着を確保するなど、素晴らしい適性の高さ、能力的にも申し分ないですし、調子が良いと見ている今年は無難に勝ち負けしてくる1頭だと思います。
まとめ
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