皆さんこんにちは、アギョウです！
今回は中京記念の追い切り診断となります。
それでは早速ルージュスティリアから見ていきましょう。
ルージュスティリア
1週前に坂路の自己ベストタイとなる50.8秒をマーク。以前、同じ全体時計出した時は終い12.4秒。今回は終い12.0秒ということを考えると、今回の1週前追い切りは素直に良いものだったと思います。
最終追い切りのCWでやや折り合いに難しいところを見せるなど、気性的に難しいのは相変わらずといった感じですが、動き自体は悪くありません。今回もこの馬なりに良い状態に仕上がっているでしょう。
先程も言ったように、この馬は気性的に難しいところがあるので、気性難というのが一つ鍵にはなりそうですが、調子自体はしっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
ディヴィーナ
1週前にCW80秒を切る時計をマークし終いも11秒台でまとめる動きが出来ていました。前走もCW80秒が切る時計が出ていましたが、終い12秒台に失速しており、正直前走は状態が良いという感じはしませんでした。
それでもレースに行けば4着確保。今回の1週前追い切りもMデムーロ騎手が乗って良い動きが出来ていたことを考えると、よほどMデムーロ騎手と相性が良いのでしょう。以前、Cデムーロ騎手が乗った時も、あのジャスティンカフェを完封していたことを考えると、もしかしたら外国人騎手でこそという馬なのかもしれません。
最終追い切りの動きを見ても、前走以上の状態である可能性は高いですし、夏は牝馬の格言通り、ここに来て状態も良くなってきています。今回は引き続きMデムーロ騎手も騎乗してくれますし、これは前走以上の走りに期待できる場面でしょう。
追い切り評価「S」
ホウオウアマゾン
近走はCWで一杯に追っても終い12秒台が精々ということも多かったのですが、今回は最終、1週前ともに終い11秒台。併せ馬に先着する動きが出来ていました。
同じ休み明けでもスワンステークスの時なんかは終い12秒台しか出ていなかったことを考えると、今回が海外帰り初戦ですが、調教ではよく動けていました。
最終、1週前とCWで終い11秒台連発というのは、去年のマイラーズカップ以来のことですし、今回はマイラーズカップぐらいは走れてもいいかもしれません。この馬としては良い状態でしょう。
追い切り評価「A」
アドマイヤビルゴ
休み明けだった前走は2週連続で併せ馬に遅れていた上に、遅れた相手も3歳未勝利馬と、この馬としては少し物足りない動きになっていましたが、今回はそんなこともなく1週前にシッカリ併せ馬に先着。この中間は併せ馬に遅れることは一度もありませんでした。
これは叩き2走目の上積みがありそうで、前走以上の状態でしょう。絶好調とまではいきませんが、この馬としては良い状態に仕上がっています。2走前のカシオペアステークスぐらいは走れてよさそうです。
追い切り評価「A」
アナゴサン
最終追い切りで自己ベストタイとなる坂路52.2秒をマーク。それでいて終いも11秒台でまとめるなど、この中間も良い動きを見せていました。
前走の最終追い切りでも終い11秒台。1週前のCWでは終い11秒台前半を見せるなど良い動きを見せていたため、ここに来ての上積みまではありませんが、しっかり好調キープでしょう。
ここでは能力的に足りるかが鍵になりそうですが、今回もこの馬としては良い状態になっています。
追い切り評価「A」
ウイングレイテスト
美浦所属馬ですがこの中間は栗東で調整を行いました。今回が初めて栗東での調整のため、過去との比較は明確な比較はできないのですが、主観的に今回の調整を見ると、1週前に3歳未勝利馬に併せ馬で遅れていました。
この馬は元々調教ではよく動くタイプで、美浦で調整した時は一度も併せ馬に遅れるようなことはなかっただけに、これはどうでしょうか。主観的に今回の動きを見ると、良かった頃と比べて一息な印象があります。
追い切り評価「B」
カイザーミノル
1週前追い切りは大した全体時計でもないのに終い失速。最終追い切りも終い13秒台など、あまり目立った動きではありませんでした。
この馬が良い状態だったと見ている去年の米子ステークスの時は、CWとはいえ終い11秒台前半をマークするような馬だけに、今回の動きはやや物足りません。
まだ本来の状態にはないかなという感じで、ここは近走同様までです。
追い切り評価「B」
サブライムアンセム
これまでは調教で抑えるのに苦労するほどの馬でしたが、今回は最終、1週前ともに終い強めに追われるシーンがありました。
これまではCW中心、今回は坂路中心と調教場所が変わっているのも気がかりで、この中間は全体的にこの馬らしくないなという感じがします。
もしかしたらコレが良い方に出る可能性もありますが、個人的にこの中間の動きは全体的に物足りません。前走や前々走のような状態にない可能性が高いです。万全の状態ではないと見ています。
追い切り評価「B」
シュリ
この中間は日曜日を中心とした追い切りを行っていました。最終追い切りは坂路55秒台、終い13秒台と流す程度だったのも、日曜にしっかりやっていたからでしょう。
日曜日中心の追い切りがどう出るかといった次第ですが、近走で唯一好走した関屋記念の時は最終、1週前と坂路で速い時計を出す常識的な調教内容でした。
動きとしても関屋記念の時は坂路でラスト2ハロン23秒台前半で、終いも最速でまとめる、まさに絶好の動きだったのに対して、今回はそこまで動けていません。
個人的に日曜日中心の追い切りとなったのは、ある程度次への余力を残すためでないかと思いますし、動き自体も去年の関屋記念ほど絶好ではありません。
追い切り評価「B」
セルバーグ
休み明けだった前走は約3ヶ月ぶりにも関わらず追い切り6本と、調教本数が少なめで、普段はしないCWでの追い切りを積極的にやるなど、やや急仕上げ気味の印象がありました。
それが今回は中4週で追い切り5本。約3ヶ月ぶりだった前走が追い切り6本ということを考えれば、調教本数はかなり多くなっています。これなら前走からの上積みがあっていいはずです。
最終、1週前と坂路で楽々終い最速でまとめる動きを見せるなど、追い切りの動きとしても良かったと思いますし、これは前走以上。叩き2走目の上積みがあっていいでしょう。今回は2走前の六甲ステークスぐらいは走れていいと思います。
追い切り評価「A」
ダノンスコーピオン
最終、1週前、2週前、3週前と坂路で終い11秒台を連発。この中間はかなり早い段階から動けており、以前のこの馬が一杯に追っても終い12秒台が精々だったことを考えると、この中間はよく動けていると言っていいでしょう。
先程早い段階から動けていると言ったように、この中間は熱心に調教をつけており、レースとしてはただのG3ですが、これ以上負けられないという陣営の高い勝負気配も感じます。
正直、案外な結果だった近2走も調教では動けており、近走の明確な敗因は分からないのですが、今回も引き続き調教では良い動きが出来ています。個人的には好調キープと見ています。
追い切り評価「A」
ベジャール
最終、1週前と終い11秒台を連発。この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、以前は馬場の真ん中辺りを通ると終い12秒前後。たまに速いタイムが出ても、馬場の内側をぴったり回ってきてということが多かった馬です。
それが今回は馬場の真ん中辺りを通って終い11秒台を連発。この馬は馬が徐々に良くなってきている証拠でしょう。1週前も併せ馬に楽々先着の内容で、仕上がりは良さそうです。
前走や前々走も仕上がりは良かったため、ここに来ての大幅な上積みはありませんが、しっかり好調キープでしょう。今回もこの馬の能力は出し切ってくれそうです。
追い切り評価「A」
ミッキーブリランテ
この馬が重賞で安定した走りが出来ていた頃は、調教でも良く動いていましたが、近走は調教からあまり動かなくなっています。
今回も1週前に一杯に追いましたが、ホウオウアマゾンに併せ馬で遅れていました。最終追い切りの動きは近走と比べると多少マシかなという感じでしたが、それでも一番良かった頃と比べると程遠い動きです。
今回は前走や前々走より多少マシという感じの状態で、どこまで頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
メイショウシンタケ
最終、1週前と終い11秒台前半を連発。以前は終い12秒台も珍しくない馬で、速い時計が出ても終い11秒台後半が精々だったことを考えれば、この中間はよく動けていました。
前走は人気薄での激走でしたが、前走の激走もマグレでないぞという状態の良さを見せています。前走から大幅な上積みまではないですが、シッカリ好調キープ。前走ぐらいは走れていい状態でしょう。
今回もこの馬としては良い状態に仕上がっています。
追い切り評価「A」
ワールドウインズ
この馬は休み明けだった前走の段階で坂路51秒台を連発し、併せ馬に先着する動きが出来ていました。前走は休み明けながらシッカリ仕上がっていた可能性が高いです。
その分、今回への上積みという点では薄いかなという印象で、1週前は大した全体時計でもないのに終い失速。最終追い切りも強めに追って、なんとか終い最速にまとめたという感じで、併せ馬にも劣勢の手応えでした。
ここは良くて前走同様。叩き2走目でも前走から大きく変わった感じがありません。
追い切り評価「B」
ヴァリアメンテ
1週前に終い11.1秒。この馬としては鋭い末脚を見せていました。この馬は3勝クラスを勝った時や2勝クラスを勝った時も併せ馬に遅れたり、それ以前は終い12秒台も珍しくないなど、元々あまり調教では動かないタイプです。それが今回は終い11.1秒。相変わらず併せ馬にこそ遅れてこそいますが、この馬としては良い動きだったのは間違いありません。
最終追い切りもゴール板の地点では併せ馬に遅れる形になりましたが、ゴールを過ぎてからもグングン伸びていきそうな気配を見せており、調教映像が終わる間際ではあっさり併せ馬を追い抜いていきました。
これは休み明けですが仕上がりには何の心配も必要なさそうで、むしろ休んでいる間の成長にすら期待できそうな感じです。流石は中内田厩舎といったところで、休み明けから万全の仕上がりでしょう。
これまでで一番走れそうな状態に仕上がっています。
追い切り評価「S」
