皆さんこんにちは。アギョウです。
◎テーオーソラネル
・今の充実ぶりが目につく1頭
・道悪では差しが決まる＆非社台系の馬
・シルバーステート産駒は勢い
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「今の充実ぶりが目につく1頭」
1週前にCWの自己ベストを更新。この時は併せ馬を大きく突き放し終い最速でまとめるなど、最後までしっかり走り切ることが出来ていました。最終追い切りも楽々終い最速でまとめ、調教では良く動くリレーションシップという馬に食らいつく動きも出来ています。
この馬が条件戦で苦戦していた時は一杯に追って併せ馬に遅れたり、坂路だとあまり動かず一杯に追ってなんとか我慢させているという感じがありましたが、連勝が続いている近走は併せ馬に遅れるようなこともなく、坂路でもよく動くようになっています。4歳になって成長してきたと見て間違いありません。
今回も併せ馬に遅れるようなことは一度もなく、最終追い切りも坂路で良い動きを見せていました。CWの自己ベストを更新したように、ここ最近の中でも一番良かったと思いますし、ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。今の充実ぶりが目につく1頭です。
推奨理由②「道悪では差しが決まる＆非社台系の馬」
| 馬場状態と初角位置 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 良馬場で1/2頭以内 | 5- 2- 3- 47/ 57 | 8.8% | 12.3% | 17.5% | 74 | 158 |
| 良馬場で1/2頭外 | 2- 5- 4- 36/ 47 | 4.3% | 14.9% | 23.4% | 221 | 115 |
| 稍重以上で1/2頭以内 | 1- 2- 3-20/26 | 3.8% | 11.5% | 23.1% | 22 | 102 |
| 稍重以上で1/2頭外 | 2- 1- 0-19/22 | 9.1% | 13.6% | 13.6% | 70 | 35 |
道悪の七夕賞では、差しが決まりやすいです。
過去10年の馬場状態と初角位置のデータを合わせたものを見てみると、良馬場では1コーナーで半分より前の馬が半分より後ろの馬に比べて、2倍近い勝率を叩き出しており、後ろからの馬は良い脚は使うものの届かずの2,3着ということが多いのですが、これが道悪となると傾向は真逆になります。
稍重以上の場合は半分より後ろの馬の方が明らかに勝率が高くなっており、半分より前の馬は良い粘りを見せるが2,3着ということが多くなっていました。良馬場の場合と完璧に傾向が反転しています。
やはり道悪になると馬場が重くなる分、前が止まりやすくなるのです。
特徴解説の動画では雨が降ると思っていなかったので、前有利と断言してしまいましたが、道悪の七夕賞はある程度差しが効くようになる可能性が高いです。
| 馬場状態と生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 良馬場で社台系生産 | 4- 2- 3- 27/ 36 | 11.1% | 16.7% | 25.0% | 318 | 200 |
| 良馬場で非社台系 | 3- 5- 4- 56/ 68 | 4.4% | 11.8% | 17.6% | 47 | 107 |
| 稍重以上で社台系生産 | 1- 1- 0-17/19 | 5.3% | 10.5% | 10.5% | 43 | 36 |
| 稍重以上で非社台系 | 2- 2- 3-22/29 | 6.9% | 13.8% | 24.1% | 45 | 95 |
良馬場では社台系生産馬が明らかに有利となっていますが、道悪の場合は非社台系生産馬たちに軍配が上がります。
これも先程と似たようなデータですが、良馬場と道悪では生産者にも全く違う傾向が出ていました。まず良馬場の場合はノーザンファーム、社台ファームを始めとした社台系生産馬たちが圧倒的に有利で、勝率から複勝回収率まで、すべてにおいて社台系生産馬たちが上の成績となっていました。
しかしこれが道悪となると勝率から複勝回収率まで、非社台系生産馬たちの方が高くなっており、先程とは一転した傾向となっています。
良馬場ならダービー、オークスを勝つためのスピード的な育成をされている社台系生産馬たちが、スピードそのままに押し切ってしまうというケースも多いのですが、道悪なら非社台系のスタミナ・パワーが活きてくるというわけです。
今日明日の天気予報を見ると、福島競馬場は雨予報となっており、道悪での勝負が予想されます。そうなれば後ろからの馬たち。非社台系生産馬たちが有利となってくるでしょう。
推奨理由③「シルバーステート産駒は勢い」
| 種牡馬(前走1着) | 着別度数(今回芝) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キタサンブラック | 18- 10- 4- 47/ 79 | 22.8% | 35.4% | 40.5% | 83 | 76 |
| シルバーステート | 14- 5- 6- 45/ 70 | 20.0% | 27.1% | 35.7% | 69 | 73 |
| リオンディーズ | 16- 8- 14- 48/ 86 | 18.6% | 27.9% | 44.2% | 90 | 102 |
| ディープインパクト | 195- 151- 121- 637/1104 | 17.7% | 31.3% | 42.3% | 73 | 84 |
シルバーステート産駒は、勢いが重要です。
前走1着だった馬の種牡馬別データを見ると、シルバーステートはあのディープインパクトよりも高い勝率を叩き出しており、ディープインパクトより高い勝率なのはキタサンブラック、リオンディーズ。そしてシルバーステートの3頭しかいません。
ディープインパクトも勢いが重要と言われ、連勝確率の高い種牡馬として有名でしたが、シルバーステートはそのディープインパクトよりも連勝確率の高い種牡馬となっています。
シルバーステート産駒で重賞を勝ったエエヤンという馬は3連勝で重賞制覇し、ウォーターナビレラも3連勝で重賞制覇と、シルバーステート産駒の重賞馬を見ても勢いよく勝ち上がって、そのまま重賞制覇というケースしか今のところはありません。
テーオーソラネルも一度勝ってからはスイッチが入ったかのように3連勝し、勢いよく勝ち上がってきました。これは良いシルバーステート産駒の流れのはずで、勢いそのままに重賞制覇というのも十分考えられるでしょう。
本命は同じくシルバーステート産駒で連勝中のバトルボーンとも迷ったのですが、道悪なら半分から後ろの競馬でも問題なく、非社台系のこの馬の方が良いのではないかと見て、こちらを本命にします。
まとめ
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