皆さんこんにちは。アギョウです。
◎フロムナウオン
・格上相手に互角以上の動き
・現状での完成度が重要なレース
・モーリス産駒の成長曲線
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「格上相手に互角以上の動き」
1週前追い切りでシュネルマイスターを相手に互角の動きを披露し、京都大賞典に出走予定のマイネルファンロンなんかは置き去りにする走りを披露していました。
最終追い切りでも楽々と併せ馬に先着の内容で、手前が替わってからは一気に加速するような動きも出来ています。
状態が良さそうのはもちろんですが、調教からは非凡な素質を感じさせます。この時期でこれだけ動けるとなると、現状での完成度も高いのではないかと思います。
推奨理由②「現状での完成度が重要」
生月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1月生 | 2- 3- 3- 2/10 | 20.0% | 50.0% | 80.0% |
2月生 | 2- 1- 0- 4/ 7 | 28.6% | 42.9% | 42.9% |
3月生 | 0- 2- 1-21/24 | 0.0% | 8.3% | 12.5% |
4月生 | 2- 0- 1-13/16 | 12.5% | 12.5% | 18.8% |
5月生 | 0- 0- 1- 3/ 4 | 0.0% | 0.0% | 25.0% |
サウジアラビアロイヤルカップは、馬の素質はもちろんですが、現状での完成度も非常に重要なレースです。
上の表は出走馬の生まれ月別のデータですが、1月や2月などに生まれた早生まれの馬が連対率50%前後の圧倒的な成績を残していることが分かります。逆に3月以降となると、連対率はかなり下がっており10%前後しかありません。
このレースは2歳の早期重賞ということで、早く生まれたかどうか。他の馬より沢山調教を積めているかどうかが重要になってくるのでしょう。
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 4- 4- 3- 6/17 | 23.5% | 47.1% | 64.7% |
また、このレースはノーザンファームの生産馬と好相性です。
ノーザンファームの生産馬というだけで勝率23.5%、複勝率64.7%というのは、古馬混合重賞などでは中々見られない成績です。
やはり日本トップのノーザンファームが誇る外厩で鍛えた馬というのは、他の生産馬と比べると、この時点ではかなり完成度の違いがあり、中には古馬顔負けの完成度を誇るような馬もいます。
先程の生まれ月のデータと同じく、こちらも完成度という点で高い優位性があるのです。
ノーザン生産かつ前走新馬勝ち | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1~2月生まれ | 4- 2- 1- 0/ 7 | 57.1% | 85.7% | 100.0% | 152 | 137 |
ノーザンファームの生産。前走新馬戦勝ち。そして1~2月生まれという条件が同時に揃った時、勝率50%以上。複勝率に至っては100%という脅威の成績となっています。
圧倒的な1番人気になりそうなノッキングポイント。そしてフロムナウオンも、このデータをクリアしています。
推奨理由③「モーリス産駒の成長曲線」
モーリス産駒 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2歳 | 57- 59- 48- 383/ 547 | 10.4% | 21.2% | 30.0% |
3歳 | 112- 83- 82- 821/1098 | 10.2% | 17.8% | 25.2% |
4歳 | 38- 11- 16- 177/ 242 | 15.7% | 20.2% | 26.9% |
モーリス産駒は古馬になってから良いのはもちろんですが、実は2歳初頭も高い好走率になっています。
モーリスといえば古馬になってから活躍したイメージが強いと思いますが、モーリス自身も2歳新馬戦で高いパフォーマンスを発揮し、2歳重賞では単勝1.5倍に支持されたような馬でした。実は2歳の時も高いパフォーマンスを発揮していたのです。
ただ、その割に3歳になって伸び悩み、しばらく休養。そして古馬になってからは種牡馬になるほどの活躍を見せたような馬です。それが産駒の傾向としてもシッカリと出ています。
モーリス産駒は2歳の時と、古馬になってからの2パターンで狙える傾向にあるのです。
モーリス産駒 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 79- 60- 52- 476/ 667 | 11.8% | 20.8% | 28.6% | 55 | 66 |
今回延長 | 40- 32- 33- 333/ 438 | 9.1% | 16.4% | 24.0% | 100 | 72 |
今回短縮 | 56- 35- 40- 321/ 452 | 12.4% | 20.1% | 29.0% | 114 | 94 |
ここまでの話しだと同じノーザン生産でモーリス産駒のノッキングポイントとフロムナウオンの差別化が出来ません。そこで最後の鍵となるのが前走距離のデータです。
モーリス産駒は、距離短縮の時に最も高い好走率となっており、回収率も単複ともに100%近いものとなっています。皆さんの想像以上にモーリス産駒の距離短縮は走るのです。
やはりモーリス自身が基本的にマイラーで、スピードを武器にしていたような馬だけに、距離が短くなってスピードがより活きる形になると、パフォーマンスを上げるのでしょう。
ノッキングポイントは同じ距離。フロムナウオンは今回距離短縮での参戦となります。
まとめ
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