【フィリーズレビュー2023】自信の本命!過去データ、追い切りなどを総合した最終結論!

最終結論

皆さんこんにちは。アギョウです。

◎シングザットソング
・近走の中で最も価値ある調教の末脚
・距離短縮、末脚重要なレース
・内回りコースが得意な高野厩舎

ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。

推奨理由①「近走の中で最も価値ある調教の末脚」

この馬は、いつも坂路で終い重点の調教をする高野厩舎の所属馬ということで、僕の動画ではお馴染み。ラスト1ハロンの加速に注目すると、今回の1週前は0.8秒の加速を見せていました。

これまでのレースの本追い切り。一杯に追ったり強めに追ったりした時の加速幅を振り返ってみると、新馬戦の時が1週前に併せ馬をして0.4秒の加速。1勝クラスを走った時は最終追い切りで一杯に追って0.3秒の加速。そして前走は1週前に一杯に追って1.1秒の加速をしていました。

前走ほどの加速は出来ていませんが、1.1秒の加速をした前走と、0.8秒の加速だった今回では全体時計が2秒以上も違っており、ラスト1ハロンの加速の価値としては、今回の方が断然上です。

1400メートルに距離短縮するということで、速めの全体時計を出してきているだと思いますが、今回はこの馬としては速い全体時計をマークしながらも、終いにしっかり加速出来ていたのは素晴らしいの一言です。

状態が良いのは間違いなさそうで、もしかしたら今回にかけての成長もあるかもしれません。

推奨理由②「距離短縮、末脚重要なレース」

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0- 1- 2- 7/ 10 0.0% 10.0% 30.0%
先行 2- 3- 5- 29/ 39 5.1% 12.8% 25.6%
中団 5- 4- 1- 60/ 70 7.1% 12.9% 14.3%
後方 4- 1- 2- 46/ 53 7.5% 9.4% 13.2%

フィリーズレビューは意外と差しが決まりやすいです。

過去10年のデータを見ると、勝ち馬は中団・後方からの馬に多く出ており、小回り短距離戦の阪神芝1400という舞台でも何の問題もなく差しが決まっています。

上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
3F 1位 6- 2- 1- 2/ 11 54.5% 72.7% 81.8%
3F 2位 1- 2- 1- 7/ 11 9.1% 27.3% 36.4%
3F 3位 0- 2- 0- 12/ 14 0.0% 14.3% 14.3%
3F ~5位 4- 1- 2- 24/ 31 12.9% 16.1% 22.6%
3F 6位~ 0- 2- 6- 97/105 0.0% 1.9% 7.6%

むしろ先行力よりも末脚の方が重要になってきている感じで、上がり最速をマークした馬が勝率50%以上。複勝率も81.8%。どの位置からでも速い末脚さえ使えば高い確率で馬券絡みしていることが分かります。

古馬混合戦だと前有利、先行力が重要になることが多いですが、フィリーズレビューにおいては真逆の傾向となっています。

フィリーズレビューはたとえ1400メートルでも長いような生粋のスプリンターでも、この時期は1200メートルに良いレースがないため、無理やり出走してくるのですが、1200メートルでも前に行ったような生粋のスプリンターたちが、3歳牝馬にとって速すぎるペースを作り出すのです。その結果、必要以上のハイペースになり差しが決まる。これが毎年のように起きています。

ここは先行力よりもシッカリした末脚を持っている馬に要注目です。

前走距離 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 4- 2- 4- 55/ 65 6.2% 9.2% 15.4% 87 56
今回延長 0- 0- 1- 34/ 35 0.0% 0.0% 2.9% 0 14
今回短縮 7- 7- 5- 54/ 73 9.6% 19.2% 26.0% 95 153

さらに、このレースは距離短縮の馬が激走傾向です。

距離延長と距離短縮の成績を見ると、比べるまでもなく距離短縮の馬が圧倒的な成績となっています。

前走G1以外 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
同距離 4- 2- 4- 55/ 65 6.2% 9.2% 15.4% 87 56
今回延長 0- 0- 1- 34/ 35 0.0% 0.0% 2.9% 0 14
今回短縮 5- 2- 2- 37/ 46 10.9% 15.2% 19.6% 109 82

距離短縮となると、前走阪神ジュベナイルフィリーズを走っていた強い馬が多いだけじゃないか?と思われる人がいるかもしれないので、一応前走G1以外。阪神ジュベナイルフィリーズ組を除いたデータを見ても、距離短縮組の優位性は変わりません。

ここまで距離短縮組が有利になるのは、やはり距離別のレベル差です。先程も言ったように、この時期は1200メートルに良いレースがないため、後のスプリンターであったとしても、この時期は1200メートルを使いません。その結果、クラシック前の1200メートルはレベルが低いのです。

それに対して距離短縮。1600メートル以上の距離ではクラシックを見据えた馬たちによるハイレベルな戦いが行われているため、見た目以上にレベルが高いことが殆どです。

ここまで紹介した末脚のしっかりした速い末脚の使える馬。距離短縮組が良いというデータ。前走上がり最速かつ今回距離短縮となる馬は、過去10年このレースにおいて勝率66.7%。複勝率83.3%。回収率も非常に優秀となっています。今年の出走馬でこれをクリアしたのはシングザットソングしかいません。

推奨理由③「内回りコースが得意な高野厩舎」

高野厩舎 着別度数(過去5年) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
阪神芝内 23- 15- 15- 75/ 128 18.0% 29.7% 41.4% 109 99
阪神芝外 18- 17- 17- 69/ 121 14.9% 28.9% 43.0% 44 87

高野厩舎は直線の短い、内回りコースを得意にしています。

以前、高野厩舎は坂路でしか調教をしないため、レースでも急坂コースの阪神、中山に勝ち星が集中しているということを話したことがあるのですが、得意の阪神の中でも、特に得意にしているのが内回りコースです。

高野厩舎 着別度数(過去5年) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
新潟芝内 5- 3- 2- 23/ 33 15.2% 24.2% 30.3% 268 111
新潟芝外 5- 4- 2- 27/ 38 13.2% 23.7% 28.9% 37 47
京都芝内 11- 13- 6- 35/ 65 16.9% 36.9% 46.2% 76 78
京都芝外 4- 12- 4- 44/ 64 6.3% 25.0% 31.3% 24 52
阪神芝内 23- 15- 15- 75/ 128 18.0% 29.7% 41.4% 109 99
阪神芝外 18- 17- 17- 69/ 121 14.9% 28.9% 43.0% 44 87

これは阪神に限った話しではなく、同じく外回りと内回りが存在する新潟、京都なんかのデータを見ても、どの競馬場でも内回りの方が好成績となっています。

先程、高野厩舎は坂路調教しかしないと言ったばかりですが、これを詳しくいうと坂路でラスト1ハロンだけ仕掛けるような調教です。ラスト1ハロン、つまり200メートルだけ全力疾走するような調教です。普段から短い距離で一気に瞬発力を引き出す調教をしているせいか、どの馬も直線の短いコースで、一瞬のキレを活かすような競馬を得意とするのです。

シングザットソングは、これまで阪神の外回り。中京など直線の長いコースしか使っていませんが、直線の短い阪神内回りとなるココで本領発揮になるのではないかと予想します。

まとめ

フィリーズレビュー、自信の本命はシングザットソングです!

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