【アイビスサマーダッシュ2023】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい、皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はアイビスサマーダッシュが、どんな特徴があるのかを解説していきます。

それじゃあ早速、人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼

人気データ

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 7- 2- 0- 1/ 10 70.0% 90.0% 90.0% 204 129
2番人気 1- 4- 0- 5/ 10 10.0% 50.0% 50.0% 78 95
3番人気 0- 2- 2- 6/ 10 0.0% 20.0% 40.0% 0 79
4~6人気 0- 1- 3- 26/ 30 0.0% 3.3% 13.3% 0 31
7~ 人気 2- 1- 5- 92/100 2.0% 3.0% 8.0% 56 58

アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にあります。

1番人気が勝率70%、複勝率90%。1番人気を頂点にして綺麗に複勝率が並んでいます。夏競馬はあまり能力通り、実績通りとはいかない難しいレースばかりですが、このレースに限っては堅めの傾向が出ています。

アイビスサマーダッシュは他の夏重賞とは違って、ハンデ戦ではないというのが大きいと思いますし、このレースにはあまりにも有名すぎる、とある傾向が存在するというのもあるでしょう。その傾向に沿って人気が作られて人気通りに好走する。それがアイビスサマーダッシュというレースです。この後、そのとある傾向について話していきますが、それには逆らわない方がいいでしょう。

夏の名物重賞アイビスサマーダッシュですが、夏競馬の割に堅い傾向にあるという点には要注意が必要です。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 0- 1-16/17 0.0% 0.0% 5.9% 0 129
2枠 1- 2- 0-14/17 5.9% 17.6% 17.6% 20 37
3枠 0- 0- 1-17/18 0.0% 0.0% 5.6% 0 64
4枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 10.0% 12 15
5枠 1- 1- 1-17/20 5.0% 10.0% 15.0% 39 25
6枠 1- 2- 2-15/20 5.0% 15.0% 25.0% 9 72
7枠 2- 2- 4-16/24 8.3% 16.7% 33.3% 25 64
8枠 4- 2- 1-17/24 16.7% 25.0% 29.2% 260 85

アイビスサマーダッシュは、圧倒的に外枠有利です。

8枠が勝率16.7%。複勝率29.2%。6枠も複勝率25%を超えており、7枠に至っては複勝率30%以上という素晴らしい成績を残していました。アイビスサマーダッシュは一目瞭然。明らかに外枠有利の傾向が出ています。

先程話した、とある傾向というのがこの圧倒的に外枠有利ということです。この傾向はあまりにも有名なため、皆さんご存知かもしれませんが、このレースは新潟1000メートル。最初から最後まで真っ直ぐ走るというコース体型上、普段は全く使われていない外ラチ沿い。全く馬場が傷んでないところを走るのが最適解なのです。

枠番 着別度数(近5年) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0% 0 220
2枠 0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0 24
3枠 0- 0- 1- 9/10 0.0% 0.0% 10.0% 0 116
4枠 0- 1- 0- 9/10 0.0% 10.0% 10.0% 0 20
5枠 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0% 78 23
6枠 1- 1- 2- 6/10 10.0% 20.0% 40.0% 19 108
7枠 1- 1- 0-11/13 7.7% 15.4% 15.4% 31 23
8枠 2- 1- 1-10/14 14.3% 21.4% 28.6% 142 85

アイビスサマーダッシュが外枠有利というのは、あまりにも有名な傾向で馬券的な妙味はないんじゃないかと思われる人がいるかもしれませんが、傾向が知れ渡っているであろう近5年のデータを見ても8枠が単勝回収率100%を超えており、みんな外枠有利だと知っていて、なお8枠から人気薄の勝利が出ているのです。近年は内枠から内ラチにつけて穴を開けたケースもありましたが、それでも3着までが精一杯という感じです。

このレースは本命党にしても穴党にしても、外枠から選ぶのがセオリーとなる、とんでもない外枠有利のコースです。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 3- 7- 0- 6/ 16 18.8% 62.5% 62.5% 73 114
先行 3- 2- 5- 24/ 34 8.8% 14.7% 29.4% 30 122
中団 2- 1- 3- 57/ 63 3.2% 4.8% 9.5% 9 21
後方 2- 0- 2- 43/ 47 4.3% 4.3% 8.5% 119 53

アイビスサマーダッシュは、脚質に大きな有利不利はありません。

このレースは新潟1000メートル、短距離の中の短距離ということで逃げ先行有利かと思いきや、意外にも差しも決まる傾向となっており、逃げ先行で過去10年6勝。差し追込で過去10年4勝。勝ち星はほぼ互角程度になっていました。

このレースは前にいけるに越したことはありませんが、後ろからの競馬でも十分チャンスはあります。逃げ先行、差し追込。前後による有利不利はあまりなく展開次第というところが大きいでしょう。

基本データまとめ

簡単にココまで話した内容をまとめますと、アイビスサマーダッシュは、

・夏競馬にしては堅めの傾向
・圧倒的に外枠有利
・脚質による有利不利はない

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

ここからはこれらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が今年のアイビスサマーダッシュにピッタリかというのを考えておこうと思います。

前走着差データ

前走着差 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
負0.6~0.9 0- 0- 0- 28/ 28 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負1.0~1.9 0- 1- 3- 28/ 32 0.0% 3.1% 12.5% 0 125
負2.0~2.9 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負3.0~3.9 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
負4.0~ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

前走0.6秒以上負けている馬は、過去10年で勝っていません。

アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にあるという話しをしましたが、それに伴って前走でもある程度の能力を示してしたような馬。ある程度の能力が保証されているのが当然有利です。逆に前走0.6秒以上負けている馬では、あまり紛れる余地のないココでは能力的に厳しいでしょう。

ここは前走負けているとしたら0.5秒差以内の負けまでに留めているような馬からです。

キャリアデータ

過去10年の勝ち馬の殆どは新潟1000mで勝ったことがあるか、このレースで馬券圏内の実績がありました。逆に新潟1000mの実績がない馬は中々勝ち切ることが出来ていません。

過去10年の勝ち馬は殆どがこの舞台で実績があった馬で、オールアットワンスはこの舞台を勝ったことがありませんでしたが、そもそもキャリアの浅い3歳馬。ハクサンムーンもアイビスサマーダッシュ4着しか実績はありませんでしたが、これは内枠から4着とレース内容としては非常に強いものでした。それ以外の馬は殆どがすでにこの舞台で実績のあった馬たちで全くの実績なく勝ったといえるのは、初年度のベルカントぐらいものです。

新潟1000mは他のコースにない一直線での勝負ということで、近年でいえばライオンボス、そのライオンボスに勝ったジョーカナチャンのようなこのコースしか走らない、いわゆる新潟1000m巧者というのが生まれやすい舞台なのです。そのため新潟1000mの実績。高い適性が必要になるというわけでしょう。

この舞台で勝ったことがある、このレースで馬券圏内の実績があるというのは大きな強みになります。

前走着順データ

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
韋駄天SH 4- 6- 1-26/37 10.8% 27.0% 29.7% 177 67
CBC賞HG3 4- 0- 1-14/19 21.1% 21.1% 26.3% 57 90
函館スプG3 1- 1- 2-14/18 5.6% 11.1% 22.2% 19 44
葵S・重 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7% 136 123
バーデンH 0- 1- 1-15/17 0.0% 5.9% 11.8% 0 40

韋駄天ステークスで5着以下だった馬はイマイチな成績となっています。

まず前走レース別のデータを見ると、このレースへの前哨戦として名高い韋駄天ステークスを経由してくる馬が多く、前走韋駄天ステークスを使っていたというだけで単勝回収率100%を超える激走率の高さとなっています。

韋駄天S 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
前走4着以内 4- 5- 1-11/21 19.0% 42.9% 47.6% 312 109
前走5着以下 0- 1- 0-15/16 0.0% 6.3% 6.3% 0 12

新潟1000mに狙いを絞っているであろう前走韋駄天ステークス組というのは当然注目なのですが、その韋駄天ステークスで5着以下。同じ舞台の前哨戦で微妙な結果になっている馬は、やはり本番となるこのレースでもイマイチな成績となっています。

同じ舞台で微妙な成績になっているような馬。韋駄天ステークスで5着以下の馬では能力、適性的にどうでしょうか。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはトキメキ、メディーヴァル、ロードベイリーフの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは性別のデータだと思います。

性別データ

性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
牡・セン 4- 4- 4- 66/ 78 5.1% 10.3% 15.4% 59 47
6- 6- 6- 64/ 82 7.3% 14.6% 22.0% 46 75

アイビスサマーダッシュは牝馬が活躍する傾向にあります。

ここまで能力、適性的な話しを多くしてきましたが、これは状態的な側面が大きいでしょう。競馬には「夏は牝馬」という格言がありますが、これはデータ的にも立証されている格言で、毎年7~8月頃は牝馬の方が好成績になっています。最近の重賞でも牝馬の活躍が目立ちますよね。

このレースもその例外ではありません。牡馬と牝馬で迷ったら牝馬の方を重視するというのがセオリーとなるでしょう。

前走0.5秒差以内、新潟1000メートルで勝利もしくはこのレースで馬券圏内の実績がある、韋駄天ステークスで4着以内。そして牝馬という4つのデータを同時にクリアした時。勝率25.0%、複勝率75.0%。回収率は単複ともに100%を超えていました。

今年の出走馬で、これをクリアしたのはトキメキしかいません。

まとめ

というわけで、今年のアイビスサマーダッシュにピッタリの馬は、トキメキではないかと思います。

この馬は新潟1000mを中心に使われてきており、一昨年のアイビスサマーダッシュでは格上挑戦ながら4着。3勝クラスも新潟1000mで勝ち上がりを決め、前走の韋駄天ステークスでも3着と、新潟1000mを好んで使うミルファームの馬らしい戦績になっています。

前走の韋駄天ステークスではスタート直後に狭くなる不利があり、それを立て直して先行するも、逃げ先行馬が壊滅のハイペースに巻き込まれるなど、かなり不運なレース内容でした。それでも3着と馬券圏内は確保しており、前走の韋駄天ステークスで強い競馬をしたのは間違いなくこの馬です。今回も外枠さえ引ければ十分チャンスはある1頭でしょう。