皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はアイビスサマーダッシュの追い切り診断となります。
それでは早速ジャングロから見ていきましょう。
ジャングロ
この中間は4月末頃から坂路で時計を出し始めるなど入念な調整が施されています。その甲斐もあってか1週前に坂路50秒台。最終追い切りも坂路51秒台をマークしつつ終いも失速することなく走れています。
森厩舎の馬らしく坂路で速い時計が出るのも珍しくないタイプですが、今回も坂路で良い動きが出来ていました。長期休養明けですが調教での動きはそう悪くありません。
流石に前走以上ということはなさそうですが、休み明け初戦から能力を出せてもおかしくありません。ここは状態というよりも新潟1000mの適性がどうかという感じでしょう。
追い切り評価「A」
トキメキ
前走や前々走は一杯に追ったにも関わらず、併せ馬に遅れてしまうようなところもありましたが、この中間は併せ馬に遅れることなく走れています。
前走が終い11.2秒。前々走が終い11.4秒。そして今回が終い11.9秒と、時計自体は遅くなっていますが、今回も悪い仕上がりではないでしょう。時計は遅めでも良い動きが出来ています。
前走や前々走から明らかに良くなった感じまではありませんが、今回もしっかり好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れるでしょう。
追い切り評価「A」
ファイアダンサー
1週前に終い12秒台。最終追い切りも馬場の内側を通って終い11秒台後半と、あまり目立った動きが出来ていませんが、この馬はいつもこんなものです。前々走も終い12秒前後が精々で、前走に至っては坂路54秒台、終い13秒台という感じでした。
この中間もあまり目立つ動きではありませんが、この馬なりに動きは出来ています。ここに来ての上積みまではありませんが、しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
オールアットワンス
昨年のこのレースの時は内枠だったということもあってか結果は出ませんでしたが最終、1週前、2週前と終い11秒台前半を連発し、まさに絶好の動きという感じでした。
それから一年空いた今年は1週前に終い12秒台。最終追い切りでは若干良くなっていましたが、それでも終い11秒台後半が精々といった感じでした。やはり間隔が空いたということもあり、昨年ほど絶好の仕上がりとはいきません。
今回は休み明けの影響が多少なりともありそうで、万全の仕上がりとはいかないでしょう。
追い切り評価「B」
サトノファビュラス
中1週と間隔が詰まっての出走ということもあって、この中間はポリトラックで軽めの追い切りを1本のみとなりました。
美浦は坂路が工事中で使えないということもあって、今回は初めてポリトラックで調教するという形になっており、その上に軽く流す程度となれば、流石に前走以上は厳しいでしょう。
叩き2走目になりますが、これでは前走以上はなさそうです。今回は良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
シンシティ
この馬は元々坂路では良い動きをする馬で、大敗した前走も坂路で49秒台。負けている時もいつも坂路では良い動きをしています。
今回も1週前に馬なりで終い11秒台。最終追い切りも楽々と終い最速でまとめるなど、相変わらず調教では良い動きを見せています。
いつも調教では良い動きを見せるため、前走の大敗理由がイマイチ分かりませんが、今回もこの馬の走りは出来ていい仕上がりです。状態自体は好調キープだと見ています。
追い切り評価「A」
スティクス
近走は坂路のみの調整が多かったのですが、今回はCW中心の調教に切り替えてきました。これがどう出るかといったですが、この馬が条件戦を連勝した時はCWを取り入れた調教でしたし、3勝クラスを勝った時も中間にCWで速い時計を出す調教でした。それに対して不振続きの近走は坂路のみ。調教パターン的にはCW中心の調教になったのは良い方に出る可能性が高いと思います。
さらに以前CW中心の調教で大敗した北九州短距離ステークスの時はCWで終い12秒台になるなど、あまり目立った動きは出来ていませんでしたが、今回の最終追い切りでは楽々と終い11秒台前半。1週前も終い11.0秒をマークするなど、調教でいい動きが出来ていました。
調教場所の変化、以前CW中心で調教していた時よりも良い動きが出来ていたことを考えると、今回は良い仕上がりになっている可能性が非常に高いです。今回は前走以上。ここへ向けて万全の仕上がりと見ています。
追い切り評価「S」
スワーヴシャルル
1週前に坂路50秒台。終いも11秒台でまとめる動きが出来ていました。最終追い切りこそ坂路で軽く流す程度でしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。
中1週だった前走は本当に軽く流す程度の追い切りしか出来ていませんでしたが、間隔を明けた今回はしっかりした調教が出来ています。これは前走以上の状態でしょう。
3勝クラスを勝った時と遜色ない状態になっており、今回はしっかり好調キープといったところです。
追い切り評価「A」
チェアリングソング
中1週での出走ということもあり、この中間は終い13秒台など軽めのものを1本のみとなりました。
前走が最終追い切りまで一杯に追って速い時計を出すなど、攻めた調教をしていただけに、今回への上積みはなさそうです。むしろ出来落ちの可能性も十分あるなという感じで、ここは良くて前走同様といったところです。
追い切り評価「B」
バンデルオーラ
連闘での出走になるということで、この中間は追い切りをしていません。これでは評価のしようがないため、調教評価はナシとなります。
追い切り評価「×」
マウンテンムスメ
連闘での出走になるということで、この中間は追い切りをしていません。これでは評価のしようがないため、調教評価はナシとなります。
追い切り評価「×」
メディーヴァル
この馬も中1週と間隔が詰まっての出走になりますが、最終追い切りで併せ馬をして先着。終い11秒台の時計も出るなど、間隔が詰まってもシッカリとした調教をこなしています。
これなら前走から大幅なデキ落ちもないはずでシッカリ好調キープ。間隔が詰まっても走れる状態に仕上がっているでしょう。この馬に関しては間隔が詰まっても気にする必要はなさそうです。
追い切り評価「A」
ヤマトコウセイ
最終、1週前ともに強めに追いましたが終い13秒台。前々走や3走前など、この馬は負けている時でも終い12秒台、終い11秒台が出ることもあるだけに、終い13秒台しか出ないというのは少し気がかりです。
これはやや間隔が空いた影響が少なからずありそうで、状態的にはどうでしょうか。ここは一度使ってからになる可能性が高いです。
追い切り評価「B」
ライオンボス
今回は最終追い切りでゲート練習を行いました。このレースで好走していた頃は最終追い切りもシッカリやっていただけに、ゲート練習だけというのは流石に高評価できません。
1週前追い切りも前走から大きく変わった感じはなく、ここは良くて前走同様まで。良かった頃と比べると状態的には微妙な印象です。
追い切り評価「B」
レジェーロ
最終追い切りで終い11秒台をマーク。全体時計が遅かったとはいえ坂路で終い11秒台が出たのは今回が初めてになります。
1週前も一杯に追われる併せ馬を、外からねじ伏せるような内容で、あまり調教では動かないこの馬としては良い動きが出来ていました。これは状態が良いのではないかと思います。
去年はこのレースで4着でしたが、その時は坂路で終い13秒台。CWで一杯に追って終い13秒台、併せ馬に大きく遅れるなど明らかに状態が良くない感じがありましたが、今年はそんなこともありません。
前走と比べても今回の方が状態は良さそうで、ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ロサロッサーナ
最終追い切りで終い11.5秒をマーク。1勝クラスや未勝利戦を圧勝した時と遜色ない時計、動きになっています。1週前も遅い時計ながら楽々と併せ馬に先着するなど良い動きが出来ていました。
2勝クラスの馬ということで、流石に能力的に厳しいような感じもしますが、今回もこの馬なりの能力は出せそうな仕上がりです。
追い切り評価「A」
ロードベイリーフ
中1週と間隔が詰まっての出走になるため、この中間は軽めの追い切りを数本のみとなりました。
5走前のタンザナイトステークスの時は中1週でも坂路51秒台。去年のこのレースの時も中3週と間隔が詰まっての出走でしたが、一杯に追ったり併せ馬をしたりと、ハードにやることが多かっただけに、これはどうでしょうか。
去年の方が状態は良かったかなという感じで、今年は良くて前走同様といったところでしょう。
追い切り評価「B」
ヴァガボンド
前走や前々走は坂路50秒台を出すなど、割りと速いタイムが出ることもある馬ですが、この中間は目立った時計がありません。
1週前は坂路52秒台。最終追い切りが坂路55秒台と、間隔が空いた割に軽めの調教になっているのは気がかりです。比較的大きな牡馬ということもあって、もしかしたら夏が苦手なタイプで、あまり攻めた調教が出来ないのかもしれません。
何にしても本調子にない可能性が高さそうで、状態的にはどうでしょうか。
追い切り評価「B」