皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ガイアフォース
・良かった頃と遜色ない仕上がり
・Cコース替わりで内枠有利に
・高速馬場になりやすくスピード馬が台頭
・賞金加算を目指して勝負度の高い一戦
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「良かった頃と遜色ない仕上がり」
1週前に坂路の自己ベスト更新。この時は終いも11秒台でまとめるなど最後まで失速することなく走れていました。2週前にも楽々と坂路で終い11秒台を出すなど、これは状態が良さそうです。
この馬が駄目だった菊花賞、AJCCの時は坂路51秒台は一度も出ていなかった上に終い11秒台も一度もないなど、今になって振り返れば状態的にイマイチだったのでしょう。今回は前走や前々走、セントライト記念など、この馬が良かった頃の動きが出来ています。
最終追い切りは軽く流す程度でしたが、前哨戦としては万全に近い状態にありそうです。今回も好走に期待できる状態でしょう。
推奨理由②「Cコース替わりで内枠有利に」
| 枠番 | 着別度数(中山開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| １枠 | 1- 5- 0- 6/12 | 8.3% | 50.0% | 50.0% | 39 | 134 |
| ２枠 | 2- 1- 1- 9/13 | 15.4% | 23.1% | 30.8% | 208 | 82 |
| ３枠 | 1- 1- 1-10/13 | 7.7% | 15.4% | 23.1% | 60 | 75 |
| ４枠 | 1- 1- 1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% | 65 | 52 |
| ５枠 | 1- 0- 4-11/16 | 6.3% | 6.3% | 31.3% | 12 | 66 |
| ６枠 | 2- 0- 1-13/16 | 12.5% | 12.5% | 18.8% | 250 | 56 |
| ７枠 | 0- 0- 1-16/17 | 0.0% | 0.0% | 5.9% | 0 | 9 |
| ８枠 | 1- 1- 0-17/19 | 5.3% | 10.5% | 10.5% | 58 | 24 |
オールカマーは内枠有利となっています。
このレースが中山で行われた過去9年の枠順別データをみると、1枠が複勝率50％。2枠も勝率トップになるなど、ざっとデータを見るだけでも内枠有利かなという感じがします。
| 枠順 | 着別度数(中山開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1～4枠 | 5- 8- 3- 36/ 52 | 9.6% | 25.0% | 30.8% | 93 | 84 |
| 5～8枠 | 4- 1- 6- 57/ 68 | 5.9% | 7.4% | 16.2% | 78 | 38 |
1~4枠、5~8枠という括りで見た時も、やはり内枠が勝率から複勝回収率まで全てにおいて内枠の方が上の成績を残すなど、内枠が圧倒的な成績となっていました。
今週から中山はCコース替わり。これまで使ってきた内側の馬場が隠される形になり、また新しい内側の馬場が出現します。最近の中山芝は十分内枠有利のレースが続いていましたが、今回もまた内枠有利に可能性は非常に高いです。
ここは内枠を引いた馬。もしくはできるだけ内側を通れる可能性の高い馬を狙うというのがセオリーとなるでしょう。
推奨理由③「高速馬場になりやすくスピード馬が台頭」
| 前走距離 | 着別度数(中山開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 同距離 | 2- 4- 3- 10/ 19 | 10.5% | 31.6% | 47.4% | 98 | 110 |
| 今回延長 | 4- 5- 3- 57/ 69 | 5.8% | 13.0% | 17.4% | 107 | 51 |
| 今回短縮 | 3- 0- 3- 25/ 31 | 9.7% | 9.7% | 19.4% | 28 | 44 |
オールカマーは今回距離延長になる馬の激走が目立ちます。
まず今回距離延長、距離短縮。そして前走同距離というザックリした括りでみると、前走同距離や距離延長の回収率の高さ。激走率の高さが目に付きます。逆に距離短縮は勝率や複勝率などは水準程度ですが回収率は低く、人気になる強い馬だけが馬券になっているような感じです。
| 前走距離 | 着別度数(中山開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1600m | 1- 1- 0- 3/ 5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 156 | 90 |
| 1800m | 0- 0- 1- 6/ 7 | 0.0% | 0.0% | 14.3% | 0 | 52 |
| 2000m | 3- 4- 2- 46/ 55 | 5.5% | 12.7% | 16.4% | 121 | 49 |
| 2200m | 2- 4- 3- 10/ 19 | 10.5% | 31.6% | 47.4% | 98 | 110 |
| 3200m | 2- 0- 0- 7/ 9 | 22.2% | 22.2% | 22.2% | 74 | 33 |
詳細な前走距離別のデータを見ても前走2000メートル、前走2200メートルはもちろん、前走1600メートルだった馬も問題なく好走しており、むしろ回収率をみると穴を開ける激走が多いぐらいです。前走1600メートルだからと言って割引する必要は全くないでしょう。
先程の枠順データではCコース替わりで内枠有利という話しをしましたが、やはり良好な馬場状態で行われることが多いのに伴って、それだけスピードが要求されるというわけです。
今年も土曜日の段階では重馬場でしたがこの後は晴れ予報。今の中山の水はけの良さを考えると、日曜には再び良馬場。スピードが必要な馬場に戻る可能性が高いです。
2200メートルという中途半端な距離ですがステイヤーというよりはマイラー。スタミナというよりはスピードが重要になってくるでしょう。
| クリスマスローズ牝系 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1000m～1300m | 2- 2- 0-22/26 | 7.7% | 15.4% | 15.4% | 85 | 38 |
| 1400m～1600m | 3- 5- 6-28/42 | 7.1% | 19.0% | 33.3% | 51 | 128 |
| 1700m～2000m | 5-12- 3-36/56 | 8.9% | 30.4% | 35.7% | 130 | 80 |
| 2100m～2400m | 1- 0- 1- 3/ 5 | 20.0% | 20.0% | 40.0% | 102 | 78 |
| 2500m～ | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
そもそもガイアフォースは純粋なマイラーではないはずで、ガイアフォースの曾祖母。クリスマスローズからの牝系をたどると1600メートル以下のマイラーというよりは、2000メートル前後をベストにする中距離馬を数多く排出していました。父キタサンブラックが現在の中長距離路線に多くの活躍を出していることを考えても、ガイアフォースはマイラーというよりはマイルもこなせる中距離馬である可能性が高いです。
推奨理由④「賞金加算を目指して勝負度の高い一戦」
ガイアフォースは賞金加算を目指して勝負度の高い一戦になります。
この馬の陣営コメントをみると「賞金面に不安があったのでここで賞金を加算して天皇賞秋に行けたらいいと思っています」というコメントを残しており、ここは次へ向けての叩きというより、賞金加算のためにしっかり勝ちに来た可能性が高いです。
実際にこの馬の収得賞金を確認すると現在4800万。これは今回の出走メンバーで言えば重賞未勝利のアラタと同じ賞金しか持っておらず、G1馬はもちろんマテンロウレオ、エヒト、ノースブリッジ、マリアエレーナなんかと比べても下の収得賞金になっています。
今年の天皇賞秋はイクイノックスとドウデュースの再戦ばかりに注目が集まっていますが、その他にジャックドールやプログノーシス、スターズオンアースなど脇を固める馬たちもかなり豪華です。ここにノースブリッジやマリアエレーナなどG3馬もこぞって出たいとなれば、もしかしたらガイアフォースは除外になってしまう可能性があるのです。
実際に今回の追い切りを見ても1週前に自己ベスト更新。坂路51秒台ながら終い11秒台でまとめるなど、かなりミッチリとやってきていますし、これは賞金加算のためにココを勝ちに来ている可能性は高いです。
他の有力馬にとっては叩き台という意味合いが強い一戦ですが、ガイアフォースにとっては賞金加算が必要な一戦。勝負気配が高い一戦と見て、この馬を本命にしたいと思います。
まとめ
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