皆さんこんにちは。アギョウです。
◎アグリ
・前哨戦から仕上がりキッチリ
・開幕週らしく内前有利のレース
・夏続戦組より秋G1を見据える前哨組
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「前哨戦から仕上がりキッチリ」
1週前に坂路50.9秒という速い時計をマークしつつ終いも11秒台でまとめる動きが出来ていました。最終追い切りは乗り替わりとなる横山典弘騎手を乗せて、軽く流す程度のものでしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。
阪急杯の時に坂路50.8秒、終い11.9秒という時計を出していますが、今回は坂路50.9秒、終い11.9秒ということで、ほぼ阪急杯と同じような時計になっていました。仕上がりとしても阪急杯と同じくらいの水準にありそうです。
この中間は8月10日、約1ヶ月前から坂路で入念に乗り込んでいるのも好印象で、スプリンターズステークスへの叩き台仕上げという感じがしません。むしろ阪急杯のように前哨戦から能力全開の仕上がりである可能性が高いです。前哨戦としては申し分ない状態でしょう。
推奨理由②「開幕週らしく内前有利のレース」
脚質 | 着別度数(阪神開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 3- 1- 0- 3/ 7 | 42.9% | 57.1% | 57.1% | 778 | 201 |
先行 | 2- 3- 2-17/24 | 8.3% | 20.8% | 29.2% | 45 | 74 |
中団 | 2- 2- 4-29/37 | 5.4% | 10.8% | 21.6% | 16 | 52 |
後方 | 0- 1- 1-29/31 | 0.0% | 3.2% | 6.5% | 0 | 17 |
セントウルステークスは内前有利が顕著なレースです。
このレースが阪神で行われた過去7年の脚質別データをみると、逃げ馬が勝率42.9%。複勝率57.1%。回収率も素晴らしい数字を残しています。その他を見ても前に行ける順番に成績は良くなっている傾向にありました。
やはりセントウルステークスは開幕週。馬場状態が良好な中で行われることが殆どです。1200メートルという距離も相まって、なかなか前が止まらないのです。
枠順 | 着別度数(阪神開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 3- 2- 4-34/43 | 7.0% | 11.6% | 20.9% | 134 | 67 |
5~8枠 | 4- 5- 3-44/56 | 7.1% | 16.1% | 21.4% | 24 | 49 |
また枠順も内であるに越したことはなく、外枠からでも強ければ問題なく馬券絡みしてきますが、回収率をみると恵まれるのでは内枠であるのは一目瞭然です。
ここは内前有利。内枠を引いた馬か前に行って内側のポジションを取れそうな馬からというのがセオリーとなるでしょう。
今回はアグリ、スマートクラージュの2頭で本命は迷ったのですが、アグリの方が内側の枠順を引くことができました。さらに今回はこれといった逃げ馬も不在。テイエムスパーダが行きたいのかなという程度で、他は控える競馬でも問題ないタイプばかりです。その中でアグリは高松宮記念で前に行けたように先行力がある方でしょう。近走通りの競馬ができれば必然的に恵まれるのではないかと思います。
推奨理由③「夏続戦組より秋G1を見据える前哨組」
間隔 | 着別度数(阪神開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
~4週 | 3- 2- 4-41/50 | 6.0% | 10.0% | 18.0% | 27 | 52 |
5~14週 | 1- 4- 1-23/29 | 3.4% | 17.2% | 20.7% | 15 | 40 |
15週~ | 3- 1- 2-14/20 | 15.0% | 20.0% | 30.0% | 267 | 92 |
ここは夏競馬延長戦の馬よりも、秋G1を見据える前哨戦組が好走傾向です。
セントウルステークスは秋競馬開幕週に行われますが、JRAの番組上ではサマースプリントシリーズ最終戦と位置づけられているせいか、夏競馬を戦ってきてココが最終戦と考えている馬と、次のスプリンターズステークスを見据えてココを始動戦とする馬がごちゃまぜになるのですが、有利となるのは次のスプリンターズステークスを見据えた前哨戦組。ここが始動戦となるような馬です。
実際の間隔別データを直近1ヶ月以内に出走があった馬。5~14週程度の間隔となる6月以降に一度使った馬。そして6月以降はずっと休んでいた15週以上の間隔が空いた馬の3つに分けると、やはり間隔が空けば空くほど複勝率は高まる傾向にありました。15週以上の間隔が空いてるというだけで単勝回収率100%を超えているほどです。
ここは夏競馬を一度使っているような馬よりも、今回が休み明けでリフレッシュな馬の方が狙い目となるでしょう。
安田隆行厩舎(過去5年の1~3人気) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 | |
---|---|---|---|---|---|---|
G3 | 10- 9- 2- 19/ 40 | 25.0% | 47.5% | 52.5% | 64 | 81 |
G2 | 6- 1- 3- 7/ 17 | 35.3% | 41.2% | 58.8% | 130 | 85 |
G1 | 2- 3- 1- 7/ 13 | 15.4% | 38.5% | 46.2% | 62 | 76 |
休み明けとなると仕上がり的にどうかという不安はつきものですが、安田隆行厩舎なら状態面はそこまで気にしなくても大丈夫でしょう。
というのも安田隆行厩舎の1~3番人気におけるクラス別データ。重賞に人気馬を送り込んだ場合のデータをみると、G1と比べて明らかにG2やG3の好走率が高くなっており、G2に至っては単勝回収率100%を超えていました。G2で人気になるような馬。つまりG1も狙えるような有力馬を送りこんできた場合はしっかり人気に応えることができているのです。
安田隆行厩舎は次がG1だからといって完全な叩き台仕上げで出てくることは少なく、むしろG2やG3などの前哨戦で仕上げすぎてしまう傾向にあるくらいです。
詳しい話しは追い切り診断でしていますが、今回のアグリの調整を見ても、前哨戦にしてはかなりシッカリやっているなという印象で、休み明けだから前哨戦だからといって割引する必要は全くないでしょう。
まとめ
セントウルステークス、自信の本命はアグリです!
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