皆さんこんにちは。アギョウです。
◎シャイニーロック
・休み明けからこの馬としては良く動いた
・近年になって前有利の傾向が顕著に
・佐々木晶厩舎は休み明けでこそ
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「休み明けからこの馬としては良く動いた」
この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、前走は坂路で終い12秒台後半。その前のマイラーズカップに至っては終い13秒台まで失速してしまうなど、お世辞にも良いとは言えない動きでしたが、今回は終い12秒台前半でまとめる動きが出来ていました。今回はこの馬としてはよく動けていました。
中11週で追い切り3本と調教本数は少なめですが、5走前にリゲルステークスを勝った時も2ヶ月半ぶりのレースで追い切り3本。3勝クラスを勝った時も2ヶ月半ぶりで追い切り2本と、元々調教本数も少ない馬ですし何の問題もないでしょう。
今回は休み明けですが、この馬としては非常に動けていたなという感じで、ここへ向けて万全の仕上がりにありそうです。
推奨理由②「近年になって前有利の傾向が顕著に」
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1- 2- 0- 9/ 12 | 8.3% | 25.0% | 25.0% | 60 | 115 |
| 先行 | 4- 3- 6- 26/ 39 | 10.3% | 17.9% | 33.3% | 56 | 153 |
| 中団 | 4- 2- 4- 44/ 54 | 7.4% | 11.1% | 18.5% | 45 | 43 |
| 後方 | 1- 3- 0- 42/ 46 | 2.2% | 8.7% | 8.7% | 136 | 53 |
京成杯オータムハンデは近年前有利の傾向となっています。
まず過去10年の脚質別データをみると逃げ先行で過去10年5勝、中団後方で過去10年5勝。それぞれ複勝率なども平均程度となっており、極端にどちらかが良いかという感じはしませんが、これが近5年で見ると傾向が見えてきます。
| 脚質 | 着別度数(直近5年) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 1- 2- 0- 3/ 6 | 16.7% | 50.0% | 50.0% | 120 | 230 |
| 先行 | 2- 2- 4-10/18 | 11.1% | 22.2% | 44.4% | 66 | 211 |
| 中団 | 2- 0- 1-25/28 | 7.1% | 7.1% | 10.7% | 66 | 21 |
| 後方 | 0- 1- 0-23/24 | 0.0% | 4.2% | 4.2% | 0 | 7 |
直近5年では逃げ馬が複勝率50％。先行馬も複勝率44.4％と過去10年で見た時と比べて一気に成績が跳ね上がっており、複勝回収率もそれぞれ100％を超えていました。その代わり中団後方からの成績が下がっています。近年のこのレースでは前有利が顕著となってきました。
これはもちろん開幕週。馬場整備技術が進んだ近年はさらに開幕週の影響が強くなったということでしょう。今年も台風の影響が残るかと思いきや、全くそんな様子はなく土曜の中山芝ではコースレコードが出るような有様です。今年も前に行けるスピードがあるかどうかは重要になってくるでしょう。
シャイニーロックはマイル以下で逃げれば強いという馬で、2走前のマイラーズカップではシュネルマイスター、ガイアフォース、ここでも人気になりそうなソウルラッシュと差のない競馬をしており、5走前のリゲルステークスではラインベックを完封していました。
そんな馬だけに今回も陣営から徹底した逃げ宣言が出ています。グラニットとの兼ね合いだけがどうかなと思っていましたが、あちらは今回控える競馬を示唆しており、グラニットの1つ内側という枠順的にも徹底した逃げが取りやすいのではないかと思います。逃げることさえできれば近年の傾向や、この馬の特徴からして好走は十分考えられるでしょう。
推奨理由③「佐々木晶厩舎は休み明けでこそ」
| 佐々木晶厩舎 | 着別度数(過去5年) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ２週 | 6- 15- 11- 82/ 114 | 5.3% | 18.4% | 28.1% | 62 | 94 |
| ３週 | 24- 22- 28- 164/ 238 | 10.1% | 19.3% | 31.1% | 77 | 95 |
| ４週 | 22- 19- 29- 114/ 184 | 12.0% | 22.3% | 38.0% | 185 | 104 |
| 5～ 9週 | 24- 18- 19- 170/ 231 | 10.4% | 18.2% | 26.4% | 61 | 69 |
| 10～25週 | 25- 26- 32- 206/ 289 | 8.7% | 17.6% | 28.7% | 98 | 101 |
佐々木晶三厩舎は、間隔を空けての激走率が高くなっています。
まず佐々木厩舎の間隔別データをみると4週空いての出走が良いな、10週以上間隔を空けた場合も回収率が高いなという感じで、いまいち傾向が見えてきませんが、これを特別レースや重賞など格式高いレースに限定すると傾向は見えてきます。
| 佐々木晶厩舎 | 着別度数(過去5年) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 特別で間隔10週以上 | 12- 13- 17-102/144 | 8.3% | 17.4% | 29.2% | 131 | 115 |
| 特別で間隔10週未満 | 22- 29- 29-202/282 | 7.8% | 18.1% | 28.4% | 48 | 74 |
| 重賞で間隔10週以上 | 2- 1- 2-15/20 | 10.0% | 15.0% | 25.0% | 200 | 136 |
| 重賞で間隔10週未満 | 3- 4- 4-29/40 | 7.5% | 17.5% | 27.5% | 39 | 93 |
特別レースや重賞など格式高いレースにおいては、間隔を空けた場合に激走率が高いのは一目瞭然。特別、重賞とレースの格が上げれば上がるほど、間隔を空けた場合の回収率が高くなっていました。
佐々木厩舎は強め、一杯などを多用するハードな調教ばかりをする厩舎のため、ハード調教が続く間隔が詰まっての出走だと本来の能力を出しきれない場合があるのです。逆に間隔を空けてフレッシュな状態でこそ真価を発揮する厩舎というわけです。
シャイニーロックの戦績を見ても、まさに間隔を空けた場合の激走が多く、ラインベックを倒した5走前のリゲルステークスは間隔が空いての出走で、3勝クラス脱出を決めた日高ステークスの時も休み明けでした。
| シャイニーロック | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ２週 | 0- 0- 0- 1/ 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| ３週 | 2- 2- 1- 4/ 9 | 22.2% | 44.4% | 55.6% | 270 | 231 |
| ４週 | 1- 0- 1- 7/ 9 | 11.1% | 11.1% | 22.2% | 14 | 27 |
| 5～ 9週 | 0- 0- 3- 6/ 9 | 0.0% | 0.0% | 33.3% | 0 | 75 |
| 10～25週 | 2- 1- 2- 3/ 8 | 25.0% | 37.5% | 62.5% | 486 | 267 |
シャイニーロックの間隔別データを見ても10週以上の間隔を空けた場合は複勝率62.5％。回収率も非常に素晴らしい数字を叩き出していました。この馬は休み明けでこそというタイプなのです。
近走は間隔が詰まってのレースばかりでしたが、得意の休み明けとなるココが絶好の狙い目と見て、この馬を本命にしたいと思います。
まとめ
京成杯オータムハンデ、自信の本命はシャイニーロックです！
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