【チャンピオンズカップ2022】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい、皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はチャンピオンズカップが、どんな特徴があるのかを解説していきます。

それじゃあ早速、人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 2- 3- 0- 3/ 8 25.0% 62.5% 62.5%
2番人気 2- 0- 0- 6/ 8 25.0% 25.0% 25.0%
3番人気 0- 3- 3- 2/ 8 0.0% 37.5% 75.0%
4番人気 1- 0- 0- 7/ 8 12.5% 12.5% 12.5%
5番人気 0- 0- 1- 7/ 8 0.0% 0.0% 12.5%

チャンピオンズカップは少波乱の余地があるレースではないかと思います。

チャンピオンズカップに名前が変わってから、まだ8回しかレースはやっていないのですが、その中では2番人気や4番人気、5番人気が低調な成績になっており、人気薄の馬が絡んでくることも珍しくありません。

チャンピオンズカップは素直に能力通りとはいかず、能力以外の要素も必要になってくるレースです。それが何なのかというのは、この後でジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

枠順

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 2- 2-10/14 0.0% 14.3% 28.6%
2枠 2- 2- 1-11/16 12.5% 25.0% 31.3%
3枠 2- 0- 1-13/16 12.5% 12.5% 18.8%
4枠 1- 0- 0-15/16 6.3% 6.3% 6.3%
5枠 2- 0- 1-13/16 12.5% 12.5% 18.8%
6枠 1- 1- 2-12/16 6.3% 12.5% 25.0%
7枠 0- 3- 1-12/16 0.0% 18.8% 25.0%
8枠 0- 0- 0-15/15 0.0% 0.0% 0.0%

チャンピオンズカップは内枠有利、外枠不利でしょう。

1~4枠で過去8年5勝。5~8枠で過去8年3勝。複勝率も1枠や2枠などが高く、内枠有利の傾向が出ています。

外枠は7枠くらいまでなら馬券絡み出来ていますが、8枠はチャンピオンズカップが始まってから3着以内すらありません。カフェファラオやクリソベリル、インカンテーションなど8枠で割りと人気になった馬もいたのですが、あっさり馬券圏外に沈んでいます。

チャンピオンズカップが行われる中京競馬場は、最終コーナーの角度が極端にきついため、芝、ダートを問わずに内枠有利、外枠不利の傾向があるのです。コーナーで外々を回るのが致命的になることも珍しくありません。

内枠有利、外枠不利がチャンピオンズカップが、素直に能力通りとはいかない一つの要因でしょう。

脚質

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0- 0- 3- 6/ 9 0.0% 0.0% 33.3%
先行 4- 3- 3- 19/ 29 13.8% 24.1% 34.5%
中団 2- 2- 1- 39/ 44 4.5% 9.1% 11.4%
後方 2- 3- 1- 37/ 43 4.7% 11.6% 14.0%

チャンピオンズカップは基本的に逃げ先行馬が有利です。

逃げ先行馬が差し追い込みに比べて、3倍近い複勝率を残しています。インティが逃げて連続好走したり、距離が長そうで人気を落としていたコパノリッキーなんかも、逃げ粘って穴を開けたりしています。

先程の枠順データで中京は最終コーナーで外を回るのが致命的になるという話しをしましたが、それなら最短距離を走ることができる逃げ馬。比較的、距離ロスが少なく済みやすい先行馬が有利なのは当然のことです。

もし差し馬たちにチャンスがあるとすれば、2018年のウェスタールンドのような、一か八かのイン突きになるでしょう。

もちろん強ければ、外から差してくるような形でも馬券になりますが、恵まれるのは間違いなくインを走れる可能性が高い逃げ先行馬たちです。

基本データまとめ

簡単に、ここまで話した内容をまとめますと、チャンピオンズカップは、

・能力通りとはいかず少波乱の余地がある
・中京競馬場は内枠有利、外枠不利
・インを通れる可能性の高い逃げ先行馬が有利

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

ここからは、これらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が、今年のチャンピオンズカップにピッタリかというのを考えておこうと思います。

前走着順

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走3着 2- 3- 2- 12/ 19 10.5% 26.3% 36.8%
前走4着 2- 0- 0- 9/ 11 18.2% 18.2% 18.2%
前走5着 1- 0- 0- 13/ 14 7.1% 7.1% 7.1%
前走6~9着 0- 2- 1- 17/ 20 0.0% 10.0% 15.0%
前走10着~ 0- 0- 2- 14/ 16 0.0% 0.0% 12.5%

前走6着以下の馬は、過去8年で勝っていません。

人気データのところで、あまり能力通りには決まらないという話しをしましたが、それでも勝つには最低限の能力です。前走掲示板にも名前の乗らない、6着以下になるような馬では、能力的にどうでしょうか。

前走クラス

前走レース名 着別度数 勝率 連対率 複勝率
JBCクラG1 4- 2- 1-22/29 13.8% 20.7% 24.1%
マイルG1 2- 2- 1- 5/10 20.0% 40.0% 50.0%
JBCLクG1 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%
日本TG2 1- 0- 0- 1/ 2 50.0% 50.0% 50.0%

前走G1だった馬が過去8年7勝。G1以外となると過去8年で1勝しかありません。

前走G1以外の1勝というのも、2019年のクリソベリルで、この馬は前走で0.8秒のも着差をつけての圧勝でした。G2では力が違いすぎるというところを見せていたのです。

今年はG2などで、そこまで着差をつけて勝った馬はいないですし、基本的には前走G1を走っていたような強い馬を重視でいいのではないかと思います。

先程の前走着順データと合わせて考えると、いくらチャンピオンズカップが波乱の余地があるとは言っても、前走G1で掲示板を確保するぐらいの能力は必要です。

これまで2つのデータをクリアして残っているのはクラウンドプライド、シャマル、テーオーケインズの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走枠順のデータではないかと思います。

前走枠順

前走枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 4- 1- 4- 46/ 55 7.3% 9.1% 16.4% 166 93
5~8枠 4- 7- 4- 55/ 70 5.7% 15.7% 21.4% 46 67

前走内枠だった馬が、ここでは穴を開けています。

枠順や脚質のところで、チャンピオンズカップは内を走れそうな馬が圧倒的に有利という話しをしましたが、それなら前走でも内を立ち回るような競馬。内枠を生かす競馬が出来ているのが有利に決まっています。

ダートは砂を被ると駄目だったり、アメリカ血統からくる揉まれ弱い馬も多いのですが、そういう馬は微妙です。

ここは内で脚を溜める競馬ができる馬だったり、内枠からスムーズに逃げることは出来ている、内を活かす競馬ができる馬に要注目です。

前走5着以内、前走G1、そして前走4枠以内という、3つのデータを同時にクリアした時。勝率25.0%、複勝率43.8%。回収率は100%を大きく超えています。

今年の出走馬で、これをクリアしたのはクラウンプライドしかいません。

まとめ

というわけで、今年のチャンピオンズカップにピッタリの馬は、クラウンプライドではないかと思います。

この馬は、国内で先行する競馬が出来た時は大きく崩れていません。今回も目立った逃げ馬が不在で、出遅れさえなければ、スムーズに先手を取ることができるでしょう。

また、唯一負けたのが1600メートルかつ、重馬場でスピードが必要な馬場状態だったヒヤシンスステークスです。良馬場だったり地方だったり、ダートらしくスタミナが必要な流れでは大きく崩れてないと見ることができます。

タイプ的に、このレースで穴を開けまくったインティに似ているなという感じで、この舞台がピッタリではないかと思います。