【チャンピオンズカップ2022】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はチャンピオンズカップの追い切り診断となります。

それでは早速テーオーケインズから見ていきましょう。

テーオーケインズ【A】

最終追い切りの坂路こそ軽めですが、1週前のCWでは終い11秒台を出すなど、シッカリと負荷をかけています。去年のこのレースと比較すると最終、1週前ともに、今年の方が速い調教タイムが出ており、単純に昨年と遜色ない。もしくは去年より上があってもおかしくありません。前走も仕上げていたと思うので、前走からの上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。

この馬はダート馬にしては調教で良く動きます。速いタイムを出そうと思えば、CWで80秒を切ってくるようなこともあります。ダート馬にしては、かなりスピードがあるのです。ちょくちょく崩れることもありますが、それは殆どがハイペースやタフな馬場でのスタミナ勝負に泣かされた形です。ここも極端なハイペースやパサパサの良馬場などでスタミナ勝負にならない限りは、持ち前のスピードで上位争いしてくるのではないかと思います。

クラウンプライド【A】

最終追い切りで坂路51.0秒を出した時は、終いに失速していましたが、これはいつものことです。2着に好走した前走も坂路50秒台を出した時は、終い13秒台まで失速していました。あまり調教で目立った動きをしていませんが、この馬はいつもこんなもので調子が悪いとかではないでしょう。今回もこの馬なりには動けているかなというところで、ここは前走同様ぐらいの状態ではないかと思います。

この馬はテーオーケインズとは対象的なタイプです。調教であまり目立った動きをする馬ではなく、ダート馬らしくスタミナが武器ではないかと思います。今回も前に行ってスタミナを活かす形で、どこまで粘れるかになるでしょう。道悪やスローペースというよりは、良馬場、他の馬がバテるようなハイペースになれば面白いかもしれません。

グロリアムンディ【B】

最終、1週前と一杯に追われた上に、土日にも坂路で時計を出すなど、この中間はかなりハードな調教をこなしています。これが吉と出るか凶と出るか次第になりそうですが、そもそもここまでハードにやっているのは仕上がりに不安があるからではないかと思います。

というのも、今回の1週前追い切りは2歳未勝利馬と併せ馬をしたのですが、あやうく併せ馬で遅れそうになっていました。一杯に追って、なんとか先着したという感じです。前走の調教では、あのチュウワウィザードに併せ馬で先着するなど、元々調教は動くタイプだっただけに、今回の1週前追い切りは少し不安が残ります。

休み明けでなんとか間に合わせたという感じの仕上がりで、ここは万全とまではいかない可能性が高いでしょう。

オーヴェルニュ【A】

1週前にCW80秒を切る速い時計を出していました。シリウスステークスから叩き3走目になりますが、調教の手を緩めるようなことはしていません。3走前の帝王賞や4走前の平安ステークスの時は、暑さを気にして軽めの調教しかしていませんでしたが、今回はそんなこともありません。前走こそ案外な結果になりましたが、今回もシリウスステークスぐらいは走れていい状態だと思います。

サクラアリュール【×】

水曜の段階で最終追い切りをしていません。最終追い切り終了後、追記させてもらいます。

サンライズノヴァ【S】

近走は併せ馬に大きく遅れたり、坂路で速い全体時計を出しても終い13秒台になるなど、流石にもう厳しいのかなという感じでしたが、今回は久しぶりに終い最速の良い末脚を見せてくれました。このレースに出てくるノットゥルノにこそ僅かに遅れてしまいましたが、ここ最近の中ではダントツで良い動きでした。近走はあまり良いところがありせんが、この馬の復活があるとすれば、ここだなと思わせるような動きです。近走最大の仕上がりと見て間違いありません。ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。

サンライズホープ【A】

この馬は一杯に追って、なんとか速い時計を出している感じですが、これはいつものことです。パッと見ると、あまり良い動きには見えませんが、決して状態が悪いというわけではないでしょう。むしろ勝った前走が終い12秒台が精一杯。今回の1週前には終い11秒台で、前走より動けているくらいです。状態としては好調キープでしょう。ザ・スタミナ型。典型的なダート馬という感じですから、この馬もスタミナ勝負になればチャンスがあるかもしれません、

シャマル【B】

この中間はCW長めでの調教が増えています。距離延長に備えて、しっかり準備してきている点は良いと思いますが、肝心の状態としてはどうかなというところで、同じくCW長めが中心だった3走前。サマーチャンピオンの時は終い11秒台前半を連発する動きでした。間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、今回はそこまで動けていません。流石に前走以上はないかなという感じで、ここは良くて前走同様まででしょう。

ジュンライトボルト【B】

今回は最終、1週前だけでなく、日曜にも強めに追うなど、この中間はかなりハードにやってきました。これがどう出るかというところですが、個人的にはやるまでもなく仕上がっているという感じで、馬なりで良い動きを連発していた前走の方が良かったのではないかと思います。今回はやや間隔が空いた影響が少なからずありそうです。万全の仕上げとまではいきません。

スマッシングハーツ【B】

前走は坂路50秒を切る時計を出しながら、終いも11秒台でまとめる動きをするなど、かなり仕上げていました。そのせいか、今回は中間に速い時計が一本もなく、馬なり中心の軽め調教ばかりになっています。この馬は前走が勝負だったのかなという感じで、ここは前走の余力でどこまでいけるかでしょう。

タガノビューティー【A】

最終追い切りでCW80秒を切る時計を出すなど、間隔が詰まっているながらも高い負荷をかけてきました。前走から大きなデキ落ちはありません。ただ前走もこれくらい速い時計を出す調教をしており、ここは良くも悪くも前走同様といったところです。前走ぐらい走って何着になるかでしょう。

ノットゥルノ【S】

ジャパンダートダービーの時は、直前の坂路はサラッと流す感じでしたが、前走の日本テレビ盃の時は、直前まで坂路50秒台を出す調教内容でした。前走は仕上がりきらず、ギリギリまで攻める調教をしていた可能性が高いです。それが今回は速い時計は1週前までで、直前の坂路はサラッと流す形で、良い時計が出ていました。これは前走以上。一番良かったジャパンダートダービーの時と遜色ない仕上がりでしょう。前走は叩き台。急仕上げだった可能性が高いです。G1へ向けて万全の仕上がりでしょう。

ハピ【B】

1週前の併せ馬で遅れていました。この馬は調教では良く動くタイプで、明確に併せ馬で遅れるのは今回が初めてとなります。前走がCW80秒を切る速い時計を出して、しっかり仕上げていただけに、その反動も多少なりともあるのでしょう。前走以上はないかなという感じで、ここは良くて前走同様までです。

バーデンヴァイラー【B】

この馬は1週前にキッチリやって、それ以外は馬なり中心というパターンが多いのですが、今回は1週前に限らず、一杯調教が多くなっています。調教本数が少ない中で一杯調教が多くなっており、これは急仕上げ気味の印象を受けます。悪くない時計も出ていますが、良い時は馬なりでもこれくらいは出る馬だけに、状態的に万全とまではいかないでしょう。

レッドガラン【B】

この馬が重賞で勝った時は、調教でも速い時計を出ていました。調教の動きが結果に直結しやすいタイプです。使い詰めなので仕方ないところもありますが、この中間は重賞で勝っている時ほど速い時計は出ていません。ダート適性については分からないですが、状態についてはそこまで上向いてきた感じがありません。前走同様です。

レッドソルダード【A】

ポリトラック中心の調整ですが、これはいつものことです。前走は終い11秒台後半が精々という感じでしたが、今回は最終追い切りで終い11.0秒。1週前には終い10秒台が出ていました。併せ馬にも楽々先着の調教内容で、この馬としては良い動きだったと思います。ここで能力的に足りるかどうかは別にして、状態自体は良さそうです。

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