皆さんこんにちは、アギョウです！
今回は弥生賞ディープインパクト記念の追い切り診断となります。
それでは早速トップナイフから見ていきましょう。
トップナイフ【A】
この馬が不甲斐ない走りをした野路菊ステークスはCWで終い12秒台。次の萩ステークスは最終追い切りで終い11.3秒。京都2歳ステークスでは1週前に終い11.0秒。そしてホープフルステークスでは終い11秒台を連発と、使うごとに調教で動くようになり、それに連れてレースでのパフォーマンスも上げていきました。
それに対して、今回は1週前に終い11.4秒をマークしましたが、それ以外は終い12秒台ばかりになっています。2週前には併せ馬に遅れてしまうなど、前走ほど絶好の仕上がりにはありません。調整過程や出ている時計なんかから考えると、今回は萩ステークスに一番近い状態かなと思います。今回はあくまで前哨戦仕上げになりそうです。
ここは萩ステークスぐらい走って、どれくらい通用するかでしょう。
タスティエーラ【A】
この馬は前走の追い切り診断でも言いましたが、新馬戦の段階で終い11秒台前半をマークするなど、デビュー初戦から万全の仕上がりでした。そのためデビュー2戦目だった前走や、今回にかけての上積みが少ないタイプです。前走は人気を裏切る走りになりましたが、走破タイムだけを見ると新馬戦と全く同じものになっており、新馬戦ぐらいはシッカリ走っていました。
そして今回もほぼ前走と同じくらいの仕上がりかなという感じで、ここは前走や新馬戦と同じぐらい走ってどれくらい通用するかでしょう。しっかり好調キープです。
ワンダイレクト【A】
最終追い切りでラスト3ハロン35.5秒。終いも11.2秒でまとめる動きを披露し、併せ馬にも楽々と先着出来ていました。1週前も併せ馬を突き放す動きを見せるなど、状態の良さを伺わせます。
ただ、この馬は元々調教では良く動くタイプで、新馬戦の段階でラスト3ハロン35.9秒。終いも11秒台前半でまとめていました。今回も良く動いていますが、ここへ向けての上積みまではありません。しっかり好調キープという感じです。
ここは前走や新馬戦ぐらい走って、どこまで通用するかです。
アームブランシュ【S】
元々あまり調教では動かないタイプで、勝った未勝利戦の時でさえ、南Wで一杯に追って終い12秒台。最終追い切りの坂路でも失速していました。それが今回は南Wで終い11秒台を連発するなど、この馬としては良く動いていました。使いつつ徐々に良くなっています。
これまでは3頭併せの最内に入れるような調教内容でしたが、今回は3頭併せの真ん中に入れるなど、意欲的な調整が施されておりキッチリ仕上げてきたなと思わせます。ここを目標に万全の仕上がりでしょう。
能力的に足りるかどうかは別にして、調教内容は文句なしです。
グリューネグリーン【B】
最終追い切りが計測エラーだったということで、今回は中間の内容だったり、最終追い切りの動きなんかの話しをしていきます。まず最終追い切りの動きは併せ馬に劣勢の手応えで、併せ馬の騎乗者からまだ来ないのか？と心配されるような有様でした。勝った京都2歳ステークスの時は併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていただけに、今回の動きは少し物足りません。中間の内容も大敗だった前走から特に変わった様子がなく、今回もどうでしょうか。
ゴッドファーザー【B】
1週前に一杯に追いましたが終い12秒台。併せ馬にも劣勢の手応えでした。新馬戦の時は楽々と終い11秒台。未勝利戦の時も坂路で終い最速など、元々調教は動いていた馬だけに、今回の1週前の動きは気がかりです。最終追い切りも芝で、そこまで目立つ動きではなかったですし、休み明けの影響が多少なりともありそうです。個人的には一度使ってからではないかと思います。
セッション【A】
最終、1週前と終い11秒台中盤を連発。一杯に追われる併せ馬を尻目に楽々と先着する動きが出来ていました。この馬は未勝利戦を勝った時なんかは終い11.0秒の時計が出るなど、元々調教は良く動くタイプですが、今回も良く動けています。ここに来ての上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。前走ぐらいは走れそうです。
フォトンブルー【B】
新馬戦を勝った時は、馬なり中心に遅めの時計ばかりで、厩舎ではやるまでもなく仕上がっているという感じでしたが、人気を裏切る走りになった黄菊賞の時は一杯に追って、速い時計を出すなど厩舎で高い負荷をかける形でした。ノーザンファームの馬らしく厩舎ではやるまでもなく仕上がっているというのは良いタイプなのでしょう。そして今回は1週前に強めに追ったり、最終追い切りも速い時計を出すなど、厩舎でも高い負荷をかけています。大敗続きの近走から変わった様子はなく、新馬戦の状態にない可能性が高いです。
ヨリマル【B】
勝った前走は遅い調教時計の中でもシッカリ折り合って、ラスト1ハロンで1.2秒も加速する動きが出来ていましたが、今回の最終追い切りで折り合いがギリギリといった感じで、今までにない強い前進気勢が出していました。そのせいか終いの加速もわずか0.1秒に留まるなど、上手く脚を溜めることが出来ていませんでした。前走で逃げたせいか、今回は少し気性的に難しくなっている印象です。前走以上を望むのは難しい精神状態のように見えます。ここは良くて前走同様といったところです。
レヴォルタード【S】
これまでは終い12秒台が精々といったところでしたが、この中間は終い11秒台を連発。最終追い切りに至ってはウインマリリンを相手に楽々と併せ馬で先着するなど、明らかに前走以上の状態です。使いつつ徐々に状態は良くなってきており、今回は近走最大の仕上がりなのは間違いありません。最終追い切りには乗り替わりとなる横山武史騎手が乗りに来るなど、ここへ向けて準備万端でしょう。仕上がりは万全です。
