【弥生賞2022】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい、皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は弥生賞が、どんな特徴があるのかを解説していきます。

それじゃあ早速、人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気

馬場 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
良馬場 6- 6- 6- 51/ 69 8.7% 17.4% 26.1% 68 65
稍重以上 4- 4- 4- 35/ 47 8.5% 17.0% 25.5% 164 94

弥生賞を予想する上で重要なのは、良馬場と道悪のデータを一緒に考えないことです。ここ最近は雨の影響を受けたレースが多く、過去10年だと良馬場と道悪のデータが半々になってしまいます。今回は良馬場と道悪にデータを分けて、話しをしていきますね。

まず、良馬場と道悪の大きな違いは、レースの波乱度合いが違います。

人気

人気(良場) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 3- 1- 1- 1/ 6 50.0% 66.7% 83.3%
2番人気 1- 2- 2- 1/ 6 16.7% 50.0% 83.3%
3番人気 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7%
4番人気 1- 1- 1- 3/ 6 16.7% 33.3% 50.0%
5番人気 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7%
人気(道悪) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 0- 1- 0- 3/ 4 0.0% 25.0% 25.0%
2番人気 2- 0- 0- 2/ 4 50.0% 50.0% 50.0%
3番人気 0- 1- 1- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0%
4番人気 0- 1- 1- 2/ 4 0.0% 25.0% 50.0%
5番人気 0- 0- 1- 3/ 4 0.0% 0.0% 25.0%

良馬場だと1番人気、2番人気の複勝率が80%を超えるなど、堅い決着が目立ちますが、道悪になると荒れています。良馬場だと能力、実績通りに決まりやすく、道悪だと適性などが問われるため能力通りとはいきません。馬場次第で馬券の狙い方も変わってくるでしょう。当日の馬場は要チェックが必要です。

枠順

枠番(良場) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 0- 0- 6/ 6 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 0- 0- 1- 5/ 6 0.0% 0.0% 16.7%
3枠 0- 0- 3- 3/ 6 0.0% 0.0% 50.0%
4枠 1- 1- 2- 3/ 7 14.3% 28.6% 57.1%
5枠 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
6枠 1- 0- 0- 9/10 10.0% 10.0% 10.0%
7枠 1- 4- 0- 7/12 8.3% 41.7% 41.7%
8枠 3- 1- 0- 8/12 25.0% 33.3% 33.3%
枠番(道悪) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 1- 0- 0- 3/ 4 25.0% 25.0% 25.0%
2枠 0- 1- 1- 3/ 5 0.0% 20.0% 40.0%
3枠 1- 0- 1- 3/ 5 20.0% 20.0% 40.0%
4枠 1- 0- 0- 4/ 5 20.0% 20.0% 20.0%
5枠 0- 2- 0- 3/ 5 0.0% 40.0% 40.0%
6枠 0- 0- 0- 7/ 7 0.0% 0.0% 0.0%
7枠 0- 1- 1- 6/ 8 0.0% 12.5% 25.0%
8枠 1- 0- 1- 6/ 8 12.5% 12.5% 25.0%

良馬場だと外枠にもチャンスがありますが、道悪だと内枠有利になるでしょう。

先程も言ったように、良馬場だと能力、実績通りに決まりやすいため、枠順云々というのは、あまり関係ないですが、道悪だとタフな勝負になる分、外々を回すロスが命取りになります。中山2000の道悪は、この時期の馬たちには、かなりキツイ条件で、ほとんどの馬がスタミナギリギリで走ります。外を回すロスが、スタミナ的な観点から厳しいのでしょう。

良馬場だと、枠順は関係ありませんが、道悪になった時は内枠を重視するべきです。

脚質

脚質(良場) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 1- 1- 0- 4/ 6 16.7% 33.3% 33.3%
先行 3- 4- 4-14/25 12.0% 28.0% 44.0%
中団 2- 1- 2-11/16 12.5% 18.8% 31.3%
後方 0- 0- 0-21/21 0.0% 0.0% 0.0%
マクリ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
脚質(道悪) 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0- 0- 0- 4/ 4 0.0% 0.0% 0.0%
先行 2- 1- 1-10/14 14.3% 21.4% 28.6%
中団 2- 1- 2-11/16 12.5% 18.8% 31.3%
後方 0- 2- 1-10/13 0.0% 15.4% 23.1%

良馬場だとやや前有利ですが、道悪になると追い込みにもチャンスがあります。

これも先程と同じようなことです。中山2000の道悪だとスタミナ的に厳しくなる馬がほとんどなので、最後までスタミナを温存していた後方の馬たちが揃って追い込んできます。良馬場だと中山らしく4コーナーでは、ある程度の位置にいる必要があるという感じでしょう。

これも良馬場と道悪では狙い方がまったく違ってきますので、当日の天気は、かなり重要になってきます。

基本データまとめ

簡単に、ここまで話した内容をまとめますと、弥生賞は、

・良馬場と道悪で、まったく傾向が違うレース
・良馬場だと能力通り、道悪だと内枠有利
・道悪になると追い込みも決まる

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

来週の天気予報を見ると、おそらく今年は良馬場だろうと見て、ここからは、良馬場の弥生賞に、どの馬がピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走着順

前走着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1着 4- 4- 0-21/29 13.8% 27.6% 27.6%
前走2着 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0%
前走3着 0- 0- 2- 5/ 7 0.0% 0.0% 28.6%
前走4着 0- 1- 0- 4/ 5 0.0% 20.0% 20.0%
前走5着 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

集計範囲:前走G1以外

良馬場の弥生賞では、前走G1以外で負けた馬は勝っていません。

良馬場だと能力、実績通りに決まりやすいと言いましたが、それに伴って、前走でも勝っている強い馬が有利に決まってます。G1だと相手が強かったので仕方ないところもありますが、G1以外で負けているような馬では、どうでしょうか。

前走人気

前走人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走1人気 3- 2- 0- 8/13 23.1% 38.5% 38.5%
前走2人気 0- 1- 1-10/12 0.0% 8.3% 16.7%
前走3人気 1- 1- 0- 4/ 6 16.7% 33.3% 33.3%
前走4人気 0- 0- 1- 6/ 7 0.0% 0.0% 14.3%
前走5人気 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%

集計範囲:前走G1以外

前走G1以外で4番人気以下の馬も、良馬場の弥生賞では勝っていません。

これも同じような話しです。今はネットの普及。データの一般化により、強い馬はすぐに見つかってしまいます。そんな中で前走G1以外で4番人気以下。これは能力的にどうでしょうか。良馬場の弥生賞では名実ともに上位の馬からだと思います。

前走初角位置

前走初角 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1/2頭以内 2- 3- 3-27/35 5.7% 14.3% 22.9%
1/2頭外 4- 3- 3-23/33 12.1% 21.2% 30.3%

前走半分より後ろで競馬をした馬が、半分より前で競馬をした馬の、2倍以上の勝率を誇っています。

前有利になりやすい中山のレースなのに、前走後ろから競馬をした馬が有利になるのは、この時期特有。クラシックを見据えた馬たち特有の傾向です。皐月賞やダービーなどを狙えそうな有力馬は、どの馬も折り合い重視。教科書どおりの競馬を叩き込まれる時期です。有力馬があればあるほど、後ろから競馬をしているのです。

脚質的に有利、不利とかではなくて、この時期は後ろから競馬をしている馬ほど能力的に高いことが多いのです。

ここまで能力的な3つのデータをクリアして残っているのはドウデュース、マテンロウレオの2頭だけです。この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは生産者のデータだと思います。

生産者

生産者 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ノーザンファーム 3- 2- 3-10/18 16.7% 27.8% 44.4%

ノーザンファームは近年、苦戦傾向にあります。

良馬場、道悪を問わずに、ノーザンファームは年を重ねるに連れて、勝ち星から遠ざかっています。近年は非ノーザンファームの有力馬が勝つというシーンが多くなってます。

最近は外厩の充実化により、2歳G1から皐月賞への直行というのが、非常に多くなりましたが、その煽りをモロに受けています。ノーザンファームの有力馬があまり出てこないため、非ノーザンファームのエースが、ここを勝ってクラシックに繋げるわけです。

今年はドウデュースが出てきましたが、そんなには仕上げてこないでしょうし、非ノーザンファームのエースを買うという、近年の傾向通りで良いのではないかと思います。

先程、名前を挙げた2頭のうち、非ノーザンファームの馬はマテンロウレオしかいません。

まとめ

というわけで、今年の弥生賞にピッタリの馬は、マテンロウレオではないかと思います。

この馬は前走のきさらぎ賞を勝ちましたが、そのまま皐月賞に向かわず、こちらに出てました。この使い方は少しにG1だと厳しいかもしれないから、G2やG3でなるべく稼いでおこうという使い方です。ここもキッチリ仕上げてくるはずです。今の主流から外れた、この使い方がハマるのではないかと思います。