皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ブライアンセンス
・使いつつ徐々に上昇し万全の仕上げ
・これまでの実績はあまりアテにならず
・良馬場では距離延長組は苦戦
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「使いつつ徐々に上昇し万全の仕上げ」
この馬が負けた2走前や新馬戦の時は、併せ馬に遅れていましたが、この中間はワンスカイ、ホウオウノーサイドといった同厩舎の芝短距離馬と併せ馬をしても、遅れるようなことはありませんでした。以前は強めに追って、なんとか終い11秒台を出しているというダート馬らしい、少し重さの残る走りをする馬でしたが、今回の最終追い切りでは馬なりで終い11.5秒。これまでとは一変した動きを見せています。
使いつつ徐々に良くなっているのは間違いなく、今回はこれまでで一番走れそうな状態になっています。この馬に関しては特にケチをつけるようなところもなく、ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
推奨理由②「これまでの実績はあまりアテにならず」
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 2- 0- 6/ 10 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 43 | 48 |
2番人気 | 3- 1- 0- 6/ 10 | 30.0% | 40.0% | 40.0% | 124 | 61 |
3番人気 | 3- 2- 4- 1/ 10 | 30.0% | 50.0% | 90.0% | 266 | 223 |
4番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 88 |
5番人気 | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 30 |
ユニコーンステークスは、これまでの実績が意外とアテになりません。
まず、ユニコーンステークスの人気別データを見てもらいたいのですが、1番人気が過去10年2勝、複勝率40%と低調な成績になっており、その代わりに2番人気や3番人気が成績を上げています。ユニコーンステークスは意外にも少波乱の余地があるレースです。
キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
中央ダートOP勝ちあり | 3- 5- 3- 20/ 31 | 9.7% | 25.8% | 35.5% |
こうなっている大きな理由として考えられるのは、これまでの実績があまりアテにならないからです。
ここまでダート路線ではヒヤシンスステークス、昇竜ステークス、青竜ステークス、鳳雛ステークス、伏竜ステークスなど、数多くのダートOP戦が行われており、それらのレースを勝ったような実績馬がここでも人気になるのですが、そういった馬たちが案外成績が奮わず、実際のデータを見ても勝率9.7%までになっていました。
ここまでの世代ダート戦線の実績があまりアテにならないのは、早熟の馬が芝以上に多いからです。ダート競馬の本流ともいえるアメリカでは、スピードと同じくらい早熟性も重要視されるため、いわゆるダート血統と言われる馬は、どうしても早熟の馬が多くなってくるのです。その結果、2歳や3歳初頭の段階では世代トップクラスの力を持っていても、ここに来て成長してくる馬にアッサリ逆転を許してしまうというわけです。
過去10年の勝ち馬を見ても、ここが初めてのダートOPクラス勝ち。ここになって成長してきた馬の勝利が非常に多くなっています。ここに来て成長というのがユニコーンステークスで少波乱を巻き起こすの一つの要因となるわけです。
今年もペリエール、グレートサンドシーがOPクラスを勝ってココに挑んできます。当然この2頭は実績を買われて人気になってくると思いますが、こういう馬よりもブライアンセンスのようなコレまで主な実績はなくても、ここに来て強くなったなと思わせるような馬が狙い目になるでしょう。
推奨理由③「良馬場では距離延長組は苦戦」
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 5- 4- 6- 50/ 65 | 7.7% | 13.8% | 23.1% | 71 | 89 |
今回延長 | 1- 2- 1- 39/ 43 | 2.3% | 7.0% | 9.3% | 31 | 45 |
今回短縮 | 4- 4- 4- 35/ 47 | 8.5% | 17.0% | 25.5% | 36 | 118 |
良馬場のユニコーンステークスでは距離延長組はイマイチです。
過去10年のデータを見るだけでも距離延長組が苦戦しているのが一目瞭然ですが、これが良馬場に限ってみるとこの傾向は更に加速します。
前走距離 | 着別度数(良馬場) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 1- 1- 3-19/24 | 4.2% | 8.3% | 20.8% | 83 | 71 |
今回延長 | 0- 0- 0-11/11 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
今回短縮 | 2- 2- 0- 8/12 | 16.7% | 33.3% | 33.3% | 65 | 83 |
良馬場だったユニコーンステークスでは、今回距離延長となる馬は1頭も馬券絡み出来ておらず、その代わりに今回距離短縮になるような馬が成績をグッと上げていました。
やはりダートで良馬場となるとタフな勝負になることが多く、1200mや1400mを使っていた馬ではスタミナ的に誤魔化しが聞かないというわけでしょう。逆に1600m以上の距離でも問題ようなスタミナ的な要素が強い馬が、良馬場のタフな勝負では台頭してくるのです。
ブライアンセンスは前走1600mを使っていますが、1800mの未勝利戦を圧勝しているように、スピードとスタミナならスタミナを武器にしているような馬です。今年は連日猛暑が続き、良馬場でレースが行われそうというのも大きなプラス材料になるでしょう。
まとめ
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