【チューリップ賞2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はチューリップ賞の追い切り診断となります。

それでは早速ドゥーラから見ていきましょう。

ドゥーラ【A】

間隔が空いての出走ですが、この中間は追い切り4本のみと少なくなっています。そのせいか1週前はCW80秒を切る速い時計を出すなど、これまでにはない調整過程となっています。

新馬戦の時は10本、前走も8本。時計も終い重点ということが多く、どちらかというとジックリ乗り込むタイプだっただけに、今回は急仕上げ気味の印象を受けます。

動きはそんなに悪くないため、ある程度は仕上がっていると思いますが、ここはあくまで休み明け。前哨戦という感じでしょう。

ここは前哨戦としては悪くない仕上げという感じです。

キタウイング【S】

美浦所属馬ですが、この中間は早めに関西に入って、栗東で調整しています。そのため前走や新潟2歳ステークスとの比較はできないですが、同じく栗東での調整だった阪神ジュベナイルフィリーズの時より状態は良さそうです。

というのも、阪神ジュベナイルフィリーズの時は最終追い切りでCW80.0秒を出すなど、この馬としてはかなり速い全体時計を連発していました。そのせいかレースでも前に行くような形になり、本来の能力が出せていません。そして美浦に帰って、いつも通りの軽め調教でジックリ乗り込んだ、フェアリーステークスであっさり巻き返したのです。今回は軽め調教。馬なりでジックリ乗り込んでこその馬なのでしょう。今回は栗東でもあまり速い時計を出せず、馬なりでジックリ乗り込んでいます。これなら阪神ジュベナイルフィリーズのようなことはありません。

ここも前走や新潟2歳ステークスのような末脚が使える可能性は高く、前哨戦でもしっかり能力を出せると思います。前哨戦から万全に近い調整内容です。

ペリファーニア【A】

この馬はデビュー戦だった前走から万全の仕上がりで、坂路で終い11.2秒をマークするなど、新馬とは思えないような動きをしていました。

今回も日曜に坂路で終い11.2秒。前走と同じようなラップで坂路を駆け上がっていました。最終追い切りも楽々と終い11秒台前半をマークするなど、前走同様の良い状態に仕上がっていそうです。

前走からの上積みまではないですが、今回もしっかり好調キープでしょう。前走ぐらいは走れそうです。

アリスヴェリテ【B】

やや間隔が空いての出走ですが追い切りは2本のみとなっています。そのせいか最終追い切りでは一杯に追って、なんとか失速せずに済んだという感じの動きになるなど、急仕上げ気味の印象を受けます。アルテミスステークスや野路菊ステークスなど、オープンでも好走出来ていた時の状態にはなさそうです。状態的にはどうでしょうか。

アンリーロード【S】

新馬戦の時は一杯に追って併せ馬に遅れたり、終い13秒台になるなど、まだまだな印象がありましたが、今回の中間は1週前に終い11秒台。併せ馬を大きく突き放す動きを見せていました。最終追い切りでもラスト1ハロンだけで0.7秒の加速を見せるなど、デビューしてから一番の末脚を見せていました。これまでで一番走れる状態なのは間違いないはずで、ここで一変する可能性も十分にあります。調教からは文句なしです。

エクローサ【B】

最終追い切りで一杯に追いましたが、終いに失速していました。前走は1週前に3頭併せをするなど、入念な乗り込みをしていましたが、この中間は併せ馬も全くしていません。前走よりは上は厳しいように感じます。ここは良くて前走同様。前走より少し下も十分考えられます。

カフジキアッキエレ【B】

最終追い切りで一杯に追いましたが、併せ馬に遅れた上に終いも13秒台に失速していました。勝った前走は併せ馬に先着する動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。この馬も良くて前走同様。個人的には前走より下の状態である可能性は高いと思います。ここはどうでしょうか。

コナコースト【B】

新馬戦の時は最終追い切りの終い11秒台。前走も楽々と終い最速をマークする動きが出来ていましたが、今回の最終追い切りは終い失速していました。1週前も馬なりだった併せ馬に対して、こちらは強めに追う形になるなど、劣勢の手応えでした。前走や新馬戦が良かっただけに、今回の動きは少し物足りません。ここは良くて前走同様といったところです。もしかしたら休み明け初戦が一番良いタイプなのかもしれません。

サーマルソアリング【A】

1週前に坂路で終い11秒台をマークし、併せ馬を突き放す動きを見せていました。最終追い切りは軽く流す程度になっていますが、1週前まででシッカリ仕上がっているでしょう。勝った前走より走れてもよさそうで、ここに来て徐々に良くなってきています。今のこの馬の能力はシッカリ出し切ってくれそうです。

ダルエスサラーム【A】

この馬はいつも坂路でラスト1ハロンで仕掛ける調教をする高野厩舎の馬ということで、坂路で終いにどれだけ加速できたかが重要になります。2走前のつわぶき賞は0.4秒の加速。前走の紅梅ステークスは0.5秒。そして今回は0.7秒ということで、近2走よりは良い状態ではないかと思います。ただ未勝利戦を圧勝時は一気に1.0秒も加速する動きが出来ていただけに、そこまでとはいきません。ここは前走よりは上。未勝利戦よりは下の状態といった感じです。

バースクライ【B】

この馬は新馬戦の段階で終い11秒台前半を出し、併せ馬にも先着する動きをするなど、新馬戦の段階で完成された動きが出来ていました。それだけに、ここに来ての上積みという点では微妙です。むしろこれまでは併せ馬をしたり長めから追ったりしていたのに、今回は単走のみで短めの距離で追い切りをするなど、調教負荷が軽くなっており、前走より下があっても不思議ありません。ここは良くて前走同様といったところです。

マラキナイア【A】

人気を裏切る走りになった前走は最終追い切りで終い13秒台。1週前には併せ馬に遅れるなどしており、本来の仕上がりでなかった可能性が高いです。それが今回は1週前に併せ馬を突き放し、最終追い切りでも楽々と終い最速でまとめる動きが出来ていました。前走のようなことはありません。ここは新馬戦やアルテミスステークスと同じくらいの状態。この馬なりに良い状態にありそうです。

モズメイメイ【A】

最終追い切りで坂路51.0秒をマークしつつ終いも失速することなく走れていました。元々調教は良く動くタイプですが、今回も良く動けていました。前走や前々走も調教の動きは良かったため、ここに来ての上積みまではないですが、今回もしっかり好調キープでしょう。前走ぐらいは問題なく走れそうです。

ルカン【A】

新馬戦の最終追い切りで、カレンルシェルブルやサンライズウルスといった、格上の馬に併せ馬で負けない動きが出来ていまいしたが、今回も格上相手に互角の動きを見せていました。ここに来てのデキ落ちなどはありません。むしろ金曜日の追い切りでは、坂路で楽々と終い最速をマークするなど、これまでのこの馬にはなかった動きを見せており、使いつつ徐々に良くなっている感じがします。まだ未勝利戦も勝っていないので能力的にどうかというのはありますが、状態や調教の動きなら、このメンバーに入っても見劣らないものがあります。

ルミノメテオール【A】

1週前に併せ馬を突き放す動き。最終追い切りの併せ馬は先着こそしなかったものの、終始優勢の手応えで進めることが出来ていました。坂路のみであまり目立った時計はありませんが、前走や前々走も坂路のみで、こんな感じの調整内容でした。前走からの上積みまではないものの、しっかり好調キープでしょう。前走ぐらいは走れそうな状態です。

レミージュ【A】

最終、1週前ともに併せ馬で先着していました。最終追い切りは今回に限って、体重の軽い荻野極騎手が乗ったため、そこまで参考にできませんが、1週前に助手さんが乗った時も良い動きが出来ており、これは調子が良さそうです。未勝利戦を勝った時と遜色ない状態でしょう。前走は牡馬相手の2000メートル戦だったということもあってか、あっさり負けてしまいましたが、この馬なりに良い状態はキープしています。前走や前々走、未勝利戦と同じくらいの状態です。

ワレハウミノコ【B】

この馬は実質の最終追い切りを日曜や土曜にやることが多く、近走の最終追い切りは坂路でサラッと流す形になっていたのですが、今回は短めの距離でとはいえ、CWで併せ馬をするなど、高い負荷をかけています。実質の最終追い切りだった土曜日も坂路50秒台を出すなど、この中間はかなり高い負荷が掛かっています。少しパターンは違いますが、一杯調教を多用して高い負荷をかけた2走前の未勝利戦では大敗しただけに、これはどうでしょうか。今回は新馬戦の時の調教パターンに似ており、今回は新馬戦ぐらいと考えた方がいいかもしれません。

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