皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はスワンステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ルガルから見ていきましょう。
ルガル
この馬は元々調教ではよく動くタイプで2走前の葵ステークスは坂路51秒台をマークしつつ終いも11秒台。前走なんかは坂路50秒台を出しながら終い最速。終い11.5秒でまとめるような動きが出来ていました。今回も1週前に坂路50秒台。最終1週前とラスト2ハロン23秒台を連発するなど相変わらず調教では素晴らしい動きを見せています。
葵ステークスの時はラスト2ハロン24.0秒。前走が24.5秒。そして今回が23.3秒という驚異的なタイムを叩き出したこと。最終追い切りの動きが右肩上がりで良くなってきていることを考えると、まだまだ成長の余地も見えます。状態はもちろん成長力。充実度という意味でも目を引く1頭です。
ここへ向けて万全の仕上がりではないかと見ています。
追い切り評価「S」
アヴェラーレ
この馬も元々調教ではよく動くタイプで、重賞を勝った前走は11秒台前半を連発。その前の京王杯スプリングカップの時なんかは終い10秒台が出ていました。今回も最終追い切りで終い11.1秒。この馬らしい良い動きが出来ています。
流石に勝った前走や前々走から大きな上積みがあるようには見えませんが、今回も一連の状態はキープしているでしょう。今回もこの馬らしい走りはできる状態にありそうです。
追い切り評価「A」
トウシンマカオ
この馬はスプリンターズステークスに出走予定でしたが熱発を発症し回避。こちらに目標に切り替えて出走してきたという経緯があります。それだけに仕上がり的にどうかなと思っていたですが、最終追い切りでは一杯に追われる併せ馬を尻目に余裕を持って抜け出す動きが出来ており、1週前も行きたがる馬を抑えるのに苦労するほど良い前進気勢を見せていました。これならレースでも問題なく走れる状態でしょう。
順調な仕上がりで絶好調の動きを見せていた前走や前々走ほどではありませんが、今回は去年の京阪杯やその前のオーパルステークスくらいは走れて不思議無いかなと見ています。
追い切り評価「A」
インダストリア
1週前に南Wの自己ベストを更新。最終追い切りも抑えきれない手応えという感じでラスト3ハロン36.0秒。終いも最速でまとめる動きが出来ていました。前走は妙に調教段階で大人しい感じがあり、全体時計はもちろん終いもラスト3ハロン36秒台後半が精々といった感じでしたが、今回はこの馬らしい活気が戻ってきています。
個人的に状態自体は良かったと見ている2走前のエプソムカップやダービー卿チャレンジトロフィーなんかと比べても遜色ない水準まで戻っているでしょう。前走は蹄の不安もあったとのことなので、もしかしたらそこら辺が大きく影響したかもしれません。
一転して今回はほぼ万全と言って差し支えない動きが出来ていますし、これなら状態的には巻き返してくる可能性が高いです。仕上がり的には万全と言ってもいいかもしれません。
追い切り評価「S」
ウイングレイテスト
1週前に終い11.2秒。最終追い切りも南Wで楽々と終い11秒台を出す動きが出来ていました。この中間は単走のみの調整になっていますが、時計自体はしっかり出ていますし、今回も仕上がりは悪くないでしょう。
前走以上とまでは言わないですが、今回もしっかり好調キープ。ここも前走ぐらい走れそうな状態です。
追い切り評価「A」
ウインマーベル
前走は最終追い切りで併せ馬に先着するなど、調教であまり動かないこの馬としてはよく動いているなという印象で、状態自体は良かったと思うのですが、今回も最終1週前ともに終い11秒台。調教であまり動かないこの馬としては悪くない動きが出来ていました。
G1だった前走からしっかり好調キープという印象で、ここに来て大きなデキ落ちは感じません。今回もこの馬なりに良い走りができる状態にはありそうです。
追い切り評価「A」
エクセトラ
最終追い切りはそこまで速い全体時計でもないのにアッサリ終い失速していました。2走前のTVh賞の1週前に坂路で終い11秒台。3走前や4走前なんかも坂路で終い失速することがなかっただけに、これはどうでしょうか。
前走が人気を裏切る走りだったところを見ても2走前辺りが状態的なピークだった可能性が高いです。ここは状態的に若干下降線気味の中でどれだけ頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
カイザーミノル
この馬で状態が良かったと思われる2021年の頃は坂路でマズマズの全体時計をマークしながら終いも12秒台前半。楽々と終い最速でまとめる動きが出来ていましたが、今回の日曜日に坂路調教をした際には一杯に追って終い13秒台。今回だけでなく近走も終い13秒台ということが増えています。
今回も近走から大きく変わった様子はないかなという印象で、良かった頃は馬なりで追うまでなく速い時計が出るという感じでしたが、今回は最終追い切りや1週前追い切りも強め一杯に追われるシーンがありました。
年齢が年齢ということもあって、ここは近走のこの馬でどれくらい頑張れるかと考えた方がいいでしょう。
追い切り評価「B」
グレナディアガーズ
最終、1週前と併せ馬でしっかり先着。いずれも一杯に追われる併せ馬を尻目に余裕のある手応えで回ってくることが出来ていました。2走前の阪急杯なんかは一杯に追って併せ馬に遅れていたことを考えると、今回は状態が良いと見ていいでしょう。
2走前よりは明らかに上の状態で、今回は休み明けから前走ぐらい走れてもいいかもしれません。仕上がりとしては上々。ムラなところがある馬ですが、今回はしっかり能力を出せていい状態ではないかと見ています。
追い切り評価「A」
サブライムアンセム
人気を裏切る走りだった前走は最終1週前ともに坂路で強めに追われるような調整内容で、普段はCWで抑えるのに苦労するほど行きっぷりを見せているこの馬としては少し物足りない印象がありました。
それが今回は最終1週前ともにCW。最終追い切りでは抑えるのに苦労するほどの行きっぷりを見せており、この馬らしい活気が戻ってきていました。これは状態が良さそうと見ていいでしょう。この馬で良かった阪神牝馬ステークスと同じような調整過程が踏めています。
今回乗り替わりとなる池添騎手が最終追い切りに乗ったのですが、池添騎手のおかげか普段より掛かり具合もだいぶマシな印象を受けましたし、これは乗り替わりがプラスに働く可能性も高いです。
追い切り評価「A」
スマートリアン
この馬が勝った2走前は馬なりでCW終い11秒台。坂路でも終い12.1秒。余裕を持って終い最速をマークする動きが出来ていました。
それが今回は1週前にCWで終い11秒台が出ましたが強めに追ってのもので、最終追い切りの坂路も終い12.4秒。ギリギリ終い最速という形になっていました。
2走前ほど絶好の状態にはなさそうで、ここは良くて2走前と同じくらい。前走と同じくらいの状態と考えた方がいいかもしれません。ここは前走ぐらいの状態でどこまで勝負になるかです。
追い切り評価「B」
タマモブラックタイ
中2週と間隔が詰まっての出走ですが1週前に併せ馬で先着。最終追い切りを軽く追っただけで併せ馬を置き去りにする動きが出来ていました。休み明けだった前走は一杯に追ってなんとか併せ馬に先着するという感じでしたが、今回はだいぶ動きが素軽くなっています。
これは叩き2走目の上積みがありそうです。間隔が詰まってのデキ落ちどころか、それ以上に期待していいでしょう。この馬としては良い状態になっています。
追い切り評価「A」
デュガ
中2週と間隔が詰まっての出走ですが坂路51秒台。速い全体時計を出したのは良いと思いますが、この時は終い13秒台に大きく失速するなど、肝心の動きとしてはイマイチだったかなという印象を受けます。
前走や前々走は坂路51秒台でも終い12秒台にまとめる動きが出来ていただけに、終い13秒台まで失速した今回は気がかりです。押せ押せで使っている影響もあって流石にデキ落ち気味かなと思います。ここは良くて前走同様まででしょう。
追い切り評価「B」
ミッキーブリランテ
最終追い切りで一杯に追いましたが坂路で終い失速。終い13秒台で併せ馬には置いていかれるような有様でした。前走や前々走は終い12秒台前半でまとめるなど、最近のこの馬としては調教で動いたなという印象もありましたが、また調教で動かない以前のこの馬に戻っています。
前走や2走前をピークにしてデキ落ち気味かなという印象で、ここは良くて前走同様まで。個人的には前走より下の状態である可能性が高いと見ています。
追い切り評価「B」
メイショウソラフネ
最終追い切りで一杯に追いましたが終い失速する形になっていました。前走や前々走は馬なりで楽に終い最速。休み明けだった3走前なんかは坂路で終い最速。CWで終い10秒台が出るほど調教で動いていただけに、今回の動きは少し気がかりです。
3走前から間隔を詰めに詰めて使っているだけに流石にデキ落ち気味かなという印象です。ここは良くて前走同様。個人的には近走ほどの仕上がりにない可能性が高いです。
追い切り評価「B」
ララクリスティーヌ
1週前や2週前は強め一杯に追って終い失速してしまうなど、どうなのかなという印象もありましたが、最終追い切りでは終い10秒台。軽く仕掛けただけで鋭い末脚を見せていました。1週前の段階では仕上がり的に微妙かなと思っていましたが、最終追い切りで間に合ったなという印象です。
1週前や2週前が微妙だったので万全の仕上がりとはいかないでしょうが、今回も決して悪くない仕上がりになったでしょう。この馬の能力自体は問題なく出せそうな状態です。
追い切り評価「A」
ルージュスティリア
中1週と間隔が詰まっての出走ですが最終追い切りの坂路で楽々終い最速。併せ馬にも優勢の手応えで進めることが出来ていました。相変わらず元気一杯といった感じの動きです。
そう悪い仕上がりではなかった前走で7着だったというのは気になるところですが、今回も状態自体は悪くありません。近走と同じくらいの状態。しっかり好調キープかなと思います。
追い切り評価「A」
ロータスランド
この中間はそこまで目立った全体時計が出ていませんが、最終追い切りの坂路では併せ馬に楽々先着。強めに追われる併せ馬を突き放す動きが出来ていました。1週前もCWで終い11.3秒とこの馬としては良く動けていますし、状態的に悪いという感じはしません。
そう悪い状態ではなかったと見ている前走で大敗しているのは気がかりですが、今回も良い状態にありそうです。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」