【天皇賞秋2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回は天皇賞秋の追い切り診断となります。

それでは早速イクイノックスから見ていきましょう。

▼当ブログ実績▼

イクイノックス

1週前に南W78.9秒の好時計をマークし自己ベストを更新。最終追い切りも楽な手応えで終い11.3秒が出るなど、流石の動きを見せています。

前走の宝塚記念の時は栗東での調整ということもあってか、直前に強めに追われるシーンがあり、この馬としては少し物足りない感じもありましたが、今回は全くそんなこともありません。

休み明け初戦ですが、明らかに前走より良いなと思わせる動きが出来ています。これなら去年のこのレースや有馬記念のような走りに期待できる状態でしょう。仕上がりは前走以上。絶好調と言ってもいいかもしれません。

追い切り評価S

ドウデュース

2週前の段階では併せ馬で遅れそうになるなど大丈夫かな?という印象もありましたが、1週前にきっちり併せ馬で先着。最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが、それでも楽々終い最速。全体時計もマズマズ出るなど、調教を重ねるごとに状態は良くなっていた印象です。

これなら休み明け初戦でもマズマズ動ける仕上がりにはありそうで、この馬の能力自体は問題なく出せそうです。

ただ2週前の段階で併せ馬に遅れそうになったといったように、まだ万全の仕上がりとまではいかなそうで、ある程度の次を見据えた仕上げにはなっているでしょう。

ここは絶好調とまではいかず好調ぐらいの状態。京都記念と同じくらいの仕上がりでどれくらい頑張れるかになりそうです。

追い切り評価「A

プログノーシス

この中間は馬なり中心。あまり速い時計を出さずじっくり乗り込むような調整になっていますが、それでも1週前に一杯に追われる併せ馬を尻目に楽々併せ馬で先着。最終追い切りも余裕を持って終い11秒台を出すなど、そう悪い状態ではありません。今回もこの馬の能力自体は出せそうな仕上がりです。

ただ初の重賞制覇をかけてメイチの仕上げだったと見ている中日新聞杯や金鯱賞の時と比べると調教負荷が軽めになっているのは否めず、次への余力もある程度残した仕上げかなという感じがします。ここがメイチという感じはしません。

状態的に悪い感じはしませんがめちゃくちゃ良いという感じもせず、ここは前走から好調キープぐらいまでと見ています。ここも前走ぐらい走ってどれくらい通用するかになりそうです。

追い切り評価「A

アドマイヤハダル

この馬で状態が良かったと見ている2走前は最終、1週前と終い11.1秒を連発。3走前の鳴尾記念の時も1週前に終い11.1秒をマークするなど、近走は終い11秒台前半を簡単に出しているような印象もありましたが、今回はそこまで速い時計を一度も出していません。

間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、先程言ったように同じく間隔が詰まっての出走だった鳴尾記念の時は、1週前に終い11.1秒を出すような動きが出来ているだけに、これはどうでしょうか。

ここは良くて前走同様といったところで、2走前や3走前ほど絶好の状態にない可能性が高いでしょう。

追い切り評価「B

エヒト

この馬は元々調教では良く動くタイプで、一番良かった去年の七夕賞の時なんか坂路49秒台。終いも11秒台前半でまとめる、とんでもない動きを見せていたような馬です。今回も1週前に坂路50秒台を出すなど、相変わらず調教では良く動けています。

ただ、やはり一番良かった去年の七夕賞の時ほどは動けておらず、今回も絶好調とまではいきません。状態的には前走と同じくらいまでになるでしょう。

小倉記念は後ろからしか競馬をしたことがないこの馬が川田騎手に好判断で無理やり前に行ったのが全てだと思いますし、ここは前走くらい走って何着ぐらいになるかと考えた方がいいかもしれません。

追い切り評価「B

ガイアフォース

この馬は脚元に不安のある馬で、これまでは坂路以外での追い切りをしていませんでしたが、今回は1週前にCWで追い切りを行ってきました。その甲斐もあってか最終追い切りの坂路では楽々終い11秒台と良い動き。1週前のCWでも併せ馬を突き放す動きを見せていました。状態が良いからこそCWでの追い切りを出来た可能性が高いです。

休み明けだった前走も十分仕上がっているなという感じはしていましたが、叩き2走目の今回もその状態をしっかりキープしているでしょう。まさに好調キープです。前走の走りを見ると今はマイルがベストなのかなという感じもしますが、仕上がり自体は高いレベルにありそうです。

追い切り評価「A

ジャスティンパレス

前走の宝塚記念の時は1週前にCW80秒を切る時計をマークし最終追い切りもCWでしっかり併せ馬を行うなど、かなりシッカリ仕上げられているなという印象がありましたが、今回は1週前こそCWで一杯に追いましたが、最終追い切りは坂路で本当に流す程度になるなど、調教負荷が明らかに軽くなっていました。

1週前のCWも一杯に追って終い11.5秒が精一杯。併せ馬にも劣勢の手応えになるなど、この馬としては少し物足りない印象でしたし、これは余裕のある状態。ある程度次を見据えての仕上げである可能性が高いです。

この馬は天皇賞秋というよりもジャパンカップだったり有馬記念が大目標なのかなという印象が強いです。

追い切り評価「B

ジャックドール

最終、1週前とラスト3ハロン35秒台。終いも11秒台前半でまとめる素晴らしい動きを見せていました。元々調教では良い動きを見せるタイプですが今回も相変わらずといった感じです。勝った3走前の大阪杯と遜色ない動きです。

去年と全く同じ札幌記念からのローテーションですが、去年は札幌記念で追い切り9本。本番となるココは追い切り5本。それに対して今年は札幌記念で6本。ここで9本と調教過程からして全く違います。去年は札幌記念から勝ちに行く仕上げ。そのせいであまり仕上げられずといった感じでしたが、今年は札幌記念を余裕のある作りで挑んだことによって、ここで更にギアを上げて仕上げような形が出来ています。

去年と全く同じローテですが仕上がり具合は雲泥の差です。今年はココを目標に完璧に仕上げることが出来たなという印象で、まさに万全の仕上がりでしょう。

追い切り評価S

ダノンベルーガ

前走の札幌記念の時はヒシイグアスと併せ馬をして劣勢の手応えでしたが、今回は同じヒシイグアスを相手に優勢の手応えで進めることが出来ていました。1週前も別の馬を相手に楽々併せ馬に先着する動きで、これは前走以上の状態でしょう。一度使っての上積みがありそうです。

ただ、この馬で一番状態が良かったと見ているダービーの時なんかは南W80秒を切る時計をマークしつつ終い11.0秒。昨年のこのレースの時も南W79.5秒という速い時計で終い11.2秒と、非常に調教で動いていただけに、それと比べると少し物足りない感じがするのも事実です。

今回は前走よりは上。昨年のこのレースよりは下ぐらいの状態になりそうです。まずまずの仕上がりでどこまでやれるかになるでしょう。

追い切り評価「A

ノースブリッジ

最終、1週前と併せ馬に先着。いずれも強め一杯に追われる併せ馬たちを尻目に、馬なりのままで楽々先着する動きが出来ていました。中4週ながら追い切り7本という豊富な乗り込みを行った甲斐もあり、これは叩き2走目の上積みがありそうです。休み明けを一度使った効果がありそうです。

仕上がりとしては前走以上。状態的には良かったと見ている大阪杯やAICCと遜色ない状態まで上がってきている印象です。G1へ向けてこの馬なりの良い状態になっています。

追い切り評価「A

ヒシイグアス

1週前に併せ馬をしましたが劣勢の手応え。この時併せたのが2歳1勝クラス。格下の馬だったことを考えると少し物足りない動きです。最終追い切りもダノンベルーガと併せ馬をして劣勢の手応えでした。

前走の札幌記念の時は同じダノンベルーガと併せ馬をして、こちらの方が優勢の手応えだった時にコレは少し気がかりです。ダノンベルーガが一度使って上昇しているというのもあると思いますが、1週前の動きを見るコチラが前走の反動か、少しデキ落ち気味というのもあるかもしれません。

いずれにしても万全の状態ということはなさそうで、ここは本調子にない中でどれくらい頑張れるかになりそうです。

追い切り評価「B