皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はシンザン記念の追い切り診断となります。
それでは早速ライトクオンタムから見ていきましょう。
ライトクオンタム【A】
この中間はCW短めでの馬なり調教。軽めの調整内容が並んでいますが、この馬は前走もこんなものでした。むしろ前走の1週前が芝だったところを、今回は坂路でやっている分、これでも前走より高い負荷が掛かっているくらいです。前走からのデキ落ちはなさそうで、ここはシッカリ好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れる状態でしょう。
ただ、この馬は先程も言ったように、他の馬と比べると軽めの調教が目立っています。この馬は420キロ台の前走馬体重が示すように小柄な馬のため、あまり強い調教ができないのでしょう。この馬の本格化はもっと馬体が増えて、強い調教ができるようになってからです。
ここは生まれ持った素質の高さだけで、どこまで頑張れるかです。
トーホウガレオン【B】
1週前に一杯に追われましたが併せ馬で遅れていました。この馬が併せ馬で遅れるのはデビュー以来、初めてのことになります。併せ馬で遅れたのが古馬OP馬のワールドバローズということで仕方ないところもありますが、少し気になる動きでした。
最終追い切りの併せ馬でも劣勢の手応えで、この中間は少し動きが重いような感じがします。やや間隔が空いた影響。年末年始の影響があるのかもしれません。ここは良くて前走同様でしょう。
クファシル【A】
最終追い切りの坂路で終い11秒台をマークしました。この時は併せ馬も大きく突き放していました。デビュー戦の前走も良い動きを見せていましたが、今回も引き続き良い動きを見せています。状態はシッカリ好調キープでしょう。
ただ、この馬で少し気になるのは一度使ったせいか、かなり前進気勢が強くなっているということです。最終追い切りも動き自体は良かったですが、鞍上が抑えきれないという感じの手応えで、折り合いに怪しいところがありました。12月25日の追い切りでも折り合いに苦労する面があり、途中からは抑えきれず行ってしまい、終い失速するような形になっています。
折り合いというのが一つ課題になりそうで、本質的にはスプリンターなのかなという感じがします。同じモーリス産駒でいえばピクシーナイトに近いイメージです。ここは如何に折り合いをつけて、距離をごまかせるかが重要になってきそうです。
サンライズピース【B】
間隔が詰まっているので追い切りは1本のみとなりました。新馬戦を勝った時は最終追い切りをCWでシッカリやる調教でしたが、1勝クラスで苦戦が続いている近走は最終追い切りは坂路です。おそらく間隔を詰めて使っているので、ここ最近は坂路なのだと思いますが、個人的にはコレはどうかなと思います。ここは良くも悪くも近2走同様といったところでしょう。
シンゼンイズモ【A】
近走は北海道でしか競馬をしていないので比較はできないのですが、デビュー前に栗東で調整していた時と比べると、デビュー前はポリトラックなどを使っての軽め調教が多かったのですが、今回は坂路でシッカリと乗りこんでいます。最終追い切りで前を走っていた馬が故障してしまうアクシデントがありましたが、それでも終い最速でまとめる動きを披露するなど、状態が良さそうな動きをしています。間隔は空きましたが悪くない仕上がりでしょう。この馬の能力を出し切ってくれると思います。
スズカダブル【S】
間隔が詰まっての出走ということもあり、この中間は終い重点の調教が多くなっていますが、最終追い切りは終い最速でまとめるなど、引き続き良い動きが出来ています。最終追い切りでは、未勝利戦を勝った時とほぼ同じようなラップ構成で、坂路を駆け上がることが出来ていました。前走もかなり良い状態だと思いましたが、今回はそれと遜色ない状態をキープしています。この馬としてはベストの状態でしょう。
ペースセッティング【B】
間隔が詰まっての出走になるせいか、今回は本当に軽めの追い切りを1本のみとなりました。流石に前走以上を望むのは難しそうで、ここは良くて前走同様といったところでしょう。ここは前走ぐらい。もしくは前走より少し下でどこまでやれるかです。