皆さんこんにちは。アギョウです。
◎レイパパレ
・中2週でも上積みを感じる動き
・高野厩舎は終い時計が直結傾向
・阪神芝2000の高野厩舎は複勝率50%超
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
①中2週でも上積みを感じる動き
今回は中2週での出走ですが、前走からの上積みを感じる動きを披露していました。
前走はラスト2ハロンを24.7-12.2秒。今回が25.1-12.2秒。一見すると前走の方が良いように見えますが、重要なのは見た目の数字ではなく、ラスト2ハロンから1ハロンに向けての加速幅です。
前走が12.5-12.2で0.3秒の加速。それに対して今回は12.9-12.2秒というラップになっており、ラスト1ハロンだけで0.7秒も加速して見せました。ラスト1ハロンの動きは近走最大。直近1年の中で最も大きい加速幅を見せていました。今回の終いの動きはピカイチです。
中2週でも状態面の心配は全くなさそうで、むしろ一度使っての上積みさえ感じます。仕上がりは万全に近いものがあるでしょう。
②高野厩舎は終い時計が直結傾向
| ラスト1F | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 栗坂12.2秒以下 | 10- 10- 2- 23/ 45 | 22.2% | 44.4% | 48.9% | 107 | 98 |
| 栗坂12.2秒以上 | 7- 10- 14- 81/112 | 6.3% | 15.2% | 27.7% | 34 | 80 |
終いの動きが良いだけで状態万全と断言しましたが、それだけで状態が良いと言い切れるのは、高野厩舎がラスト1ハロンでどれだけ良い時計が走ったかが重要な厩舎だからです。上の表は過去6ヶ月、高野厩舎の所属馬の栗坂データとなります。
最終もしくは1週前に栗坂のラスト1ハロンで12.2秒以下の時計をマークした場合は、勝率や複勝率が高いのはもちろん、回収率も非常に優秀になっています。調教的に分かりやすい傾向がある厩舎なのです。
高野厩舎は坂路で終い重点の調教ばかりをするため、栗坂のラスト1ハロンでどれだけ良い脚を使ったかが、馬の調子バロメータになるのです。
レイパパレの戦績を振り返っても、前走は最終追い切りで終い12.2秒。宝塚記念は終い12.1秒。それに対してエリ女では12.5秒が精一杯という感じでした。
今回は終い12.2秒。ラスト1ハロンだけで一気に加速する走りは、宝塚記念の時と近いものがあります。昨秋の不調から立ち直っているのは一目瞭然です。
③阪神芝2000の高野厩舎は複勝率50%超
| コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 阪神・芝2000 | 9- 7-10-21/47 | 19.1% | 34.0% | 55.3% | 95 | 121 |
さらに、高野厩舎は阪神芝2000メートルを最も得意にしています。上の表は過去5年、高野厩舎の阪神芝2000メートル成績です。
昨年のこの馬はもちろんですが、それ以外の馬でも高野厩舎は阪神芝2000メートルでの好走が目立っており、複勝率はなんと50％以上。回収率も優秀です。数あるコースの中でも高野厩舎は、最も阪神芝2000の複勝率が高くなっています。育成メニューがよほどこのコースに合うのでしょう。
レイパパレは去年のこのレース以来となる阪神芝2000メートルでの出走です。高野調教師、レイパパレともに、このコースがベスト舞台になるでしょう。
まとめ
おそらく良馬場での開催だと思いますが、良馬場でもこの舞台で、この仕上がりなら好走をもぎ取ってくれるはずです。
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