【NHKマイルカップ2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はNHKマイルカップの追い切り診断となります。

それでは早速カルロヴェローチェから見ていきましょう。

カルロヴェローチェ【B】

この馬は元々調教では良く動くタイプで、坂路だと全体50秒台、CWでも終い11秒台前半が楽々と出るような馬です。むしろ気性的にかなり難しいところがあり、調教でもレースでも抑えるのに苦労するということが多いような馬です。

それが今回の1週前はレーン騎手を乗せての併せ馬をしましたが、併せ馬についていけないという感じで、一杯に追ってアッサリと遅れていました。時計も終い12秒台後半まで失速しており、1週前の動きは不安が残るものでした。そのせいかは分かりませんが、この中間は最終追い切りはもちろん、日曜までシッカリやる形に変わっています。

最初に言ったように、この馬は気性的に難しいところがある馬で、これまでは直前の追い切りは抑えめにするというのが多かっただけに、これはどうしょうか。1週前の動きが不満あるからこそ、直前まで急ピッチで仕上げている可能性が高いです。個人的には急仕上げ気味な印象を受けます。万全とはいかない仕上がりでしょう。

ドルチェモア【A】

1週前に重馬場を物ともせず終い11秒台をマーク。2週前にも、あのソダシと互角の動きを見せるなど、この中間は良く動けていました。最終追い切りは坂路で軽く流す程度だったのも、1週前まででキッチリ仕上がっている証拠でしょう。

前走なんかは直前までハードにやる調教内容だっただけに、前走からの上積みもありそうです。本番へ向けて良い仕上がりになっていそうです。最終、1週前と今回乗り替わりとなる三浦騎手が、美浦から栗東まで乗りに来るなど、今回出来ることはシッカリやっている印象です。

この馬は2歳の時から調教で良い動きをしていた馬で、3歳になっての大幅な成長まではどうかなと思いますが、今回も朝日杯フューチュリティステークスぐらいは走れそうです。

エエヤン【A】

最終追い切りで楽々と終い11秒台前半が出ていました。前走も最終、1週前と終い11秒台前半を出すなど、元々調教では良く動くタイプですが、今回の最終追い切りでも良く動いていました。今回もしっかり好調キープでしょう。

ただ、この馬に関しては今回の1週前が本当に流す程度。この中間の実質的な追い切りは1本のみになるなど、本当に前走から好調キープまでという感じで、上積みまではどうでしょうか。同じローテーションのドルチェモアがソダシなどと併せ馬をして1週前に一杯に追った中を、この馬は最終追い切りだけ速い時計を出す感じですからね。

ここは、あくまで前走ぐらい走ってどこまで通用するかです。

ウンブライル【S】

この馬が駄目だった阪神ジュベナイルフィリーズ、クイーンカップの時は最終、1週前が速い時計だったのはもちろん、日曜にも坂路54秒台前半を出すなど、かなりハードな調教をこなしていました。逆に高いパフォーマンスだった新馬戦やもみじステークス、ニュージーランドトロフィーの時なんかは日曜に坂路で時計は出しても、そこまで速い時計を出していませんでした。きちんと仕上がっているからこそ日曜の坂路では、そこまで速い時計を出す必要がなかったのでしょう。今回は日曜に坂路54秒台後半。最終追い切りや1週前追い切りもそこまで速い時計を出していません。間隔が詰まっているからというのもありそうですが、仕上がりにそこまで不安がないから調教で速い時計を出す必要がないというのが大きいはずです。今回もこの馬としては高いパフォーマンスを出せる状態。個人的にはこれまでで一番動ける状態に仕上がっているのではないかと見ています。

オールパルフェ【A】

休み明けだった前走は追い切りが僅か6本。間隔が詰まっての出走だったデイリー杯の時と同じ調教本数だった上に、併せ馬を1本もしないなど、明らかに叩き台仕上げだった印象がありましたが、今回は叩き2走目で追い切り8本。2週前には併せ馬をするなど調教強化してきました。前走よりは走れそうな状態で、勝ったデイリー杯と遜色ない仕上がりでしょう。今回はデイリー杯ぐらい走って、どこまで通用するかです。

オオバンブルマイ【B】

この馬は休み明けだった前走からシッカリ乗り込み、1週前や2週前には併せ馬をしてシッカリ先着するなど、休み明けから余念のない仕上がりでした。その分、今回へかけての上積みという点では微妙で、最終追い切りは終いに失速するような形になっています。前走は坂路で終い失速するようなことがなかっただけに、今回の最終追い切りは少し気がかりです。個人的には良くて前走同様。前走の反動が多少あってもおかしくない状態かなと見ています。

クルゼイロドスル【B】

前走は1週前に終い11.1秒をマークし、併せ馬に大きく先着するような動きが出来ていましたが、今回は1週前に終い12.0秒。ムチが入ってもそこまで伸びることができず、併せ馬についていくので精一杯という感じでした。2週前にも併せ馬で遅れるなど、この中間は前走ほど万全の仕上がりには見えません。間隔が空いた影響が少なからずありそうです。

シャンパンカラー【A】

1週前に南W76.4秒という速い時計をマークし、この時は終い11.4秒でまとめるなど、速い全体時計を出しながら終いまで失速することなく走れていました。最終追い切りこそ坂路で軽めにやる程度でしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。前走も今回と同じように、1週前に速い時計をマークしながら終いまで失速しない動きが出来ていただけに、前走からの上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。今回も前走ぐらいは問題なく走れそうです。

ショーモン【A】

前走や前々走は最終追い切りの坂路で終い失速する形になっていましたが、今回は楽々と終い最速の動きが出来ていました。一杯に追われる併せ馬を尻目に、余裕の手応えで坂路を駆け上がることが出来ており、状態の良さを伺わせました。前走からの大幅な上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。近走ぐらいは問題なく走れそうです。

シングザットソング【B】

この馬は坂路で終い重点の調教ばかりをする、高野厩舎の所属馬ということで、ラスト1ハロンでどれだけ加速できたかが重要になります。フィリーズレビューの時は0.8秒の加速。前走が0.7秒、そして今回は0.5秒の加速までになっていました。流石に前走やフィリーズレビュー以上ということはなさそうで、ここは良くて前走同様まで。前走より少し下と考えた方がいいかもしれません。

セッション【A】

最終追い切りの坂路で楽々と終い11秒台をマーク。金曜にはCWでも終い11秒台前半を出す動きが出来ていました。前走も坂路51秒台を出しながら終い11秒台。CWでも終い11秒台前半でまとめる動きを見せるなど、元々調教では良く動くタイプですが今回も良く動いています。前走からしっかり好調キープという感じでしょう。

タマモブラックタイ【B】

前走や前々走は坂路中心の調教内容でしたが、今回はCW中心の調教内容に変わっています。坂路からCWに変わってどうなるかというところだと思いますが、以前CW中心の調整だった新潟2歳ステークスの時は何の見せ場もなく大敗していました。2走前や3走前にはやっていた併せ馬を全くしていないというのも気がかりで、この中間の調整内容は近走とは全く違っています。これがどう出るか次第ですが、個人的にはどうかなと見ています。

ダノンタッチダウン【S】

前走は1週前追い切りで併せ馬に劣勢の手応えだったり、2週前に至っては併せ馬であっさり遅れるような有様でした。それに伴ってか朝日杯FSの時にはやっていなかった、日曜にも追い切りもするなど、いかにも休み明け。急仕上げ気味という印象でしたが、今回は最終、1週前だけで仕上げる、朝日杯FSのような調教内容となっています。これは一度使っての上積みがありそうで、前走以上といえる状態になっているでしょう。朝日杯FSと遜色ない仕上がり。最終追い切りの坂路の動きを見ると、それ以上があってもおかしくないような状態です。陣営が言うように、この馬の完成はまだ先かもしれませんが、使いながら徐々に良くなってきているのも事実で、今回は前走や朝日杯FSより前々走よりは高いパフォーマンスを発揮できる状態でしょう。今までの中では一番走れていい状態になっていそうです。

フロムダスク【B】

1週前に坂路49.1秒という速い時計が出ましたが、この馬は元々調教では良く動くタイプで、京王杯2歳ステークスの時なんかは坂路49.9秒をマークしながら、終いも0.1秒の失速までに留めることが出来ていました。それと比べるとこの中間は速い時計を出すと、終いの失速が目立つ形になっています。やや間隔が空いた影響が少なからずありそうです。ここは良くて京王杯2歳ステークスと同じくらいという感じで、それより下の状態である可能性が高いです。

ミシシッピテソーロ【A】

最終、1週前と終い11秒台前半を連発。この馬が終い11秒台前半を出すことが出来たのは阪神ジュベナイルフィリーズと、前走のニュージーランドトロフィーの時だけで、割りと調教での動きがレースでの走りに直結しやすいタイプです。今回も阪神ジュベナイルフィリーズやニュージーランドトロフィーと同じくらいは走れそうで、この馬としては良い状態になっています。

モリアーナ【A】

最終、1週前ともに南Wで終い11秒台前半をマーク。1週前には併せ馬に余裕を持って先着する動きが出来ていました。この馬が全く駄目だった阪神ジュベナイルフィリーズの時は輸送を考慮して坂路中心の調教になるなど、明らかに調整に失敗した感じもありましたが、今回はそれがありません。前走からの大幅な上積みまではないですが、しっかり好調キープという感じでしょう。今回も前走やクイーンカップぐらいは走れそうです。

ユリーシャ【B】

間隔が詰まっての出走になるせいか、この中間は速い時計はなく軽めの調教のみとなっています。間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、今回と同じ中2週の未勝利戦を勝った時は坂路52秒台を出し、併せ馬をするような調教が出来ていました。間隔が詰まってもシッカリした調教が出来ていたのです。それと比べると今回の調教は物足りず、ここは良くて前走同様までかなと見ています。

ナヴォーナ【B】

間隔が詰まっての出走になるため、この中間は軽めのものを2本のみとなりました。この馬は前走の追い切り診断でも言いましたが、まだ全体的に緩いかなという印象で、完成度という点では少し見劣りします。今回の最終追い切りも併せ馬にこそ先着していましたが、大した全体時計でもないのに、あっさり終い失速しています。前走から特に変わった感じもなく、ここは前走ぐらい走ってどこまで通用するかです。

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