【マイルチャンピオンシップ2022】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回はマイルチャンピオンシップの追い切り診断となります。

それでは早速シュネルマイスターから見ていきましょう。

シュネルマイスター【A】

去年の今頃は終い11秒台前半を連発したり、併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていましたが、今年に入ってから3歳の時ほど調教では動かなくなっています。

その中でも安田記念で2着しているところを見ると、調教で動かないのは状態が悪いというわけではなく、馬が成長してスピードよりもパワーというタイプになってきていそうです。前走で1200メートルを使ったのも、おそらくパワー型にシフトしてきている中で、スピードを取り戻してほしいという意図なのではないかと思います。

ただ今回も相変わらず、3歳の時ほど目立った動きは出来ておらず、あくまでパワー型。スピードよりもパワーが問われる条件ならという感じでしょう。

この馬は3歳の時ほど動いていないから状態が悪いというわけではなく、3歳の時とは馬が変わってきています。今回も今年の安田記念ぐらいは走れていい状態でしょう。

サリオス【B】

1週前に一杯に追うハードな併せ馬をこなし、最終追い切りもムーア騎手を乗せて、南W5ハロン63秒台を出すなど、かなりハードにやってきました。この馬は今回関西への輸送競馬になりますが、そんなのお構いなしといった感じです。

これが吉と出るか凶と出るかと次第ですが、そもそもなんでこんなに強い調教をしてきたかというと、おそらく1週前にルーカスやゼーゲンなど、格下相手に併せ馬で遅れていたからでしょう。1週前追い切りは速い時計こそ出ていますが、併せ馬3頭で最も劣勢の手応えでした。1週前追い切りの動き。仕上がりに不安があるからこそ、最終追い切りまで速い時計を出す、攻めた調教をしたのではないかと思います。

決して悪い状態ではないですが、万全の仕上がりとまではいかないのではないかと思います。ここは能力の高さでそれをどこまでカバーできるかでしょう。

ソダシ【B】

2週前から坂路51秒台を出し、1週前、最終も併せ馬をこなす、ハードな調教をしてきました。ここ最近と比べると速い全体時計の調教が目立ちます。

気性的に難しい馬ということもあってか、少ない本数で速い全体時計をビシバシ出している時よりも、遅い時計でも馬なりでジックリ乗り込んでいる時の方が高いパフォーマンスが出ています。この馬が不可解な負け方をした秋華賞や、チャンピオンズカップの時は、まさに少ない本数でビシバシやる形でした。

今回も動き自体も最終、2週前と坂路では終い失速しています。最終追い切りが失速ラップになるのは今年初めてです。速い全体時計なので仕方ないところもありますが、万全とまではいかない状態ではないかと思います。

この馬も能力の高さだけで、どこまでやれるかでしょう。

ウインカーネリアン【A】

約1ヶ月前から入念に乗り込み、主戦を務める三浦騎手も付きっきりで調教をつけていました。その甲斐もあって、やや間隔が空いた今回も3走前。谷川岳ステークスぐらいの動きが出来ています。この馬の能力はシッカリ出せる状態でしょう。ただ終い11秒台前半を連発し、絶好調だったと思わせる前走や2走前と比べると、終い11秒台前半がなく少し落ちる印象です。絶好調とはいかず好調ぐらいの状態で、どこまで通用するかです。

エアロロノア【B】

休み明けだった前走もかなり入念に乗り込んでいたため、叩き2走目となる今回への上積みはありません。ただ1週前、最終と一杯に追って、速い時計を出しており、前走からのデキ落ちもなく、ここは良くも悪くも前走同様。近走同様の仕上がりです。

ジャスティンカフェ【B】

今回は最終追い切りと日曜日に速い時計を出す調整内容ですが、これはいつものことです。特に気にする必要はありません。前走から引き続き、終い11秒台前半を出す動きが出来ており、仕上がりは前走同様。好調キープといったところでしょう。今回は前走ぐらい走って何着になるかではないかと思います。

セリフォス【A】

前走は最終、1週前以外に土曜、日曜にも追い切りをこなすなど、休み明けからシッカリ仕上げていたため、前走からの上積みはないですが、今回の追い切りでも終い11秒台前半を連発するなど、良い動きが出来ていました。NHKマイルの時なんかとは動きが違います。今回は安田記念や前走ぐらいは走れる状態でしょう。

ソウルラッシュ【A】

この馬はCWのラスト3ハロンが36秒台前半ということも珍しくなく、調教では良く動くタイプです。それにも関わらず前走はCWのラスト3ハロン36秒台後半が精一杯で、あくまで休み明けという感じの仕上がりでした。それが今回は1週前に36秒台前半が出ており、最終追い切りも坂路で終い11秒台が出ました。これは前走は一度使っての上積みがありそうです。状態は前走以上。今回は安田記念ぐらい走れて良い状態かなと思います。

ダノンザキッド【S】

1週前のCWで終い11.3秒が出ました。前走CWで調教をした時は終い11.9秒で、単純に前走以上と見てよさそうな動きです。最終追い切りも坂路で流す程度でしたが、それでも終い最速は楽々と出ていました。昨年は3着でしたが、その時より楽々と速い時計を出しており、昨年以上の状態です。近走の中でも一番良いかなと思わせる動き、時計で、これは近走最大の仕上がりでしょう。G1へ向けて万全の仕上がりです。

ダノンスコーピオン【A】

1週前に坂路51.0秒をマークし自己ベストを更新しました。速い全体時計を出しながらも強めに追って、なんとか失速せずに済んでいました。前走なんかは大した速い時計でもないのに、一杯に追ってアッサリ失速していましたから、これは叩き2走目の上積みがありそうです。前走以上の状態なのは間違いありません。ただ、軽く仕掛けただけで坂路で終い11秒台が出た、アーリントンカップの時ほどではないかなという感じで、春のような状態には一歩届かない印象です。ここは前走よりは上。アーリントンカップやNHKマイルより少し下でどこまでやれるかです。

ハッピーアワー【C】

最終追い切りでゲート練習をしていました。中間に終い11秒台が出ていますが、大敗続きの近走もこれくらいは走れています。近走から特に変わった感じはありません。個人的にはG1の最終追い切りでゲート練習なんかしている時点で、どうかなと見ています。

ピースオブエイト【B】

最終追い切りで併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていました。この時は終い11秒台前半も出ており、終い11秒台前半はダービーや毎日杯以来となります。併せ馬で遅れたり、あまり調教で良い動きが出来ていなかった近2走よりは良い状態でしょう。ここはダービーや毎日杯ぐらいの走りはできそうで、この馬の能力は出せる状態に整ったかなと思います。

ファルコニア【A】

この馬は坂路で終い重点ばかりの調教をする高野厩舎の馬ということで、ラスト1ハロンでの加速が重要になってきます。マイラーズカップの時は加速、失速ともにない平行線のラップ。勝った前走が0.2秒の加速で、そして今回が0.6秒の加速でした。マイル重賞に挑んだ中では一番良い状態かなと見ています。ただ、2走前の中京記念の時はラスト1ハロンだけで1.1秒の加速が出来ていました。1800メートルということもあってか結果は出ませんでしたが、中京記念の時が一番良い状態だったと見ています。今回は前走よりは上。中京記念よりは下ぐらいの状態ではないかと思います。

ベステンダンク【B】

この馬が良かった頃は坂路52秒台、終いも12秒台前半が出ていましたが、近走はそこまで速い時計が出ていません。今回も坂路53秒台、終い12秒台後半が精一杯かなという感じで、流石に全盛期は過ぎてしまったように見えます。近走から特に変わった感じもなく、ここは良くも悪くも近走同様です。

ホウオウアマゾン【B】

最終、1週前ともにCW78秒台の速い全体時計を出してきました。ただ、この馬が重賞で馬券になった3走前はCW79.0秒を出しながらも終い11.5秒にまとめる動きや、その前の阪神カップの時は終い11秒台前半が出ていました。元々調教で速い時計を出すタイプです。今回は終い12秒台ということで、重賞で馬券になっている時と比べると、終いの粘りが少し物足りません。ここは前走より少し上の状態までになると思います。

マテンロウオリオン【B】

休み明けだった前走も、かなり入念に乗り込んでおり、決して悪い状態ではなかったです。前走でシッカリ乗り込んでいた分、前走から今回への上積みもそこまでないかなという感じで、最終追い切りは前走の1週前追い切りと、ほぼ同じような感じでした。NHKマイルの時はCW79.1秒、終いも11.3秒でまとめる動きが出来ていただけに、NHKマイルの時と比べると少し物足りません。あくまで前走同様まででどこまで勝負になるかでしょう。

ロータスランド【S】

スワンステークスからの参戦ということで中2週での出走になるのですが、その中で5本も追い切りをしてきました。他のスワンステークス組が軒並み2本程度しか追い切りをしていないと言うと、この馬の入念な乗り込みぶりが分かるかなと思います。1週前が終い11秒台前半で併せ馬を大きく突き放し、最終追い切りも坂路51秒台で終い最速でまとめる動きです。調教の中身としても申し分ありません。前走からの上昇は一目瞭然で、ここを目標に万全の仕上がりでしょう。

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