皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ヒンドゥタイムズ
・雪の降る中で楽々と終い11秒台前半
・開催後半で距離短縮◎かつ末脚重要
・道悪は外国人騎手とハービンジャー
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「雪の降る中で楽々と終い11秒台前半」
今回の最終追い切りは雪の降る中で、楽々と終い11秒台前半をマークしていました。一杯に追われる併せ馬を尻目に、かなり余裕のある手応えで追い切りをこなしており、今の状態の良さを伺わせます。
前走は最終、1週前ともに併せ馬に遅れるなど、本来の仕上がりになかった可能性が高かったのですが、今回は違います。前走以上の状態は間違いなく、小倉記念で2着した時と遜色ない状態でしょう。
この中間はムルザバエフ騎手が熱心に調教をつけるなど、人の勝負気配としても高いものがありそうです。
初の重賞制覇を狙って、万全の状態でしょう。
推奨理由②「開催後半で距離短縮◎かつ末脚重要」
前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 1- 2- 1- 20/ 24 | 4.2% | 12.5% | 16.7% | 18 | 89 |
今回延長 | 1- 1- 2- 31/ 35 | 2.9% | 5.7% | 11.4% | 16 | 33 |
今回短縮 | 8- 7- 7- 74/ 96 | 8.3% | 15.6% | 22.9% | 79 | 108 |
小倉大賞典は、距離短縮の馬が有利です。
このレースは1800メートルという中途半端な距離から、前走1600メートルを使っていたマイル気質の馬と、2000メートル以上を使っていた中距離志向の馬が一同に会する形になりますが、有利となるのは圧倒的に2000メートル以上を使っていた今回距離短縮となるような馬たちです。
毎年このレースは、冬の小倉開催の後半に行われるということもあって、タフな馬場で行われることが多いのです。その結果、1800メートルという距離以上のスタミナが必要になり、前走2000メートル以上を使っていた中距離志向の馬が有利となるわけです。
上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 3- 3- 2- 5/ 13 | 23.1% | 46.2% | 61.5% | 264 | 307 |
3F 2位 | 2- 4- 1- 4/ 11 | 18.2% | 54.5% | 63.6% | 60 | 244 |
3F 3位 | 1- 1- 0- 6/ 8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% | 75 | 88 |
3F ~5位 | 2- 1- 4- 20/ 27 | 7.4% | 11.1% | 25.9% | 30 | 72 |
3F 6位~ | 2- 1- 3- 89/ 95 | 2.1% | 3.2% | 6.3% | 33 | 46 |
また、このレースは小回りの小倉で行われる一戦ですが、先行力よりも末脚が重要になってきます。
これも先程と同じ理由です。開幕後半になって差しが決まりやすいタフな馬場になるのです。
今回距離短縮 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
前走上がり最速 | 1- 1- 1- 4/ 7 | 14.3% | 28.6% | 42.9% | 258 | 130 |
ここまで有利と話してきた距離短縮、そして前走上がり最速という条件が揃った時。単勝回収率258%、複勝回収率も130%と非常に優秀なものとなっています。ヒンドゥタイムズはこれをクリアしています。
推奨理由③「道悪は外国人騎手とハービンジャー」
稍重以上(芝) | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
外国人騎手 | 78- 44- 48- 312/ 482 | 16.2% | 25.3% | 35.3% | 106 | 81 |
JRA騎手 | 1929- 1962- 1953-20858/26702 | 7.2% | 14.6% | 21.9% | 75 | 75 |
道悪では外国人騎手の活躍が、いつも以上に目立ちます。
今年の小倉大賞典は雨の予報もあるということで、道悪についても少し話しておきたいのですが、まず道悪で良いのが外国人騎手です。
外国人騎手は普段のレースでも素晴らしい成績を残していますが、芝の道悪になると更に好走率が上がる傾向にあり単勝回収率も100%を超えるなど、過去5年の芝の道悪では適当に外国人騎手を買えば儲かっていたほどです。
外国人騎手は、日本に比べるとかなりタフなヨーロッパの芝で、馬を我慢させる騎乗を主戦場としていますから、道悪で馬を我慢させるような乗り方もお手の物というわけです。
ヒンドゥタイムズに騎乗するムルザバエフ騎手も、まさにそんな感じの騎手でしょう。
ハービンジャー産駒 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝・ 良 | 212- 216- 271-2293/2992 | 7.1% | 14.3% | 23.4% | 63 | 65 |
芝・稍重 | 62- 52- 52- 501/ 667 | 9.3% | 17.1% | 24.9% | 55 | 64 |
芝・ 重 | 20- 15- 19- 182/ 236 | 8.5% | 14.8% | 22.9% | 113 | 77 |
芝・不良 | 0- 1- 4- 34/ 39 | 0.0% | 2.6% | 12.8% | 0 | 25 |
また、ハービンジャー産駒も道悪の成績は悪くありません。
過去5年のデータを見ると、ハービンジャー産駒は芝の良馬場よりも稍重や重馬場の方が良い成績を残しており、血統的に道悪はあまり苦にしないタイプであることが分かります。
ヒンドゥタイムズも、稍重だった2走前の京都大賞典で見せ場のある競馬だったことから分かるように、そんなに道悪を苦にするタイプではないと思いますし、ここは人馬ともに道悪でも高いパフォーマンスを発揮してくれると予想します。
まとめ
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