皆さんこんにちは。アギョウです。
◎キャンシーエンゼル
・自己ベスト連発で上積みありそう
・前走控える競馬＆牝馬◎
・前走は指折りのレース内容
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「自己ベスト連発で上積みありそう」
最終追い切りで坂路の自己ベストを更新。1週前にもCWの自己ベストを更新するなど、この中間は自己ベスト連発となりました。
1週前のCWでは元々の自己ベストから約3秒も更新する感じになりましたが、それでも終いまで失速することなくまとめており、最終追い切りの坂路でも自己ベストを更新しながら終い失速することなく走ることが出来ていました。これは単純に状態が良さそうで、叩き2走目の上積みにも期待できるでしょう。
今回乗り替わりとなる松山騎手も最終、1週前と熱心に調教をつけに来ているのも良いはずで、この馬にできることはすべてやってきたかなという印象です。
推奨理由②「前走控える競馬＆牝馬◎」
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 0- 1- 0- 9/ 10 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 13 |
| 先行 | 7- 3- 3- 25/ 38 | 18.4% | 26.3% | 34.2% | 91 | 74 |
| 中団 | 1- 6- 4- 43/ 54 | 1.9% | 13.0% | 20.4% | 222 | 138 |
| 後方 | 2- 0- 3- 33/ 38 | 5.3% | 5.3% | 13.2% | 36 | 60 |
小倉2歳ステークスは前走控える経験が重要になってきます。
まず脚質別データを見ると1200メートル戦にも関わらず、過去10年で逃げ馬は一度も逃げ切ったことがなく、逃げよりも追い込みの方が複勝率が高いような有様です。
小倉2歳ステークスは夏の小倉開催最終週で、内側の馬場状態が荒れていることが多いのも勿論原因として考えられますが、それ以上に2歳戦特有の前走逃げて勝った馬が多くなってしまうというのが大きな要因として考えられます。
| 前走脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 3- 4- 4- 43/ 54 | 5.6% | 13.0% | 20.4% | 24 | 61 |
| それ以外 | 7- 6- 6- 67/ 86 | 8.1% | 15.1% | 22.1% | 180 | 109 |
前走脚質別のデータを見ると、前走逃げて勝ってきた馬が54頭。過去10年の出走が140頭であることを考えると、約40％が前走逃げて勝ってきた馬という、とんでもない比率の高さとなっています。
これだけ前走逃げて勝った馬が多いとなると、どうしてもペースは必要以上に速くなりがちで、最終週の馬場も相まって逃げ切りが難しいという形になるのでしょう。
最終週の馬場や他馬との兼ね合いを考えた時に、前走控える競馬を経験しているというのが大きなアドバンテージになりそうです。
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡・セン | 5- 5- 6- 55/ 71 | 7.0% | 14.1% | 22.5% | 38 | 68 |
| 牝 | 5- 5- 4- 55/ 69 | 7.2% | 14.5% | 20.3% | 204 | 114 |
また、このレースは牝馬が好相性となっています。
過去10年のデータを見ると勝率から複勝率は互角程度になっていますが単勝回収率、複勝回収率が雲泥の差となっており、牝馬が圧倒的に高回収率であることが分かります。牝馬がよく穴を開けているのです。
| 性別 | 着別度数(良馬場) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡・セン | 3- 2- 3-36/44 | 6.8% | 11.4% | 18.2% | 44 | 69 |
| 牝 | 3- 4- 3-33/43 | 7.0% | 16.3% | 23.3% | 303 | 167 |
また良馬場に限ったデータを見ると、さらにこの傾向は加速しており、良馬場なら勝率から複勝回収率まですべてにおいて牝馬が牡馬を上回る成績となっていました。
夏競馬も今週で終わりとなりますが、このレースが最後の「夏は牝馬」です。良馬場ならスピード勝負になることが多く、牡馬のパワーというよりも牝馬のスピードが必要になってくるのでしょう。
今年の出走馬で前走控える競馬、そして牝馬という条件を同時にクリアしたのはフォルテローザ、キャンシーエンゼルの2頭しかいません。
過去10年でこの条件をクリアした馬は単勝回収率310％、複勝回収率も147％と楽々回収率100％を超えていることを考えると、今年はこの2頭が狙い目なのではないかと思います。
推奨理由③「前走は指折りのレース内容」
キャンシーエンゼルの前走は、今回の出走メンバーでも指折りのレース内容ではないかと思います。
この馬は前走中京芝1200を68.7秒というタイムで勝っているのですが、これは過去10年中京芝1200の2歳新馬・2歳未勝利戦において4番目に速いタイムです。一番速いタイムが今年の春に注目を集めたビッグシーザーの未勝利戦。その次がショウナンマッシブ、ゼリアの未勝利戦と続くのですが、新馬戦に限ったタイムで見ればキャンシーエンゼルが歴代最速のタイムでした。
もちろん当日の馬場状態が良く速いタイムが出やすいコンディションではあったのですが、それでも同日に同条件のアスクワンタイムより0.6秒も速いタイムで、翌日の古馬1勝クラスでも4着に相当するもので、すでに古馬1勝クラスの中に混じっても、そこそこやれそうなところを見せています。
先週まで今年2歳の芝1200メートルは45レースありましたが、その中でもキャンシーエンゼルの68.7秒というのは、ドナヴィーナスに次いで2番目に速いものです。ドナヴィーナスを始めとして他にラインインしている馬は殆どが平坦で時計の出やすい小倉だったのに対して、キャンシーエンゼルが急坂の中京ということを考えれえば、キャンシーエンゼルの前走タイムがいかに価値のあるものであるか分かるはずです。
先程、適性的にも高いものがあるだろうという説明をしましたが、単純に能力的なことを考えても、この馬が強いかなという感じで、ここはキャンシーエンゼルを本命にしたいと思います。
まとめ
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