【アイビスサマーダッシュ2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回はアイビスサマーダッシュが、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼
これまでの成績
...

人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 6- 2- 0- 2/ 10 60.0% 80.0% 183 117
2番人気 1- 4- 0- 5/ 10 10.0% 50.0% 78 95
3番人気 0- 1- 2- 7/ 10 0.0% 30.0% 0 55
4~6人気 0- 2- 2- 26/ 30 0.0% 13.3% 0 33
7~ 人気 3- 1- 6- 90/100 3.0% 10.0% 95 77

アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にあります。

1番人気が勝率60%、複勝率80%。回収率も100%を超えるほど高い好走率となっていました。夏競馬は能力通り、実績通りとはいかない難しいレースが多いですが、このレースに限っては堅めの傾向が出ていました。

アイビスサマーダッシュは他の夏重賞とは違って、ハンデ戦ではないというのが大きいと思いますし、このレースにはあまりにも有名すぎる、とある傾向が存在するというのもあるでしょう。

この後、とある傾向について話していきますが、それには逆らわない方がいいでしょう。とりあえずココでは夏競馬の割に堅い傾向にあるということだけは覚えておいてください。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 0- 0- 2-15/17 0.0% 11.8% 0 184
2枠 2- 1- 0-14/17 11.8% 17.6% 251 80
3枠 0- 0- 1-17/18 0.0% 5.6% 0 64
4枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 12 15
5枠 1- 2- 1-16/20 5.0% 20.0% 39 42
6枠 1- 2- 2-15/20 5.0% 25.0% 9 72
7枠 1- 2- 3-18/24 4.2% 25.0% 17 48
8枠 4- 2- 1-17/24 16.7% 29.2% 260 85

アイビスサマーダッシュは、圧倒的に外枠有利です。

8枠が勝率16.7%。複勝率29.2%。他を見ても複勝率20%以上は軒並み外枠となっていました。このレースは一目瞭然。明らかに外枠有利の傾向にあります。

先程話した、とある傾向というのがこの外枠有利です。この傾向はあまりにも有名な傾向で馬券的な妙味はないんじゃないかと思われる人がいるかもしれませんが、未だに8枠の単勝回収率100%を超えています。殆どの人が外枠有利だと知っているにも関わらず、なお8枠から人気薄の勝利しているのです。

去年は内枠からオールアットワンスが勝ちましたが、実際の進路を見ると外ラチ沿いを走っていました。わざわざ内枠から外ラチ沿いまで移動するほど、外側を走る馬が有利となるのです。

このレースはとりえあず外枠。外ラチ沿いを走れそうな馬を選ぶのが絶対的な鉄則となるでしょう。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 2- 6- 0- 8/ 16 12.5% 50.0% 60 91
先行 3- 2- 5- 26/ 36 8.3% 27.8% 28 115
中団 2- 2- 2- 55/ 61 3.3% 9.8% 10 22
後方 3- 0- 3- 41/ 47 6.4% 12.8% 202 94

アイビスサマーダッシュは、どちらかといえば前有利です。

このレースは新潟芝1000m。短距離の中の短距離であるせいか逃げ馬が複勝率50%。逃げたというだけで半分以上の確率で馬券絡みしています。

ただその一方で意外にも差しも決まっており、逃げ先行で過去10年5勝。差し追込も過去10年5勝。勝ち星はほぼ互角程度になっていました。

どちらかといえば前有利かなと思いますが、後ろからの競馬でも十分チャンスはあります。ここは展開次第というところが大きいでしょう。

基本データまとめ

簡単にココまで話した内容をまとめますと、アイビスサマーダッシュは、

・夏競馬にしては堅めの傾向
・圧倒的に外枠有利
・どちらかといえば前有利

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

ここからはこれらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が今年のアイビスサマーダッシュにピッタリかというのを考えておこうと思います。

前走着差データ

前走着差 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走~0.6秒 10- 9- 7- 74/100 10.0% 26.0% 121 74
前走0.7秒~ 0- 1- 3- 56/ 60 0.0% 6.7% 0 66

前走0.7秒以上負けている馬は、過去10年で勝っていません。

アイビスサマーダッシュは堅めの傾向にあるという話しをしましたが、それに伴って前走でもある程度の能力を示してした馬。ある程度の能力が保証されているのが当然有利です。逆に前走0.7秒以上負けている馬では、あまり紛れる余地のないココでは能力的に厳しいでしょう。

前走負けている馬を狙うとしたら0.6秒差以内の負けまでに留めているような馬からです。

キャリアデータ

過去10年の勝ち馬の殆どが新潟芝1000mで勝ったことがある、もしくはこのレースで馬券圏内の実績がありました。

新潟芝1000mは他のコースにない直線での勝負になるせいか、近年で言えばライオンボス。昨年勝ったオールアットワンスのようなこのコースしか走らない、いわゆる新潟芝1000m巧者というのが生まれやすい舞台なのです。そのためこの舞台での実績。高い適性が必要になるというわけでしょう。

ここは同じ舞台で勝ったことがある、もしくはこのレースで馬券圏内の実績があるというのは大きな強みになるでしょう。

性別データ

性別 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
牡・セン 3- 4- 5- 65/ 77 3.9% 15.6% 57 58
7- 6- 5- 65/ 83 8.4% 21.7% 93 83

アイビスサマーダッシュは牝馬が活躍する傾向にあります。

ここまで能力や適性の話しを多くしてきましたが、これは状態的な側面が大きいでしょう。競馬には「夏は牝馬」という格言がありますが、これはデータ的にも立証されている格言で、毎年7~8月頃は牝馬の方が好成績になっています。このレースもその例外ではありません。

牡馬と牝馬で迷ったら牝馬の方を重視するというのは、夏競馬の鉄則と言ってもいいかもしれません。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはチェイスザドリーム、マイヨアポア、マウンテンムスメの3頭です。

この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走韋駄天ステークスのデータではないかと思います。

前走韋駄天Sのデータ

前走レース 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
韋駄天ステークス 4- 7- 1- 32/ 44 9.1% 27.3% 149 64
それ以外 6- 3- 9- 98/116 5.2% 15.5% 47 74

前走韋駄天ステークス組の中では、逃げていた馬に要注目です。

まず前走レース別のデータを見ると、このレースへの前哨戦として名高い韋駄天ステークス組が好相性となっており、前走が韋駄天ステークスだったというだけで単勝回収率100%を超えていました。

前走韋駄天S 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
初角1番手 2- 3- 0- 2/ 7 28.6% 71.4% 138 137
2~5番手 0- 3- 1- 6/10 0.0% 40.0% 0 57
6番手~ 2- 1- 0-24/27 7.4% 11.1% 207 47

さらに前走韋駄天ステークス組の中でも、特に狙い目になるのが逃げていた馬です。実際に前走位置取り別のデータを見ると、前走韋駄天ステークスで逃げたというだけで複勝率71.4%。回収率も非常に優秀な数値となっています。

アイビスサマーダッシュは開幕週。それに対して韋駄天ステークスは最終週に行われるレースです。最終週で前の馬が止まりやすいタフな馬場から、前が有利になりやすい開幕週の馬場に替わるというだけで、大きな上積みが見込めるのです。

前走韋駄天Sで逃げ 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 95 140
前走2着 1- 1- 0- 0/ 2 50.0% 100.0% 390 235
前走3着 0- 1- 0- 0/ 1 0.0% 100.0% 0 210
前走4着~ 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0 0

実際に前走韋駄天ステークスで逃げて3着以内だった馬は、本番となるココでも複勝率100%という驚異的な成績になっています。

前走韋駄天ステークス組で逃げて馬券絡みした馬がいれば、ココでは狙い目と見て間違いありません。

まとめ

というわけで今年のアイビスサマーダッシュにピッタリの馬は、マウンテンムスメではないかと思います。

この馬は前走韋駄天ステークスで逃げて馬券絡みした馬です。この時は不利である内枠からの競馬だったことを考えても、前走は非常に評価できる内容でしょう。去年や一昨年はこのレースに出て駄目でしたが、どちらも北海道から参戦というキツイローテだったのが響いたかなという印象です。今年は韋駄天ステークスからの直行。ここ一本に絞ってきたローテーションですし、今年は好走にも期待できると見ています。