皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は日本ダービーの追い切り診断となります。
それでは早速ジャスティンミラノから見ていきましょう。
ジャスティンミラノ
前走は1週前だけCWで速い時計を出して、それ以外は遅めの全体時計で仕上げるなど、結果的に勝ってこそいますが、ダービーへ向けて余力残しという感じがありました。
それが今回は1週前追い切りだけでなく2週前にもCWで速い時計を出すなど、皐月賞からダービーにかけて調教強化しています。流石はダービーを何度も勝っている友道厩舎という感じです。
1週前追い切りで若干併せ馬に遅れたのは気がかりですが、今回は良い状態になっているでしょう。
追い切り評価「A」
レガレイラ
1週前追い切りで強めに併せ馬を尻目に、こちらは余裕のある手応えで回ってくることが出来ていました。最終追い切りは遅めの全体時計ですが、それでも3頭併せの真ん中で良い手応えを見せています。
休み明けだった前走から終い10秒台を叩き出すなど、かなり良い仕上がりだったと見ているだけに、ここに来ての上積みまではありませんが、今回もしっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
シックスペンス
1週前に南Wの自己ベスト更新。馬場の内側を通ったとはいえ3ハロン35.0秒という非常に速いラップを刻む動きが出来ていました。最終追い切りの坂路でも一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは楽々と先着するなど、この中間の動きは申し分ありません。
この馬はデビュー戦から使うごとにドンドン調教でも動くようになってきており、今回は1週前の自己ベスト更新が示すように、これまでの中でも一番走れそうな状態です。
大一番へ向けて、万全の仕上がりと言っていいでしょう。
追い切り評価「S」
アーバンシック
最終追い切りで終い10秒台をマーク。併せ馬に楽々先着する動きが出来ていました。前走も自己ベスト更新するなど良い動きを見せていましたが、今回も前走と遜色ありません。
ここに来ての大きな上積みまではありませんが、今回もしっかり好調キープ。今回も前走のような走りに期待できる仕上がりです。
追い切り評価「A」
エコロヴァルツ
この馬で良い結果だった朝日杯フューチュリティステークスの時は、最終1週前ともに併せ馬で先着する動きが出来ていましたが、前走そして今回と併せ馬をしていません。
共同通信杯で折り合いを欠いてしまったせいか、併せ馬を使った攻めた調教が出来てなくなっている印象です。動き自体も前走から大きく変わった感じはなく、良くも悪くも前走同様までといった感じでしょう。
追い切り評価「B」
コスモキュランダ
1週前に馬場の外側を回って南W3ハロン36秒台の好時計をマーク。最終追い切りは軽めに流す程度でしたが、それでも併せ馬に先着することは出来ていますし、今回も悪くない状態にはありそうです。
前走は内側を回ったとはいえ3ハロン35秒台を出すなど、かなり速いラップを刻む動きで、それ以上かと言われれば微妙なところですが、今回も好調キープと見ていいでしょう。
追い切り評価「A」
ゴンバデカーブース
前走は一杯に追って併せ馬で遅れるなど、いかにも休み明けという感じの仕上がりでしたが、今回の最終追い切りでは楽な手応えで併せ馬に先着。目黒記念に出走するシュトルーヴェに優勢の手応えでした。
今回は叩き2走目の上積みに期待できそうで、サウジアラビアロイヤルカップぐらい走れてよさそうな状態です。
追い切り評価「A」
サンライズアース
最終1週前ともに一杯に追って終い11秒台後半。元々あまり調教では動かないタイプですが今回も相変わらず地味な動きになっています。
いつも調教では動かないタイプだけに判断に難しいところもありますが、大敗だった前走から大きく変わった様子がありません。
調教でのズブい動きなんかを見ると、ダート馬なのかな?という感じもあり、芝のスピード勝負では厳しいタイプかもしれません。
追い切り評価「B」
サンライズジパング
前走は最終追い切りで坂路51秒台。ゴールに向かって加速していく動きを見せるなど、調教ではかなり動いていましたが、今回の最終追い切りは坂路52秒台。前走ほどは動いていません。
前走より上の状態ということはなさそうで、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
シュガークン
前走はCW3ハロン35秒台の速いラップを刻む動きでしたが、今回の1週前追い切りでもCW3ハロン35秒台。前走から引き続き良い動きが出来ています。
最終追い切りの坂路こそ軽く流す程度でしたが、前走も最終追い切りも同じような感じでしたし、今回も前走ぐらいは走れる状態でしょう。状態は高いレベルで安定しています。
追い切り評価「A」
ショウナンラプンタ
間隔が詰まっての出走のせいか、今回は軽めの調整のみとなりました。これまで一度もやっていなかったプール調教も多用するなど、この中間の調整内容はどうかなという印象です。
流石に前走より上という感じはせず、ここは良くて前走同様まで。前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
シンエンペラー
1週前にCWの自己ベスト更新。併せ馬をしたミスタージーティーに先着する動きが出来ていました。前走はミスタージーティーに互角程度の動きだったことを考えれば、これは前走以上と言っていいでしょう。
自己ベスト更新が示すように、ここは前走より走れそうな状態。ダービーへ向けて良い状態になっているでしょう。
追い切り評価「A」
ジューンテイク
前走は坂路51秒台。前々走なんかは坂路50秒台を出すなど、調教では良く動くタイプのはずですが、この中間は地味な動きになってます。
間隔が詰まっているとはいえ、今回と同じく中2週での出走だった前々走が坂路50秒台を出していたことを考えると、これは少し物足りません。
前走より上の状態ということはなさそうで、ここは前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
ダノンエアズロック
前走は最終追い切りが坂路になるなど、明らかにダービーを見据えた仕上げでしたが、今回は最終追い切りが南W。間隔が詰まっての出走でも、本番となるココでしっかり調教強化してきました。これは前走以上の走りが出来ても不思議ありません。
弥生賞の敗因がイマイチ分かりませんが、仕上がり的には弥生賞やアイビーステークスと同じくらいの水準にありそうです。この馬としては良い仕上がりでしょう。
追い切り評価「A」
ダノンデサイル
1週前にCWの自己ベスト更新。この時はラスト3ハロン35.1秒。終い11.0秒という非常に速いラップも刻んでおり、併せ馬も置き去りにしてしまうなど、文句のつけようがないものでした。
最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが、1週前の段階で万全の仕上がりと見て間違いありません。自己ベスト更新が示すように、これまでの中で一番走れる状態になっています。
ここでは能力的に足りるかどうか次第ですが、1週前の動きを見ると強敵揃いのココでも好走しても不思議ない素質を感じます。穴ならこの馬の一発でないかと思います。
追い切り評価「S」
ビザンチンドリーム
1週前の併せ馬で劣勢の手応え。日曜日の坂路では一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。最終追い切りこそ悪くない動きでしたが、1週前や日曜日の動きを見ると、どうかなという感じがします。
きさらぎ賞を勝った時は今回より動けていただけに、もしかしたら今回は本調子にないのかもしれません。
追い切り評価「B」
ミスタージーティー
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。この時併せたのがシンエンペラーなのですが、前走はシンエンペラーと互角程度の動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
前走から大きな上積みはなさそうで、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
メイショウタバル
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。この時は併せ馬を後ろで我慢する調教で、折り合いを欠くことなく走れていたのは良かったと思いますが、追われてからが案外なものでした。
折り合いを欠くことなく利口に走れていたというより、個人的には元気がないなという印象を受けます。今回はレースでも折り合いはつくかもしれませんが、肝心の仕上がり的には下降線気味かなと思います。
追い切り評価「B」