皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は阪神大賞典の追い切り診断となります。
それでは早速ブローザホーンから見ていきましょう。
ブローザホーン
前走までは美浦所属でしたが今回から栗東に転厩しています。それに伴って調教場所も美浦から栗東へと変わっており、過去との明確な比較はできないのですが、今回もこの馬なりに悪くないかなという印象です。
まず中8週で追い切り9本。約1ヶ月前からじっくり乗り込んでいます。美浦にいた頃から調教では動かないタイプで。調教での動き自体は地味ですが、併せ馬に大きく遅れるようなことはなかったですし、今回も前走ぐらい走れて不思議ありません。
転厩初戦で判断に難しいところですが、個人的にはしっかり好調キープと見ています。
追い切り評価「A」
サヴォーナ
1週前にCWの自己ベスト更新。併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていました。菊花賞の時にCWで速い時計を出した際は終い12秒台まで失速していましたが、今回も終い11.6秒。以前よりしっかりした末脚を使えるようになっています。
この馬は見るたびに調教での動きが良くなっており、ここに来ての成長力。古馬になって力をつけてきている1頭でしょう。今回は今まで一番走れそうな状態です。
追い切り評価「S」
テーオーロイヤル
中3週と間隔が詰まっての出走ですが、最終1週前ともにCWでしっかり追い切りをしています。流石に前走以上という感じはしませんが、前走から大きく変わった印象もありません。
今回は前走からしっかり好調キープ。あくまで目標は天皇賞春。まだ少し余裕のある仕上げかなとは思いますが、前走ぐらいなら走れてよさそうです。
追い切り評価「A」
アンタンスルフレ
地方馬で過去との比較ができないため、調教評価はナシとなります。地方の中でもそこまで目立った存在ではないですし、状態が良かったとしても厳しいような感じがします。
追い切り評価「×」
ゴールデンスナップ
1週前に1勝クラスの馬と併せ馬をしましたが劣勢の手応えでした。2走前や3走前などは古馬OPクラスを相手に余裕を持った手応えで回ってくることが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
最終追い切りが芝での追い切りになっているところを見ても、本調子にない可能性は高いです。ここは良くて前走同様まで。個人的には前走や前々走より下の状態である可能性は高いと見ています。
追い切り評価「B」
ショウナンバシット
この馬は元々調教ではよく動く馬で、神戸新聞杯の時なんかは抑えるのに苦労する手応えで終い11.3秒。抑えなければ終い10秒台が出ていたであろう動きが出来ていました。
それが今回は1週前追い切りで併せ馬に劣勢の手応え。最終追い切りなんかは併せ馬に遅れるような有り様です。この馬も良かった頃の状態にはないのかなという印象です。
追い切り評価「B」
シルヴァーソニック
1週前にCW3ハロン36秒台。ボッケリーニに併せ馬で先着する動きが出来ていました。最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが、それでもこの馬としては速めの時計が出るなど、この中間は動きの良さが目立っています。
久々になりますが、これならいきなりから能力を出せていいはずです。この馬なりの良い状態にはなっているでしょう。
追い切り評価「A」
ジャンカズマ
1週前にCW3ハロン36秒台を出しましたが、これは体重の軽い小沢騎手が乗ってのものでした。同じく小沢騎手が乗っての追い切りだった2走前の時は、今回よりも速いタイムが出ていました。
この馬に関しては良くも悪くも近走から変わった感じがありません。今回も近走ぐらい走ってどこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「B」
ゼーゲン
最終追い切りで併せ馬をしましたがアッサリ遅れていました。1週前追い切りでも併せ馬に劣勢の手応えで、相手が持ったままの手応えだったのに対して、こちらは一杯に追われていました。
3走前に勝った時は同じ厩舎のヒシイグアスを相手に負けない動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
前走なんかと比べても少し落ちるなという印象で、ここは良くて前走同様までになりそうです。
追い切り評価「B」
ディープボンド
去年や一昨年は1週前にCWで速い時計を1本だけ出して、その他は坂路だったりCWで終い重視の軽め調教。次の天皇賞春を見据えて余力残しという感じでした。
それが今年は2週前にCW3ハロン36秒台。1週前や最終追い切りで36秒台を出すなど速い時計を連発しています。去年や一昨年なんかと比べると、かなりしっかり仕上げてきました。
今年は天皇賞春の叩き台というよりは久々の勝利。復活を狙って仕上げてきています。前哨戦から万全の仕上がりと言っていいでしょう。この馬の復活があるならココになるかなと思います。
追い切り評価「S」
ディアスティマ
3走前の目黒記念で好走した時は最終追い切りの坂路で終い12.2秒。この馬としては良い末脚を見せていましたが、今回は終い12.9秒でラスト1ハロンで失速しています。
今回も重賞で好走した時ほど良い状態にはなさそうで、ここは良くて前走同様まで。前走と比べても少し落ちるかなという印象です。
追い切り評価「B」
プリュムドール
1週前に乗り替わりとなる和田騎手を乗せて終い11.0秒。最終追い切りも楽な手応えで終い11.2秒をマークし併せ馬に先着する動きが出来ていました。
同じような間隔だった前走は最終1週前ともに終い12秒台付近の軽め調教だったことを考えると、今回はかなり攻めた調教をしてきたなという印象です。前走から上積みがあっても不思議ありません。
今回は、この馬なりの良い状態になっていそうです。
追い切り評価「A」
メイショウブレゲ
この馬は元々あまり調教では動かないタイプで、勝った前走も坂路で終い13秒台。併せ馬にも遅れるような有り様でした。
それが今回は1週前のCWで終い11秒台。最終追い切りも坂路で終い12秒台後半など、この馬としては悪くない動きが出来ています。
前走からのデキ落ちということはなさそうで、今回もしっかり好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ユーキャンスマイル
最終1週前ともに一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。好走した3走前の新潟記念の時は併せ馬に遅れない動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
今回の動きを見ると良化途上という印象が強く、間隔が空いての出走となる影響がありそうです。
追い切り評価「B」
ワープスピード
最終追い切りで強めに追いましたが併せ馬で遅れていました。前走や前々走は併せ馬に先着。遅れない動きが出来ていただけに、今回の動きは少し物足りません。
ここは良くて前走同様までという感じで、前走以上ということはなさそうです。
追い切り評価「B」