皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はホープフルステークスの追い切り診断となります。
それでは早速シンエンペラーから見ていきましょう。
シンエンペラー
12月20日にホウオウアマゾンと併せ馬をして先着。乗り替わりとなるムルザバエフ騎手を乗せて良い動きを見せていました。最終追い切りは坂路で調整程度のものでしたが、20日の段階でしっかり仕上がっているでしょう。
デビュー戦の時は最終追い切りで坂路59秒台。1週前なんかは坂路60秒台と全く強い調教をしておらず、かろうじて日曜日に坂路55.8秒から終い11秒台を出した程度で、こんな軽い調整で大丈夫かと思ったのですがレースに行けば快勝でした。新馬戦の時を考えれば今回はだいぶ調教で動くようになっており、レースを使うごとに追い切りの動きは良くなっています。
最終追い切りで少しヨレるところを見せるなど、完成度という意味では後々もっと良くなってくる馬だと思いますが、デビューしてからの中では今回が一番走れそうな仕上がりです。今のこの馬としては万全と言っていいでしょう。
追い切り評価「S」
ゴンバデカーブース
最終追い切りでラスト3ハロン36秒台をマークし併せ馬を置き去りにする動きが出来ていました。最終追い切りの動きは悪くありません。今回もまずまず仕上がっている印象を受けます。
ただ21日の追い切りでは強めに追ってなんとか併せ馬に追いついたという動きになっており、併せていた馬の鞍上がまだ来ないのか?と心配されるシーンがありました。前走の追い切りではこんなことはなかっただけに、これは少し気がかりです。
前走は3頭併せの真ん中に入れてしっかり併せ馬。1週前なんかはラスト3ハロン35秒台を出す動きが出来ていただけに、今回の追い切りは少し物足りません。前走が良すぎたというのもあると思いますが、今回は上積みまで期待するのは厳しいように感じます。
追い切り評価「A」
レガレイラ
1週前に一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは抑えきれない手応えで回ってることが出来ていました。最終追い切りは木村厩舎が得意な3頭併せの真ん中に入れる実践的な調教をしましたが、内側から併せ馬が来ると自ら反応して、またまた抑えきれない手応えで抜け出そうとするなど抜群の動きを見せていました。今回の追い切りは誰が見ても良いと言えるものだったのではないかと思います。
前走は時計こそ計測不能でしたが併せ馬には互角程度の動き。1週前なんかは格上の馬が相手だったとはいえ、あっさり遅れてしまっていたことを考えると、前走以上と言っていいでしょう。
仕上がり面に関しては太鼓判を押せる1頭です。完成度についてもこのメンバーでもかなり上位に入りそうで、今回のレースにかけては良い意味での早熟性もあるでしょう。調教からは文句なしと言っていいかもしれません。
追い切り評価「S」
アドミラルシップ
最終1週前と併せ馬をしましたが、いずれも劣勢の手応えになっていました。最終追い切りの動きを見ると真っ直ぐ走ることが出来ず、修正しながらの走りになるなど、まだ幼さを残るところを見せています。
デビュー戦を一度使いましたが前走から大きく変わった様子はありません。ここは良くて前走同様までになるでしょう。完成度という意味でもこのメンバーに入ると少し見劣る印象です。
追い切り評価「B」
アンモシエラ
前走や前々走は間隔が詰まっての出走でしたが、それでも併せ馬をしてシッカリ先着。間隔が詰まっているのを感じさせないハードな調教をこなしていました。
それが今回は乗り込み量こそ多いものの併せ馬を全くしておらず、時計としても前走の最終追い切りより速いものが出ていません。これはどうでしょうか。
適性どうこう以前に状態的に微妙な印象を受けます。
追い切り評価「B」
インザモーメント
1週前の併せ馬で強めに追いましたが併せ馬で劣勢の手応え。この時はコーナーを出てから早めに仕掛け、先に前に出たのですが併せ馬が持ったままの手応えで迫ってくると、最後は頭ひとつ分先着されたようにも見えました。併せ馬の内容としては隣の馬の方が良かったかなという印象です。
最終追い切りの坂路も本当に流す程度で終わったという感じですし、これはどうでしょうか。前走や前々走から上積みがあるようには見えず、むしろ少し間隔が空いた影響がありそうな感じがします。
追い切り評価「B」
ウインマクシマム
最終追い切りは馬場の外側を回りしましたが、コーナーの段階で抑えきれない手応えといった様子で、直線に入ってから鞍上が軽く見せムチをすると素早く反応して加速していく動きも見せていました。これは状態が良さそうです。中3週ですが前走からのデキ落ちなどはありません。しっかり好調キープでしょう。
最終追い切りを見るとかなりダイナミックな走りをする馬で、揉まれる競馬やスムーズな走りが出来ないとどうかなという感じはありますが、前走のように逃げるなどしてスムーズな競馬さえ出来ればチャンスがあってもいいかもしれません。
追い切り評価「A」
サンライズアース
1週前追い切りで併せ馬をしました。この時は抑えきれない手応えで抜け出してしまい、隣の併せ馬が来るのを待つ形になりましたが、併せ馬が近づいてきて軽く追われると、あっさり突き放す動きが出来ていました。時計以上に良いなと思わせる内容です。
最終追い切りは終い重視で軽くやる程度でしたが、この時も一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは楽な手応えで抜け出すことが出来ており、これは状態が良さそうです。
前走は調教での動きが地味だったこともあり人気薄でしたが、明らかにそれ以上の動きを見せています。一度使っての上積みに期待できそうです。この馬なりに良い状態に仕上がっているでしょう。
追い切り評価「A」
サンライズジパング
この馬は元々調教ではよく動くタイプで坂路51秒台。CW80秒を切る時計を出すのも珍しくない馬です。
今回も14日に坂路51秒台をマークしつつ終い11秒台。併せ馬を置き去りにした記録が残っています。最終追い切りでも一杯に追われるノットゥルノを尻目に、こちらは楽な手応えで坂路を駆け上がることが出来ています。元々動く馬ですが今回も相変わらずといった感じです。
芝への適性が鍵にはなりそうですが、状態面に関しては好調キープ、今回も2走前や3走前ぐらいは走れておかしくない仕上がりです。
追い切り評価「A」
ショウナンラプンタ
前走は最終1週前ともに終い11秒台を連発。最終追い切りなんかは自己ベストをマークしつつ余裕を持った手応えで終い11秒台を出すなど、かなり良いなと思わせるものでした。
それが今回は終い12秒台ばかりで全体時計も目立ちません。やや間隔が詰まっているので仕方ないところもありますが、これはどうでしょうか。
ここは良くて前走同様までかなという印象で、上積みまで期待するのは厳しいかもしれません。
追い切り評価「B」
シリウスコルト
12月20日に併せ馬をしてシッカリ先着。この時併せたのが2歳新馬、障害未勝利馬ではありましたが全く相手にしない動きが出来ていました。最終追い切りの坂路もそこそこ速い時計を出しながら最後まで失速しない走りが出来ていましたし、これは状態が良さそうです。
前走もナランフレグやラーグルフなど同じ厩舎の看板馬たちを相手に互角以上の動きが出来ていただけに、ここに来ての上積みまではなさそうですが、今回もしっかり好調キープでしょう。今回もこの馬なりの良い状態にはあります。
追い切り評価「A」
センチュリボンド
最終追い切りで一杯に追われましたが併せ馬に遅れていました。この時はムチが入るなど、かなりハードに追われたのが隣を走っていた併せ馬。2歳未勝利馬に併せ馬で遅れており、これはどうでしょうか。
この馬は元々調教ではあまり動かないタイプで前走の最終追い切りや、新馬戦の時も併せ馬で遅れていますが、ムチが入るほど一杯には追われていませんでした。それが今回はムチが入って併せ馬に遅れ。いくら調教では目立たないタイプとはいえ高評価することは出来ません。
今回は良くて前走同様までという印象で、前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
タリフライン
最終追い切りで強めに追いましたが併せ馬で劣勢の手応えでした。前走も併せ馬をしていましたが、この時は互角程度の動きは出来ていただけに、これは気になるところです。時計としても強めに追って終い12秒台は目立ちませんし、少し物足りない印象を受けます。
ここは良くて前走同様まででしょう。現状での完成度としてもこのメンバーでは見劣るかなと思います。この馬は後々もっと良くなってきそうな感じがします。ここは持っている素質だけでどこまでやれるかです。
追い切り評価「B」
テンエースワン
1週前にCWの自己ベスト更新しましたが、この時は一杯に追って終い12.7秒と大きく失速していました。最終追い切りの坂路でも一杯に追って失速してしまうなど、調教での動きは微妙な印象を受けます。
未勝利を勝った時は坂路で今回より速い全体時計でしたが、それでも終い失速することはなかっただけに、今回は状態的にはどうでしょうか。
そもそも調教での動きを見ると、いかにもスピードのないダート馬という感じですし、適性的にも疑問が残ります。
追い切り評価「B」
ディスペランツァ
1週前に坂路51.1秒の好時計をマーク。自己ベスト更新しました。最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが1週前の段階でしっかり仕上がっているでしょう。この馬は2走前にも坂路51秒台を出すなど元々調教ではよく動くタイプですが、今回も相変わらずといった感じです。
前走は併せ馬で遅れてしまうなどこの馬としてはイマイチだったかなという印象もあっただけに、今回は前走以上に期待してもいいかもしれません。今回は前走よりは上。未勝利戦を勝った時と同じくらいの仕上がりです。
追い切り評価「A」
ホルトバージ
1週前に一杯に追いましたがCWで終い12秒台。実際の動きを見ると併せ馬にこそ先着したものの、追われてからエンジンが掛かるまでモタモタした印象で、鋭い反応が出来ていませんでした。
最終追い切りもこれといった目立った感じではありませんし、調教的にはそこまで良いように感じません。状態的にはもちろん素質的にもこのメンバーに入ると厳しいのかなと思います。
追い切り評価「B」
ミスタージーティー
1週前に軽く追っただけで併せ馬に先着。この時はムチを使って一杯に追われる併せ馬を尻目に、余裕を持った手応えで回ってくることが出来ていました。最終追い切りも遅いではありましたが、坂路を真っ直ぐ駆け上がってくる集中した走りを見せていましたし、これは状態が良いでしょう。
前走も一杯に追われる併せ馬を相手に楽々先着するなど、調教で良い動きを見せていただけに、前走からの上積みまではないですが、しっかり好調キープでしょう。完成度という意味でもこのメンバーなら上位のものがありそうです。
追い切り評価「A」
ヴェロキラプトル
最終追い切りで坂路の自己ベスト更新。1週前追い切りも遅い時計ながら併せ馬にしっかり先着するなど良い動きが出来ていました。
この馬は坂路で終い重視ばかりの高野厩舎の所属馬ということで、ラスト1ハロンだけでどれぐらい加速出来たかが重要になってくるのですが、今回は新馬戦や前走と同じくらいの末脚となっていました。
ここに来ての上積みがあるように見えませんがシッカリ好調キープ。前走ぐらいは問題なく走れそうな状態です。
追い切り評価「A」