皆さんこんにちは、アギョウです！
今回はターコイズステークスの追い切り診断となります。
それでは早速コナコーストから見ていきましょう。
コナコースト
最終追い切りの坂路で楽々と終い11秒台。この馬は元々調教ではよく動くタイプでいつも調教では良い時計が出る馬ですが今回も相変わらず調教では動けていました。
休み明けだった前走の段階でCW77.1秒。坂路51.2秒などかなり動けていただけに、状態的な上積みはないですが、今回もしっかり好調キープでしょう。
ここは状態というよりも能力的に足りるかどうか。適性的に中山が合うかなどの方が重要になってきそうです。
追い切り評価「A」
ヒップホップソウル
最終追い切りで3頭併せの真ん中から抜け出して併せ馬に先着。木村厩舎が得意とする実践的な調教を施してきました。前走は間隔が詰まっての出走。関西への輸送があったということもあってか、3頭併せの真ん中から抜け出す実践的な調教が出来ていませんでしたが、今回はいつも通りの調教メニューをこなしています。
これなら2走前の紫苑ステークスぐらい。その前のオークスぐらいは走れてもいいかもしれません。この馬に関しても状態云々というよりも能力的にどうか。適性的にどうかが鍵になってきそうです。
追い切り評価「A」
サウンドビバーチェ
今回は久々の競馬になりますがこの中間は追い切り12本。同じ休み明けだった洛陽ステークスの時は追い切り5本といえば、今回の入念な乗り込み具合が分かります。洛陽ステークスの時は仕上がってなかったせいもあり全然駄目でしたが、今回はあんなことはないでしょう。
むしろ入念な乗り込みも甲斐もあってか今回は最終1週前ともにCW79秒台の好時計をマーク。ラスト3ハロンも35秒台でまとめることが出来ています。単純に良い動きだったかなと思います。元々調教ではよく動く馬ですが今回も休み明けを感じさせない動きが出来ていました。
これはいきなりから能力を出し切れる状態。阪神牝馬ステークスや前走のような走りが出来る万全の仕上がりです。
追い切り評価「S」
アナザーリリック
この馬は元々調教ではよく動くタイプで、駄目だった前走も馬なりで楽々と併せ馬に先着。その前の関屋記念の時なんかは芝とはいえ楽な手応えで終い10秒台が出るほど調教では動いていました。
それに比べて今回は南Wで終い11秒台前半が出ているものの、強め一杯に追われるシーンがありました。いつも馬なりで楽々良い動きが出来ていた近走と比べるとどうしょうか。
ここは良くて前走同様までという印象で、前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
ウインピクシス
前走は約3ヶ月半ぶりのレースにも関わらず追い切り5本のみ。最終1週前ともに南Wの内側を通っての調教で、時計も終い重点という感じになるなど、休み明けとしては調教負荷が軽いなという印象もありました。
それが今回は中4週で追い切り4本。比較的馬場の外側を通って前走以上の全体時計を出すなど調教強化してきています。これは前走以上があっても不思議ありません。叩き2走目でキッチリ上昇と見ていいでしょう。
追い切り評価「A」
キタウイング
最終追い切りの坂路で終い13秒台。大した全体時計でもないのにあっさりと終い失速していました。1週前の南Wでも2歳新馬と互角程度の動きにもなっていました。
この馬が良かったフェアリーステークスの時なんかは古馬2勝クラスと互角の動き。改修前改修後の違いはありますが坂路で終い12秒台。最後まで失速せず走ることが出来ていました。
近走の成績が示すように、今回もあまり良い状態にはありません。ここは一番良かった頃の状態にはなさそうで、近走同様でどこまで通用するかでしょう。
追い切り評価「B」
クリノプレミアム
重賞でも良い走りが出来ていた今年の春頃は楽々と終い11秒台。調教では馬なりのままでも悪くない動きが出来ていたのですが、前走は強めに追われて終い12秒台。調教の段階からイマイチな印象がありました。
今回は強めに追われて終い11秒台。前走より多少マシになっていますが強めに追われた時にモタれるところを見せるなど、やはり春の頃ほど良い動きが出来ていません。まだ完全復調とまではいかないでしょう。
今回は前走よりは多少上。春頃よりは下の状態でどこまでやれるかです。
追い切り評価「B」
サーマルウインド
1週前に楽々と併せ馬に先着。その後も金曜、日曜と入念に乗り込んでいました。最終追い切りは終い12秒台と目立たない時計ですが、馬場の大外を回りながら抑えるのに苦労するほどの抜群の動きを見せていましいた。やや間隔は空きましたが万全の仕上がりではないかと思います。
調教での動きを見ると、この馬は牝馬にしてはかなり力強い走りをしている印象でダートでも通用しそうなパワフルな動きを見せています。今回は冬の中山というタフな条件ですが、芝ではこういう条件がピッタリでしょう。適性的にも期待が持てそうな1頭です。
追い切り評価「S」
ソーダズリング
1週前に坂路50秒台をマーク。一杯に追われる併せ馬を置き去りにするような動きが出来ていました。この馬は元々調教ではよく動くタイプですが今回も相変わらず坂路で良い動きを見せています。
この馬に関しては休み明けだったローズステークスの段階で今回と同じような時計。同じような動きが出来ていただけにココに来ての上積みまではないですがシッカリ好調キープでしょう。今回も前走やローズステークスぐらい走ってココで通用するかどうかです。
追い切り評価「A」
フィールシンパシー
勝った前走は1週前に併せ馬に置き去りにする動きを見え、土曜日にも併せ馬をするなど、条件戦にしてはかなり仕上がっている印象がありました。勝てそうなハンデ戦を狙ってメイチの仕上げだったのかなと思います。
その反動もあってか今回は前走と同じくらいの間隔にも関わらず併せ馬は1本もおらず単走のみの調整になっています。流石に前走以上は難しそうな印象で、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
ミスニューヨーク
1週前にラスト3ハロン36秒台。終い11秒台前半でまとめる動きが出来ていました。2週前もラスト3ハロン36秒台を出すなど今回は早めに仕上がっていた印象です。最終追い切りは坂路で軽く流す程度でしたが1週前の段階でキッチリ仕上がっています。
このレースを勝った去年はラスト3ハロン35秒台を出すなど絶好の仕上がりだっただけに、それと比べると微妙な感じはしますが、3着だった前走ぐらいは走れていいでしょう。絶好の仕上がりとはいきませんが、しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
ライトクオンタム
1週前追い切りで2歳新馬に併せ馬で劣勢の手応え。最終追い切りは併せ馬で先着しましたが、終い12.3秒など平凡な時計になっていました。今回は久々の競馬になりますが追い切り6本というのも少なく、仕上がり的にどうなのかなと思いました。
小柄な馬ということもあって仕方ないところもありますが、調教ではイマイチ攻めきれていない印象です。個人的にはもっと攻めた調教が出来るようになってからが本番ではないかと見ています。大敗続きの近走から特に変わった様子はありません。
追い切り評価「B」
フィアスプライド
前走の1週前追い切りは坂路とはいえ一杯に追って終い13秒台。大した動きを出来ていませんでした。それが今回は南Wで終い11秒台。併せ馬に楽々先着する動きを見せていました。同じ坂路でもこの中間は馬なりで終い12秒台も出ており、坂路でも前走以上の動きを見せています。
最終追い切りも楽々と終い11.3秒。併せ馬を余裕を持った手応えでこなしていたことを考えると、これは状態が良さそうです。前走以上と言ってもいいかもしれません。この馬なりの良い状態に仕上がっていそうです。
追い切り評価「A」
ルージュエクレール
勝った前走は1週前が終い12秒台。その前に勝ったテレ玉杯の時もそこまで調教では速い時計を出していません。この馬は元々あまり調教では動かないタイプでしょう。今回もそこまで速い時計はありませんが、これはいつもの事です。
いつもサラッと軽め調教で済ませるタイプだけに判断に難しいところもあるのですが、今回も入念な乗り込み。1週前にはしっかり併せ馬もしていますし、勝った前走と大きく変わらない状態。しっかり好調キープではないかと思います。
追い切り評価「A」
ルージュスティリア
この馬が3勝クラスを勝った時。唯一重賞で好走した3走前の時は坂路50秒台が出るほど調教では動いていたのですが、この中間はそこまで速い全体時計は出ていません。
この馬は気性的に難しく調子が良かった時は抑えるのに苦労するほどで、ついつい速い時計が出てしまうという感じでしたが、今回や大敗だった前走もそうですが近走は調教での動きは目立たなくなってきています。
精神的に大人になっているという見方もありますが、個人的には調教で派手な動きをするのも難しい仕上がりになってきているのかなと見ています。状態的にはどうでしょうか。
追い切り評価「B」
ルージュリナージュ
勝った前走は最終追い切りで手応え抜群。強めに追われる併せ馬たちを尻目に、馬なりのままで突き放すような動きが出来ていました。休み明けから万全の仕上がりだった可能性が非常に高いです。
それが今回の最終追い切りは併せ馬と互角程度。1週前追い切りが本当に流す程度になるなど、中4週という間隔の割には調教負荷も軽いなという印象です。
前走が良い仕上がった分、今回は相対的に少し見劣ります。ここは良くて前走同様。前走より少し下と考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
