皆さんこんにちは、アギョウです!
今回はジャパンカップの追い切り診断となります。
それでは早速イクイノックスから見ていきましょう。
イクイノックス
前走は1週前に南Wの自己ベストを更新。最終追い切りを併せ馬の真ん中から余裕を持って抜け出すなど、休み明けを感じさせない抜群の動きを見せていましたが、今回も最終追い切りでは併せ馬の真ん中から余裕を持って抜け出す動きが出来ていました。
前走とは違って間隔が詰まっての出走なので、前走ほど速い全体時計を出していませんが、最終追い切りの動きを見る限り、前走と遜色ない状態に仕上がっているでしょう。追い切りからは前走の反動などは感じられません。
今回も前走同様。状態は非常に高いレベルで安定しているかなという感じで、前走のような強い競馬に期待できる状態かなと思います。
追い切り評価「S」
リバティアイランド
間隔が詰まっての出走ということもあり、1週前はあまり速い時計を出さずサラッと流す程度でしたが、最終追い切りではしっかり併せ馬。CWの自己ベストを更新するなど良い動きを見せてくれました。
同じく間隔が詰まっての出走だったオークスの時も同じような調整で、1週前は流す程度。最終追い切りでしっかり時計を出すという感じでした。この馬もこの馬なりの順調な調整が出来ているかなと思います。
休み明けだった前走もかなりシッカリ仕上げていたため、前走からの上積みはそこまでなさそうですが、この馬の能力自体は問題なく出せる仕上がりでしょう。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
スターズオンアース
この馬は元々調教では速いタイムが出るタイプで、大阪杯の時は馬なりで南W5ハロン65秒台を連発。ヴィクトリアマイルの時も66秒台を連発するような動きが出来ていました。
それが今回は1週前は67秒台。あまり状態が良くなかった秋華賞の時と同じくらいの水準になっており、最終追い切りでは馬なり調教ばかりのこの馬が強めに追われるシーンがありました。
前走は上手く状態が整わず回避する形になりましたが、その影響が多少なりともありそうです。状態としては秋華賞の時に近いかなという印象を受けます。今回は万全の状態とはいかず、能力の高さでどこまでやれるかになりそうです。
追い切り評価「B」
イレジン
外国馬で過去との比較ができないため調教評価はナシとなります。追い切りとは関係ないですが、外国馬が最後に馬券絡みしたのは2006年。もう15年以上前の話しですし、現代では適性的に厳しいのではないかと思います。
追い切り評価「×」
インプレス
割りと間隔が詰まっての出走ですが、最終1週前ともに一杯に追って併せ馬先着。速い時計を出すなどハードな調教をこなしています。乗り込み量としても非常に多く中6週で追い切り7本となっていました。ここへ向けてシッカリ仕上げている印象です。
そう悪い仕上がりでなかったと見ている前走で大敗しているので、そもそも能力的にどうかという部分はありますが、今回もこの馬なりの能力は出し切ってくれそうです。
追い切り評価「A」
ウインエアフォルク
1週前に強めに追いましたが終い12秒台。2歳馬と互角程度の動きになっていました。最終追い切りではマズマズの動きを見せましたが、1週前の動きを見ると、ここではどうかなという印象を受けます。素質的にはもちろんですが、状態的にも馬場の外側を通って終い11秒台を連発していた前走の方が良かったかなという感じがします。
追い切り評価「B」
クリノメガミエース
地方馬で過去との比較ができないため調教評価はナシとなります。地方でも勝ったり負けたりと、そこまで抜けた存在ではないですし、流石に厳しいのではないかと思います。
追い切り評価「×」
ショウナンバシット
最終追い切りの坂路で終い失速。2走前の神戸新聞杯の時は結果こそ出ませんでしたが最終追い切りでは抑えるのに苦労するほど手応えで、一杯に追われる併せ馬を煽るような動きが出来ていました。その時と比べると今回の動きは地味と言わざるを得ません。
おそらく休み明けだった神戸新聞杯から良い状態だったはずで、そこから叩き3走目となる今回は流石にデキ落ち気味かなという印象を受けます。ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
スタッドリー
最終追い切りで一杯に追いましたがCWで終い12秒台。1週前も終い12秒台になるなど、この中間の時計は目立ちません。前走は間隔が詰まっっての出走ながらも終い11秒台を連発していたことを考えると、今回の追い切りは少し物足りません。
元々能力的にどうかという部分はありますが、状態的にも前走の方が良かったかなという印象です。仕上がりとしては良くて前走同様まででしょう。
追い切り評価「B」
タイトルホルダー
前走は休み明けにも関わらず単走のみの調整。あくまで時計はソコソコ出ていたものの、叩き台仕上げっぽいな感じがありましたが、今回は最終1週前とシッカリ併せ馬。中間には坂路でジックリ乗り込んで入念な調整をするなど、前走より力の入った調整になっています。これは前走以上の状態である可能性が高いです。
ただ一番良かった頃と比べると少し物足りないかなという印象もあり、近走の中で良かったと見ている日経賞の時なんかは併せ馬を置き去りにする動きが出来ていました。今回は前走より上。日経賞よりは下ぐらいの状態でどこまでやれるかでしょう。
追い切り評価「A」
ダノンベルーガ
間隔が詰まっての出走ということでこの中間はあまり速い時計を出さない調整となりました。去年は同じローテーションでも追い切り6本。それに対して今年は追い切り2本しかやっていません。
この馬は前走の反動が出てしまったかなという印象で、万全の状態でないのはもちろん。去年などと比較しても状態的には微妙ではないかと思います。ここは馬の能力だけでどこまでやれるかでしょう。
追い切り評価「B」
チェスナットコート
地方馬で過去との比較ができないため調教評価はナシとなります。地方でも勝ったり負けたりと、そこまで抜けた存在ではないですし、前走なんかを見ても、流石に厳しいのではないかと思います。
追い切り評価「×」
ディープボンド
1週前に終い11秒台前半をマークし併せ馬を置き去りにする動きが出来ていました。最終追い切りは単走で終い重視の調整でしたが、マズマズの動きは出来ていましたし、今回も悪くない状態にありそうです。前走からシッカリ好調キープかなと思います。
ただ2走前の宝塚記念や3走前の天皇賞春の時など、この馬がメイチの時はCW80秒を切るような全体時計を出すのですが、この中間はそこまで速い全体時計は出していません。全体時計を抑えて終い重視の調教が多くなっています。
この中間の調整内容を見ると、この馬の本番は次の有馬記念辺りかなという印象で、ここは次への余力を残した状態。前走と同じくらいの状態でどこまでやれるかになりそうです。
追い切り評価「A」
トラストケンシン
最終追い切りで強めに追いましたが坂路で終い12.9秒。1週前なんかは終い13秒台になっていました。この馬は元々あまり調教では動かないタイプですが、それにしてもこの中間の動きは目立ちません。
やはり久々になる影響が多少なりともありそうで、ここは何度か使ってからになりそうです。ここはとりあえず一回使うという感じになるでしょう。
追い切り評価「B」
ドウデュース
1週前にラスト3ハロン35秒台をマーク。併せ馬が全くついていけないという感じで置き去りにする動きが出来ていました。前走は2週前にジャスティンスカイという馬に併せ馬で遅れそうになっていたことを考えると、今回の動きは明らかに前走以上です。最終追い切りはポリトラックで調整程度の内容になりましたが、叩き2走目で順当に良くなってきています。
前走は人気を裏切る走りになりましたが、ここでの巻き返しがあっても何ら不思議ない状態でしょう。ここへ向けて万全の仕上がりかなと思います。
追い切り評価「S」
パンサラッサ
久々の競馬になりますがこの中間は追い切り6本しかやっていません。その影響なのか1週前で併せ馬をした際は抜け出すのにモタモタしており、左右の馬たちに抜け出すのを待ってもらうようなところがありました。1週前が物足りないと感じたのか、日曜日にCW80秒を切る速い時計を出していました。
日曜日にこれだけ速い時計を出すというのは初めてのことですし、1週前のモタモタした動きを見ると、今回は急仕上げ気味なのかなという印象です。今回は万全の仕上がりとはいかない中でどれだけ頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
フォワードアゲン
前走は馬場の外側を使って時計以上に負荷のかかる調教をしていましたが、この中間は馬場の内側を通ってのものばかりになっています。時計としては前走と同じくらいですが、通った場所の違いを考えると時計の価値がまるで違います。
通った場所などを考慮すると、ここは良くて前走同様かなという感じで、個人的には前走の方が良かったかなという印象です。
追い切り評価「B」
ヴェラアズール
最終追い切りで一杯に追いましたが坂路で終い失速。1週前もそこまで速い全体時計ではないのに一杯に追って終い11.5秒が精一杯という感じになっていました。
去年はCW80秒を切る時計を出しつつ終い11秒台前半。最終追い切りも終い11.3秒が楽々と出るなど、調教でもかなり動いていましたが、今年は去年ほど動けていません。
去年の今頃は本当に状態が良くて、確か去年のこのレースでは本命にもしたと思うのですが、その時と比べると今年の動きは明らかに物足りません。一番良かった頃の状態にはなさそうで、ここは前走と同じくらいでどこまでやれるかでしょう。
追い切り評価「B」