皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は府中牝馬ステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ルージュスティリアから見ていきましょう。
ルージュスティリア
1週前に坂路の自己ベストを更新。最終追い切りは折り合いを欠くようなところがありましたが、これはいつものことです。前走も折り合いを欠くようなシーンがありました。
1週前に坂路の自己ベスト。最終追い切りでは自ら併せ馬を抜きに行こうとするなど、動き自体は申し分ありませんし、これでもこの馬なりに良い状態になっているでしょう。
気性的な難しさは相変わらずといったところですが、今回も仕上がり自体は悪くないでしょう。前走ぐらいは問題なく走れそうな状態です。
追い切り評価「A」
ディヴィーナ
1週前にCW78.4秒。これまでで2番目に速いタイムを出していました。この時は終いまで大きく失速することなく走れていましたし、単純に良い動きだったかなと思います。最終追い切りの坂路でも楽々終い11秒台を出すなど、この中間は調教で非常に良く動けていました。
前走の関屋記念は間隔が詰まっての出走になるせいか、現状維持で精一杯という感じでしたし、その前の中京記念では速い時計を出ていたものの併せ馬に遅れるようなこともありました。
それを考えれば今回は近走の中で一番調教で動けていますし、これは近走最大の状態といっても差し支えないかもしれません。秋初戦へ向けて万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ストーリア
勝った前走は坂路のラスト1ハロンが終い11.9秒。その前のマーメイドステークスや福島牝馬ステークスでも終い12秒台が楽に出ているような感じでした。個人的に好調続きだった見ている近走は坂路のラスト1ハロンでも鋭い末脚が使えていました。それが今回は終い12.5秒。前走ほど鋭い末脚とはなりませんでした。仕上がり的なピークとしては前走が頂点だったかなという印象です。
今回は前走より一枚落ちる仕上がり。マーメイドステークスや福島牝馬ステークス。中山牝馬ステークスと同じくらいの仕上がりでどこまで通用するかでしょう。状態としては好調ぐらいかなと見ています。
追い切り評価「A」
アンドヴァラナウト
水曜日木曜日に追い切りをした様子がありません。月曜日にやった追い切りを最終追い切りして、そのまま出走するのかなと思います。
最終追い切りを月曜日にやったのがどう出るかといったところですが、1週前にラスト3ハロン35.6秒。終い10.9秒というかなり速い時計を出しており、ここで大方仕上がっているかなという印象もありますし、そこまで大きな問題にはならないでしょう。
本音を言えば水曜日や木曜日に調整程度でもいいから時計を出してほしかったところですが、1週前の動きは良かったですし状態は悪くないでしょう。状態としては高いレベルにありそうです。
追い切り評価「A」
イズジョーノキセキ
最終追い切りで自己ベストを更新。この時は終いまで失速せずに走り切るなど、単純に良い動きだったと見ていいでしょう。
この中間は岩田康誠騎手が付きっきりで調教をつけていましたが、その甲斐あって良い仕上がりになっています。
北海道だった近2走との比較は難しいですが、今回は昨年ぐらい走れてもおかしくない状態にはありそうです。この馬なりの良い状態にはありそうです。
追い切り評価「A」
エリカヴィータ
この馬が最も良い走りだったフローラステークスの時は最終追い切りが坂路。1週前に南Wで終い11秒台前半を出して、最終追い切りは南Wで高い負荷をかけるまでもなく仕上がっているという感じだったのでしょう。
それが不振続きの近走は最終追い切りまで南Wで負荷をかける形に変わっており、今回も最終追い切りまで南Wで高い負荷をかけていました。近走から特に変わった感じがありません。
この馬は最終追い切りが坂路。最後まで高い負荷をかけるまでもなく仕上がっているという時が狙い目になりそうです。今回は前走や前々走と同じくらい走ってどこまで通用するかでしょう。
追い切り評価「B」
コスタボニータ
前走は1週前にCWの自己ベストを更新するなど、かなり状態が良いなと思わせる追い切りをしていましたが、今回は前走ほど動けていません。栗東にいる時は必ずやっていた最終追い切りの併せ馬も今回はしておらず、単走のみでサラッと流す形に変わっているのも気がかりです。
個人的に状態のピークは前走だった可能性が高いと見ていて、今回は前走より下の状態。2走前のメイステークスと同じくらい走ってどこまで通用するかと考えた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
シンリョクカ
1週前に南W5ハロンの自己ベストを2秒以上更新。この時は終いまで失速することなく走れており、単純に良いなと思わせるものでした。最終追い切りもラスト1ハロンだけで1.0秒の加速を見せて、楽々と併せ馬に先着する動きが出来ています。
この馬は久々になりますが仕上がり面に関しては何の心配ないでしょう。むしろ夏を越してパワーアップしているかなという印象で、前走オークスよりも上の走りに期待できそうです。ここへ向けては万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
ファユエン
この馬は馬なり中心にジックリ乗り込むタイプで、速い時計を出さずとも最終、日曜、1週前と豊富な乗り込み量で仕上げるような馬です。
それが今回は間隔が詰まっての出走になるということもあるのか最終、1週前だけで仕上がるような形に変わっています。同じ中5週でも5走前のスピカステークスの時は最終、日曜、1週前とジックリ乗り込んでいただけに、これはどうでしょうか。
前走から大きく変わった感じはなく、ここは良くて前走同様まで。前走より少し下の可能性もあるかなと見ています。
追い切り評価「B」
フィアスプライド
1週前に坂路で併せ馬をしましたが劣勢の手応え。傾斜がきつくなった美浦坂路とはいえ終い13秒台というのも少し物足りません。最終追い切りも南Wでの併せ馬で劣勢の手応えとなっていました。この馬が一番良かったターコイズステークスの時は最終、1週前ともに併せ馬でしっかり先着する動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
前走もそんなに良い状態ではなかったかなという中で4着確保しているので能力的には高いものがありそうですが、まだ完調とまではいかないような感じがします。
追い切り評価「B」
プレサージュリフト
この馬は元々関屋記念に出る予定で7月中頃から調整をしたのですが、レース直前になっても状態が上がりきらず、レース直前になっても南Wで終い12秒台。2歳新馬と互角程度の動きをするので精一杯という感じでした。
それが今回は終い11秒台を連発。秋華賞に出走予定のヒップホップソウルと互角の併せ馬も出来ていました。関屋記念に無理して出走しなかったことでシッカリ立て直しに成功している印象を受けます。
これならこの馬の本来の走りが出来そうで、東京新聞杯や京都金杯くらいは問題なく走れる状態でしょう。しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
ライラック
この馬は元々気性的に難しいところがあり、そんなに攻めた調教が出来ない馬でしたが、気性的に落ち着いてきたのか3歳秋頃からは調教で高い負荷をかけられるようになりました。
今回も1週前に南Wで併せ馬。終い11秒台を楽に出すと最終追い切りでは坂路の一番時計をマーク。52.2秒という全体時計はこの日の美浦坂路で一番速いタイムでした。
やや間隔が空いての出走ですが併せ馬に楽々先着。坂路で一番時計を出しているところを見ると、あらかた仕上がっている印象です。近走をみると高速馬場の東京でどうかという部分はありますが、状態自体は重賞好走時と遜色ないものがありそうです。
追い切り評価「A」
ルージュエヴァイユ
この馬で状態が良かったと思われる今年の春頃。前走や前々走の時は南Wで終い11.0秒。馬なりで楽々併せ馬に先着する動きをするなど、調教の段階からかなり動いていた印象ですが、今回は1週前の南Wで強めに追われるシーンがありました。
最終追い切りの坂路ではまずまずの動きでしたが、1週前の動きを見ると春と比べると少し物足りない印象です。やや間隔が空いての出走となる影響が多少なりともありそうです。万全の仕上がりとまではいきません。
追い切り評価「B」