皆さんこんにちは、アギョウです！
今回はターコイズステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ママコチャから見ていきましょう。
ママコチャ【S】
2週前の段階で一杯に追われるサトノシャロームを相手に、馬なりで先着する圧巻の動きを披露していました。1週前も馬なりで好時計をマークし、最終追い切りはやるまでもなく仕上がっているといった感じでしょう。直前にハードな調教はしていませんが、早い段階から出来上がっており、仕上がりは申し分ありません。
春ぐらいまでは一杯に追って、速い時計を出すような馬でしたが、2走前の豊栄特別（とよさか）から、馬なりで好時計を出せるようになると本格化。夏頃から着実に力をつけてきました。姉のソダシも馬なりで良い時計が出ているような時に、高いパフォーマンスを発揮する傾向ですし、この馬もソダシと同じような傾向なのでしょう。
今回も前走や2走前のような走りに期待できる好状態です。
ミスニューヨーク【A】
近走で大きく崩れたヴィクトリアマイルの時は、最終追い切りの坂路で失速するなど、本来の仕上がりにはないかなという感じでしたが、今回はそんなこともありません。最終追い切りの坂路で楽々と終い最速でまとめていました。
1週前のCWも一杯に追って、良い時計をマークしており、安定して上位争いしている前走や前々走。4走前や去年のこのレースと遜色ない状態でしょう。仕上がり面に関しては好調キープという感じです。
イマイチ勝ちきれないレースが続いていますが、ここもこの馬の能力はシッカリ出してくれるでしょう。
エリカヴィータ【B】
今回の最終、1週前追い切りで強めに追われるシーンがありました。
この馬が一番良い状態だったと思われるフローラステークスの時は、1週前に南Wでラスト3ハロンを36.0秒。終い11.2秒でまとめるような動きが出来ており、最終追い切りはやるまでもなく坂路でという感じでした。
それが今回は最終、1週前ともに南W強めに追った上に、フローラステークスの時ほどそこまで動けていません。強めに追ったのは少し物足りない動きだったからという可能性が高いです。
この馬が一番良かったフローラステークスの時と比べると、いくらか落ちる状態でしょう。ここは能力だけでどこまでやれるかになりそうです。
アナザーリリック【A】
最終、1週前ともに併せ馬を突き放すような動きが出来ていました。以前、この馬が併せ馬を突き放すような動きが出来ていたのは、2走前の福島牝馬ステークス。5走前の佐渡ステークスの時だけで、この2回はともに勝っています。
今回も勝っている時と遜色ない状態でしょう。この馬なりに良い状態です。
アブレイズ【A】
1週前に坂路51秒台をマークしながら、終いも最速でまとめる動きが出来ていました。最終追い切りこそ輸送に備えて軽めにやる程度でしたが、悪くない仕上がりでしょう。
いつも調教では動くタイプなので、ここに来てグッと良くなった感じまではないですが、2走前の府中牝馬ステークスぐらいは走れて良さそうな状態です。
ウインシャーロット【A】
最終追い切りは目立たない動きになっていますが、これはいつものことです。1週前にシッカリやって、最終追い切りは流す程度というのが、この馬の調教パターンです。
1週前ではあのオジュウチョウサン相手に、併せ馬で楽々と先着する内容で、ここ最近の好状態はキープしています。ここも近走ぐらいは走ってくれそうです。
サブライムアンセム【A】
休み明けだった前走は最終追い切りがダートだったり、いつも馬なり中心のこの馬が強めに追われるなど、仕上がり的にイマイチな印象がありましたが、今回はそんなこともありません。
馬なり中心にCWでシッカリ仕上げられています。ここは桜花賞ぐらい走れて良さそうな状態です。状態はある程度戻してきているでしょう。
シャーレイポピー【B】
今年の夏は終い11秒台前半を連発するような動きが出来ていたのですが、気温の低下とともに徐々に調教では動かなくなってきました。
今回は前走から大幅に変わった様子はなく、ここは前走同様といったところでしょう。一番良かった頃と比べると少し落ちる感じがします。
シャドウディーヴァ【B】
この馬が一番良かった2021年の府中牝馬ステークスの頃は坂路51秒台を出すような動きも出来ていましたが、ここ最近はそこまで動けていません。
今回も坂路55秒台の軽め調教しかしておらず、近走から変わった感じがありません。この馬も近走同様ですが、一番良かった頃と比べると落ちる感じがあります。
スカイグルーヴ【A】
前走は輸送があるにも関わらず最終、1週前と併せ馬をして、日曜にも坂路で一杯に追うなど、かなりハードにやっていました。前走を結果を見ると仕上がっていないから、ギリギリまでハードにやっていたのでしょう。
今回は一転して、馬なり中心の調教内容で、併せ馬も最終追い切りの1本しかしていません。これはやるまでもなくキッチリ仕上がっている可能性が高いでしょう。前走から一気の巻き返しがあっても不思議ない状態です。
フィアスプライド【B】
この馬が高いパフォーマンスを発揮している時は最終、1週前ともに南Wでやるトラック中心の調教です。最終、1週前ともに坂路だった2走前の長岡ステークスではアッサリ大敗しているところを見ても、南W中心でシッカリやれている時は調子が良いという馬なのでしょう。
今回は1週前が坂路。最終追い切りが南Wという中途半端な形になっています。仕上がり的な判断が難しいですが、少なくても万全ということはないでしょう。この馬は最終、1週前ともに南Wでシッカリやれている時が狙い目です。
フェルミスフィア【B】
近走は併せ馬をする入念な調整が多かったのですが、今回は併せ馬を一本もしていません。
3頭で併せ馬をする実践的な調教をするようになってから、一気に勝ち上がってきた馬ということもあり、余計に併せ馬をしていないというのが気になります。時計が遅いのはいつものことですが、併せ馬をしていないというのはどうでしょうか。
フラーズダルム【S】
1週前にCW78.6秒という速い時計を出し、終いも11秒台でまとめるなど、終いまで大きく失速することもありませんでした。1週前にキッチリやって今回は輸送もあるということで、最終追い切りは本当に流す程度でしたが、1週前まででシッカリ仕上がっているでしょう。
以前は坂路主体の軽め調教をする馬でしたが、2走前からCWでハードな調教もできるようになっており、ここに来て充実しているんだなと思わせる1頭です。今回の調教の攻め方を見ても、今が充実期と見て間違いないでしょう。状態に関しては申し分ありません。
ライティア【B】
この馬は馬なりでサラッと流す形。やるまでもなく仕上がっているよという時に高いパフォーマンスを発揮する傾向にあります。2走前の長岡ステークス、5走前の豊橋ステークスの時は馬なりオンリーの調教でした。逆に強めにやっている時は前走や3走前など大きな着順になっています。
それを踏まえて今回の調教を見ると、1週前に一杯に追うハードな調教をしています。この馬は仕上がりに不安があるからハードにやっている可能性が高く、今回は仕上がり万全とはいかないでしょう。
レイハリア【B】
これまでは南W中心に調教をしていましたが、今回は坂路中心の調教に変わっています。これがどう出るかといったところですが、以前に一度だけ坂路中心に調教をした5走前の京阪杯の時は、何の見せ場もなく大敗しています。
今回も坂路51秒台、併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていますが、去年の京阪杯の時も同じような動きです。ここは5走前の京阪杯と同じくらいで、どこまでやれるかでしょう。
ローザノワール【B】
1週前に坂路51秒台をマークし、最終追い切りは終い最速。この馬なりには良く動いています。この馬に関しては大敗している前走や前々走と、好走した3走前のクイーンステークスやヴィクトリアマイルの時も、そう大差ない状態だったと思います。大敗している時も決して状態が悪かったというわけではありません。
この馬に関してはスムーズに逃げられるかどうか。逃げ馬が残れるようなレース展開になるかの方が重要なのでしょう。状態に関しては平行線です。
