はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は弥生賞ディープインパクト記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 2- 4- 1- 3/ 10 | 20.0% | 70.0% | 51 | 84 |
2番人気 | 3- 2- 1- 4/ 10 | 30.0% | 60.0% | 117 | 82 |
3番人気 | 2- 1- 2- 5/ 10 | 20.0% | 50.0% | 109 | 70 |
4~6人気 | 2- 2- 3- 23/ 30 | 6.7% | 23.3% | 176 | 77 |
7~ 人気 | 1- 1- 3- 43/ 48 | 2.1% | 10.4% | 81 | 71 |
弥生賞は、順当な決着が多くなっています。
1番人気が複勝率70%。2~3番人気も複勝率50%以上など、人気サイドが高い確率で馬券になっていることが分かります。その他を見ても概ね人気に準じた好走率になっていました。
昔から弥生賞は、クラシックへ向けた最も重要な前哨戦に位置づけられているレースです。その世代でも上位の強い馬たちが出てきて順当に勝ち負けする場合が多いというわけです。
去年のコスモキュランダこそ人気薄での勝利でしたが、その後を見て分かるように、弱い馬がラッキーで勝ったというわけではなく、この時点では能力の高さに気づかれていなかったという側面が大きいでしょう。
ココは次の皐月賞やダービーでも狙えそうな馬を、素直に高評価すべきでしょう。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 0- 0- 9/10 | 10.0% | 10.0% | 28 | 11 |
2枠 | 0- 0- 3- 7/10 | 0.0% | 30.0% | 0 | 108 |
3枠 | 0- 0- 1- 9/10 | 0.0% | 10.0% | 0 | 14 |
4枠 | 2- 1- 2- 5/10 | 20.0% | 50.0% | 242 | 90 |
5枠 | 0- 3- 0- 9/12 | 0.0% | 25.0% | 0 | 90 |
6枠 | 2- 1- 1-12/16 | 12.5% | 25.0% | 244 | 75 |
7枠 | 0- 4- 2-14/20 | 0.0% | 30.0% | 0 | 99 |
8枠 | 5- 1- 1-13/20 | 25.0% | 35.0% | 267 | 80 |
弥生賞に、大きな枠順傾向はありません。
まず詳細な枠順別データを見ると、大外枠が過去10年5勝など高い勝率になっています。好走率で見ても7枠8枠が複勝率30%以上をマークするなど、外枠でも大きな問題にはなりません。
先程の人気データで、このレースは世代上位の馬が出てきて順当に好走するという話しをしましたが、それは能力さえ高ければ内枠だろうと外枠だろうと関係なく好走できることの裏返しでもあります。
開催前半に行われるため基本的には内枠有利だと思いますが、それ以上に能力が重要になるというわけです。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1- 1- 1- 7/ 10 | 10.0% | 30.0% | 179 | 159 |
先行 | 6- 4- 6- 18/ 34 | 17.6% | 47.1% | 166 | 82 |
中団 | 3- 3- 2- 22/ 30 | 10.0% | 26.7% | 150 | 85 |
後方 | 0- 2- 1- 29/ 32 | 0.0% | 9.4% | 0 | 36 |
弥生賞は、どちらかといえば逃げ先行有利でしょう。
逃げ先行で過去10年7勝。中団からも勝ち馬は出ていますが後方からになってしまうと1頭も勝てていません。小回りの中山らしく前有利と言っていいでしょう。
2022年はドウデュースが取りこぼすような形になりましたが、このレースに波乱があるとすれば2022年のような形。前残り展開で後ろからの有力馬が差しきれず2~3着。前に行った人気薄の馬が頑張って馬券圏内に残るような形です。
最も重要なるのは能力ですが、もし実力的に劣る人気薄にチャンスがあるなら展開や馬場を味方につけての前残りでしょう。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の弥生賞にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
前走OPEN以下 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 3- 3- 0-29/35 | 8.6% | 17.1% | 34 | 46 |
前走2着 | 1- 0- 1- 1/ 3 | 33.3% | 66.7% | 1163 | 230 |
前走3着~ | 0- 0- 0-21/21 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
前走OPEN以下で3着以下だった馬は、過去10年で好走したことがありません。
このレースは能力通りに決まりやすいという話しをしましたが、それに伴って前走OPEN以下で3着以下。下のクラスで勝ち負けになっていない馬では能力的にどうでしょうか。
前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
新馬・未勝利 | 0- 1- 0- 17/ 18 | 0.0% | 5.6% | 0 | 33 |
1勝クラス以上 | 10- 9- 10- 61/ 90 | 11.1% | 32.2% | 132 | 83 |
前走新馬戦、未勝利戦だった馬は過去10年で勝っていません。
これも先程と同じような話しにはなりますが、能力が重要になるのに伴って、この時期まで新馬戦や未勝利戦を走っている馬では能力的にどうでしょうか。
前走G1や重賞。最低でも1勝クラスなど、ある程度のレベルで戦ってきた実績馬を素直に評価するべきでしょう。
前走初角位置データ
前走初角位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走~5番手 | 7- 6- 4- 44/ 61 | 11.5% | 27.9% | 123 | 67 |
前走6番手~ | 3- 4- 6- 34/ 47 | 6.4% | 27.7% | 94 | 84 |
前走初角5番手以内だった馬が高い激走率になっています。
脚質データのところでで波乱があるなら前残りという話しをしましたが、それに伴って前走最初のコーナーで5番手以内。前走でも前に行った馬が回収率100%を超えるなど激走率が高くなっていました。単純に今回も前に行ける可能性が高いですからね。
ここは前走でも、ある程度の先行力を見せている馬が狙い目になりそうです。
種牡馬データ
日本の春クラシックで好走経験のある血統の馬がよく好走しています。
過去10年の勝ち馬の種牡馬を見ると、圧倒的に好走が目立っているのがディープインパクト。その次がドゥラメンテ、サトノクラウン、アルアインという感じになっていました。
この種牡馬たちの共通点は日本の春クラシックで活躍したことです。春クラシックへの前哨戦として最も名高いレースというのが、血統面にもシッカリと出ているというわけでしょう。
ここは皐月賞やダービーなどで好走した馬。この時期に活躍している血統の馬を重視すべきです。
ここまで4つのデータをクリアして残っているのはジュタ、ナグルファルの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは生産者のデータではないかと思います。
生産者データ
生産者 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
ノーザンファーム | 4- 6- 3- 17/ 30 | 13.3% | 43.3% | 53 | 66 |
それ以外 | 6- 4- 7- 61/ 78 | 7.7% | 21.8% | 132 | 78 |
このレースは非ノーザンファームの激走率が高くなっていました。
日本のトップ生産者と言って間違いないノーザンファームですが、このレースにおいては比較的微妙な成績で、水準以下の回収率となっていました。
近年はノーザンファームのエース。その世代で一番と言える馬が皐月賞へ直行で向かうことが多くなったため、ノーザンファームの1軍と言える馬が出てこなくなったのです。
その代わりに成績を上げているのが、昔ながらのローテーションで回っている非ノーザンファームのエースたちというわけです。
ここで最も狙い目になるのは非ノーザンファームのエースと言える馬でしょう。
まとめ
というわけで今年の弥生賞ディープインパクト記念にピッタリの馬は、ナグルファルではないかと思います。
この馬は新馬戦、前走と先行して上がり最速という非常に強い競馬が続いており、まだまだ能力的な底を見せていません。ノーザンファームの生産馬たちが上位人気を形成しそうですが、非ノーザンファームのエースと言えるのはこの馬でしょう。傾向的にはこの馬がピッタリかなと見ています。