【東京スポーツ杯2歳ステークス2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回は東京スポーツ杯2歳ステークスの追い切り診断となります。

それでは早速シュトラウスから見ていきましょう。

▼当ブログ実績▼

シュトラウス

最終追い切りで坂路50秒台をマーク。改修工事により栗東坂路並みの勾配となった今の美浦坂路としては破格と言ってもいいタイムです。併せ馬をした古馬1勝クラスの馬がついていけないという感じで失速する中を、この馬は失速することなく走っていました。前走の素晴らしい状態だと思いましたが、今回も引き続き良い状態にあるのは間違いないでしょう。

ただ課題である気性難は相変わらずといった感じで、これだけ速い時計にも関わらず道中のラップがチグハグ。加速したり失速したりという感じになっており、これだけ速い時計でも我慢できないようなところを見せています。これだけ折り合いに難しい馬だけに乗り替わりとなるモレイラ騎手が調教に乗りに来てないのもマイナス材料でしょう。

今回も状態としては良いと思いますが、精神的な問題がありそうです。

追い切り評価「A

フォルラニーニ

最終1週前と終い11秒台を連発。最終追い切りは強めに追われる併せ馬を尻目に、こちらは抑えきれない手応えといった感じで明らかに優勢の手応えで進めることが出来ていました。前走も併せ馬を置き去りにするなど素晴らしい動きを見せていましたが今回も変わらず良い動きをを見せています。

前走が良かっただけに大幅な上積みまではないかもしれませんが、今回もしっかり好調キープ。この馬なりの良い状態にはあるでしょう。素質的に見てもこのメンバーでもそう劣らないものがありそうです。

追い切り評価「A

ファーヴェント

最終追い切りの坂路の自己ベストを更新。この時は終いまで失速せず11秒台でまとめる動きが出来ていました。前走も最終追い切りの坂路で終い11秒台など良い動きを見せていましたが、今回も相変わらず良い動きになっています。

調教を見ると頭の高い走りになっており、もしかしたら姉のサーマルソアリングなどと同じく後々はダート。将来的にはダートの方が合っているかもしれませんが、状態自体はしっかり好調キープ。状態は高いレベルで安定という感じがします。

追い切り評価「A

ガイアメンテ

前走は札幌芝でラスト3ハロン35秒台。新馬戦の時は函館芝でラスト3ハロン36秒台。調教で凄い動きを見せている馬として注目を集めた馬です。おそらく調教では元々調教ではよく動くタイプなのでしょう。

それが今回は1週前に1週前に終い11.2秒が出たものの、最終追い切りはそこまで目立った動きではなく、強めに追われてなんとか併せ馬に先着するという感じでした。前走や前々走の素晴らしい動きを考えると今回は少し物足りません。

ここは良くて前走同様までかなという印象で、もしかしたら北海道の洋芝が得意なタイプだったのかもしれません。

追い切り評価「B

サークルオブジョイ

前走は強めに追って併せ馬に遅れたり、終い12秒台になったりとそこまで目立つ動きではありませんでしたが、今回は最終1週前ともに楽々と終い11秒台。1週前は併せ馬にも先着する動きが出来ていました。

これはデビュー戦を一度使っての上積み。叩き2走目の上積みがあっても良さそうです。仕上がりとしては前走以上。この馬なりに状態は良くなってきていると見ていいでしょう。ここでは素質的に足りるかどうかになりそうです。

追い切り評価「A

シャンパンマーク

デビュー戦だった前走は坂路中心。南Wで時計を出しても終い12秒台になるなど調教的には微妙な印象もありましたが、今回は最終1週前と南Wで終い11秒台前半を連発。一杯に追われるテイエムサウスダンを相手にコチラを余裕の手応えで回ってくることが出来ており、これは状態が良さそうです。前走以上の状態なのは間違いないでしょう。

重賞馬のテイエムサウスダンを相手にあれだけ楽な手応えで回ってくることが出来ている上に、時計も終い11秒台前半を連発となれば、重賞となるココでも素質的にも大きくは劣らないでしょう。

追い切り評価「A

シュバルツクーゲル

デビュー戦の前走は南Wでじっくり乗り込んで最終追い切りはポリトラックという感じでしたが、今回は坂路でじっくり乗り込んで最終追い切りはポリトラックという形に変わっています。これがどう出るか次第ではありますが、最終追い切りのポリトラックでの動きは前走と同じくらいかなという印象を受けました。

坂路の動きなんかを見ても、改修して勾配がキツくなった坂路では少し速い全体時計を出すと、終い強めに追わないと終い失速してしまうという感じになっていましたし、前走より状態が良いという感じはしません。

ここは良くて前走と同じくらいの状態。坂路の動きなんかを見ると完成度という意味でもこのメンバーでは少し見劣る印象がします。

追い切り評価「B

ショウナンラプンタ

最終追い切りで坂路の自己ベストを更新。この時は終いも11秒台でまとめる動きとなっており文句なしに良い動きだったかなと思います。

この馬を管理する高野厩舎は、いつも坂路で終い重視の調教ばかり。そのため坂路のラスト1ハロンでどれだけ良い末脚が見せたかが状態的な指標になる場合が多いです。それを踏まえて最終追い切りを見ても終い11秒台が楽々と出しており、1週前も終い11.7秒の鋭い末脚を見せるなど、高野厩舎の基準的にも良い状態なのかなという感じがします。

前走は最終1週前ともに終い12秒台までだったことを考えると、今回は叩き2走目の上積みがあっていいでしょう。坂路で自己ベスト更新しながら終いも11秒台でまとめるなど、この時期の馬としては素質的にも高いものがあると思います。ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。

追い切り評価S

テリオスルル

最終1週前と終い11.6秒。時計だけを見ると近走と大きく変わらず印象もありますが、前走や前々走は馬場の外側を通ってのものだったのに対して、今回は馬場の内側を通る形になっていました。同じような時計でもその価値はまるで違います。

デビューから中3週、中6週とやや間隔を詰めて使っているので仕方ないところもありますが、流石に近走以上はないかなという印象です。ここは良くて前走同様まで。個人的には前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。

追い切り評価「B

ミカエルパシャ

最終追い切りで坂路51.9秒の好時計をマーク。この時は終いも11秒台でまとめる走りで最後まで失速することなく走れていました。この馬は前走もCW79.3秒のかなり速い時計を出すなど、元々調教ではよく動くタイプですが今回も調教ではよく動けていました。

今回の最終追い切りなどを見ると、一度使っての影響か前進気勢が強くなっている印象で、気性的に大丈夫かという不安はありますが状態自体は良さそうです。好調キープでしょう。今回も前走のように逃げる競馬。スムーズに折り合いをつけやすい競馬に持ち込めばチャンスがあるかもしれません。

追い切り評価「A