はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は東京新聞杯が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 1- 1- 2- 6/ 10 | 10.0% | 40.0% | 27 | 58 |
2番人気 | 0- 1- 2- 7/ 10 | 0.0% | 30.0% | 0 | 49 |
3番人気 | 3- 0- 1- 6/ 10 | 30.0% | 40.0% | 179 | 85 |
4~6人気 | 5- 6- 3- 16/ 30 | 16.7% | 46.7% | 146 | 136 |
7~ 人気 | 1- 2- 2- 85/ 90 | 1.1% | 5.6% | 37 | 45 |
東京新聞杯は、小波乱の傾向です。
1番人気が過去10年1勝。2番人気に至っては過去10年0勝と奮わない成績となっており、その代わりに成績を上げているのが3番人気や4~6番人気の中穴どころです。
東京芝1600は、数多くのG1が行われるだけあって、基本的には能力通りに決まりやすいのですが、このレースに限っては能力実績通りとはいきません。
このレースが波乱の傾向にある原因は、この後ジックリ話していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 0- 1-12/16 | 18.8% | 25.0% | 319 | 91 |
2枠 | 2- 2- 0-14/18 | 11.1% | 22.2% | 50 | 73 |
3枠 | 1- 2- 0-16/19 | 5.3% | 15.8% | 31 | 46 |
4枠 | 2- 2- 1-14/19 | 10.5% | 26.3% | 79 | 95 |
5枠 | 1- 1- 2-15/19 | 5.3% | 21.1% | 61 | 49 |
6枠 | 1- 1- 2-15/19 | 5.3% | 21.1% | 27 | 95 |
7枠 | 0- 1- 2-17/20 | 0.0% | 15.0% | 0 | 60 |
8枠 | 0- 1- 2-17/20 | 0.0% | 15.0% | 0 | 33 |
東京新聞杯は、内枠有利が顕著です。
まず詳細な枠順別データを見ると1~2枠、4枠が勝率10%以上。1枠に至っては素晴らしい単勝回収率を残していました。
逆に7~8枠は過去10年で一度も勝っておらず、複勝率も低調なものになっています。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 8- 6- 2- 56/ 72 | 11.1% | 22.2% | 112 | 76 |
5~8枠 | 2- 4- 8- 64/ 78 | 2.6% | 17.9% | 21 | 59 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、勝率から複勝回収率まで全てにおいて内枠の方が上の成績を残しており、内枠有利と見て間違いないでしょう。
このレースは、冬の東京開催2週目に行われるということもあって、内側の馬場状態が良好。年によっては内枠しか来ないというのも珍しくありません。
先程このレースは小波乱の傾向にあるという話しをしましたが、極端な内枠有利というのも一つの原因でしょう。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 3- 1- 0- 6/ 10 | 30.0% | 40.0% | 255 | 111 |
先行 | 1- 1- 3- 28/ 33 | 3.0% | 15.2% | 35 | 90 |
中団 | 5- 5- 5- 44/ 59 | 8.5% | 25.4% | 94 | 70 |
後方 | 1- 3- 2- 42/ 48 | 2.1% | 12.5% | 11 | 39 |
東京新聞杯は、位置取りが重要になってきます。
逃げ先行で過去10年4勝。差し追込で過去10年6勝。脚質データではコレといった傾向が見えてきませんが、4角位置のデータで見れば一目瞭然です。
4角位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1/2頭以内 | 9- 4- 6- 62/ 81 | 11.1% | 23.5% | 114 | 81 |
1/2頭外 | 1- 6- 4- 58/ 69 | 1.4% | 15.9% | 7 | 50 |
4コーナーで半分より前だった馬が過去10年9勝。勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績を残していました。このレースが前有利であるというのが分かります。
開幕前半の馬場で行われる東京新聞杯は末脚一辺倒ではなく、ある程度の先行力が必要になってきます。先程の枠順データと合わせて内前有利と覚えてもいいかもしれません。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の東京新聞杯にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
前走G3以下 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
~3着 | 5- 2- 3- 29/ 39 | 12.8% | 25.6% | 82 | 58 |
4着~ | 1- 4- 3- 63/ 71 | 1.4% | 11.3% | 47 | 55 |
前走G3以下で4着以下だった馬は苦戦を強いられています。
冒頭の人気データで能力、実績通りとはいかず少波乱の余地があるという話しをしましたが、それでもココはG1を狙えるような馬も出てくるレースです。流石に同じクラス以下で馬券圏外では能力的にどうでしょうか。
ここは勢い良く勝ち上がってきた馬の連勝や、G1で負けていた馬の巻き返しが多くなっています。
前走4角位置データ
前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1/2頭以内 | 6- 3- 6- 48/ 63 | 9.5% | 23.8% | 73 | 91 |
1/2頭外 | 4- 6- 4- 70/ 84 | 4.8% | 16.7% | 61 | 48 |
前走4コーナーで半分より後ろで競馬をした馬は、半分より前で競馬をした馬に比べて、勝率が半減しています。
これまで内を通れそうな馬。ある程度の位置を取れる馬が有利という話しをしましたが、それなら前走でも半分より前で競馬をしていた馬が当然有利です。今回も良い位置を取れる可能性が高いですからね。
ここでは、前走半分より前で競馬をした馬に要注目です。
間隔データ
1~3人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
中9週~ | 1- 2- 1-11/15 | 6.7% | 26.7% | 36 | 52 |
~中8週 | 3- 0- 4- 8/15 | 20.0% | 46.7% | 100 | 76 |
中9週以上となる馬は苦戦傾向にあります。
今回休み明けでの出走になる馬。余裕を持ったローテーションで使っている賞金を持った馬たちにとっての大目標である安田記念やヴィクトリアマイル。ドバイターフとは間隔が空いているせいか有力馬たちがあまり仕上げてきません。
ここまで荒れる要因として極端な内前有利を上げてきましたが、実績馬があまり仕上げて来ないというのも大きな要因でしょう。
今回2か月以上の休み明けとなる馬はどうでしょうか。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはオールナット、ロジリオンの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走クラスのデータではないかと思います。
前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
3勝 | 4- 1- 0- 7/ 12 | 33.3% | 41.7% | 213 | 105 |
OPEN | 0- 3- 1- 36/ 40 | 0.0% | 10.0% | 0 | 48 |
重賞 | 6- 5- 9- 75/ 95 | 6.3% | 21.1% | 76 | 69 |
前走3勝クラスの馬が、非常に高い好走率となっています。
先程有力馬たちがあまり仕上げて来ないという話しをしましたが、それに伴って成績を上げているのが前走3勝クラスの馬。まだ賞金をあまり稼いでいないような馬というわけです。
ここは休み明けの実績馬よりも、下のクラスから勢いよく勝ちあがってきた馬が狙い目となるでしょう。
まとめ
というわけで今年の東京新聞杯にピッタリの馬は、オールナットではないかと思います。
この馬は元々長距離を走っていましたが距離短縮をして連勝。これくらいの距離に適性があることを見せてくれました。ショウナンパンドラの弟という血統背景から考えると1600~2000mぐらいがベストでしょう。強い相手は揃いましたが、他の有力馬と違ってココがメイチと言っていいでしょうし、ここで素質開花となる可能性も十分あるだろうと見ています。