【天皇賞秋2025】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は天皇賞秋が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

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これまでの予想成績
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人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 7- 1- 0- 2/ 10 70.0% 80.0% 170 104
2番人気 2- 1- 2- 5/ 10 20.0% 50.0% 69 77
3番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 34 58
4~6人気 0- 3- 5- 22/ 30 0.0% 26.7% 0 74
7~ 人気 0- 4- 2- 82/ 88 0.0% 6.8% 0 45

天皇賞秋は、特に堅い傾向にあります。

1番人気が勝率70%、複勝率80%。回収率100%を超えるほど高い好走率になっていました。それ以外を見ても人気どころが良い成績になっており、人気薄からの好走は少ないです。

今の日本競馬は2000m前後に強い馬が多いこともあって、近年の天皇賞秋はG1の中のG1。その時のオールスターような形になることも珍しくありません。今の競馬界を引っ張るような有力馬たちによるハイレベルなレースとなり、人気薄が付け入る余地は中々ないというわけでしょう。

G1の中のG1である天皇賞秋は、特に堅い傾向にあります。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 2- 0-11/14 7.1% 21.4% 11 27
2枠 0- 1- 0-16/17 0.0% 5.9% 0 27
3枠 1- 1- 2-13/17 5.9% 23.5% 20 95
4枠 5- 0- 1-12/18 27.8% 33.3% 88 77
5枠 1- 2- 2-14/19 5.3% 26.3% 18 93
6枠 1- 2- 1-15/19 5.3% 21.1% 6 47
7枠 1- 2- 2-17/22 4.5% 22.7% 6 70
8枠 0- 0- 2-20/22 0.0% 9.1% 0 24

天皇賞秋は、どちらかと言えば内枠有利です。

まず詳細な枠順別データを確認すると、4枠の過去10年5勝を記録するなど、内枠の好走が目立っていました。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 7- 4- 3- 52/ 66 10.6% 21.2% 31 58
5~8枠 3- 6- 7- 66/ 82 3.7% 19.5% 7 58

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、内枠が勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績になっており、このレースは内枠有利と言っていいでしょう。

天皇賞秋が行われる東京芝2000は、スタートしてすぐにコーナーがあるため、どうしても外枠だと最初のコーナーで大きなロスが発生してしまうのです。

もちろん能力的に高い馬であれば外枠だろうと問題なく好走しますが、能力互角と見た2頭で迷った場合は内枠を引いた馬を選んだ方がいいかもしれません。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 0- 1- 3- 6/ 10 0.0% 40.0% 0 204
先行 5- 2- 1- 31/ 39 12.8% 20.5% 32 31
中団 4- 5- 2- 44/ 55 7.3% 20.0% 19 68
後方 1- 2- 4- 36/ 43 2.3% 16.3% 8 37

天皇賞秋は、末脚勝負になりやすいです。

まず脚質のデータを見ると先行・中団など、真ん中辺りから競馬をする馬が良いな程度しか分かりませんが、これを上がりのデータを見れば一目瞭然です。

上り 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 3- 6- 1- 3/ 13 23.1% 76.9% 73 206
3F 2位 2- 1- 3- 4/ 10 20.0% 60.0% 47 99
3F 3位 3- 0- 0- 4/ 7 42.9% 42.9% 87 48
3F 4位~ 2- 3- 6-107/118 1.7% 9.3% 5 39

上がり1位の馬が複勝率は76.9%。上がり2位も複勝率60.0%など速い上がりさえ使えば、どの位置からでも好走することが出来ています。逆に上がり4位以下では好走率はもちろん回収率も非常に低調なものになっていました。

東京競馬場らしく、どの馬が速い上がりを使うかを予想するレースと言っても過言ではありません。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の天皇賞秋にピッタリかというのを考えていこうと思います。

キャリアデータ①

直近1年以内にG1で連対していない馬は苦戦傾向にあります。

人気データのところで「天皇賞秋はG1の中のG1」という話しをしましたが、それに伴って高いレベルの実力と勢いが必要になるというわけでしょう。

ここは直近でG1好走経験のあるような馬を、素直に評価すべきです。

前走上がりデータ

前走上がり 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 6- 2- 3-17/28 21.4% 39.3% 63 60
3F 2位 1- 1- 0-15/17 5.9% 11.8% 7 41
3F 3位 2- 1- 1- 9/13 15.4% 30.8% 40 66
3F 4位~ 1- 6- 6-71/84 1.2% 15.5% 3 64

前走上がり4位以下の馬も苦戦傾向にありました。

脚質データのところで「速い上がりが必要」という話しをしましたが、それなら前走でも速い上がり。上がり3位以内の脚を使った馬が当然有利になるでしょう。単純に今回も速い上がりを使う可能性が高いですからね。

唯一上がり4位以下から勝った馬がいますが、これはレース当日が超不良馬場。歴史的な道悪で勝ったキタサンブラックで、レース当日が不良馬場になれば話しは別ですが、基本的には前走でも速い上がりを使った馬を重視と見ていいでしょう。

キャリアデータ②

近年の勝ち馬は1800m以下の重賞を勝ったことが多くなっていました。

天皇賞秋は、近年になってメンバーが揃うようになりG1の中のG1レースになったというのは、ここまで何度も言っていきました。

それに伴って要求されるスピードの絶対値も上がってきており、近年は馬場の高速化も相まって2400mぐらいがベスト。長距離の方が合っている馬ではスピード的に足りなくなっているのです。

ここは1800m以下の重賞でも勝てるスピードを見せている馬が有利となるでしょう。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはクイーンズウォーク、マスカレードボールの2頭です。

この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走馬体重のデータだろうと見ています。

前走馬体重データ

馬体重 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
~459kg 0- 0- 1-10/11 0.0% 9.1% 0 54
460~479kg 0- 6- 3-30/39 0.0% 23.1% 0 69
480~499kg 6- 1- 2-44/53 11.3% 17.0% 25 27
500kg~ 4- 3- 4-34/45 8.9% 24.4% 30 85

前走馬体重479kg以下の馬は、過去10年で勝っていません。

先程は「近年になって1800m以下でも通用するスピードが必要になってきた」という話しをしましたが、それに伴って小柄なステイヤー体型の馬よりも、大きな馬体を持ったスピードタイプの馬が有利というわけです。

前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1600m 2- 2- 1- 4/ 9 22.2% 55.6% 33 104
2000m 1- 3- 1- 28/ 33 3.0% 15.2% 10 37
2400m 3- 0- 1- 14/ 18 16.7% 22.2% 52 35

実際に前走距離別データを見ても、前走1600mだった馬が非常に高い好走率を残すなど、マイラー気質の馬が有利と見て間違いありません。

ここは小柄なステイヤータイプよりも、大きな馬体のマイラータイプの馬に要注目です。

まとめ

というわけで今年の天皇賞秋にピッタリの馬は、クイーンズウォークではないかと思います。

この馬はヴィクトリアマイルで2着。その前は牡馬相手の金鯱賞で勝利と、今の牝馬の中ではトップクラスの実力を持った馬です。

2走前はマイルで好走しましたが、本質的には中距離の方が合っているのかなという印象で、この馬はマイルに対応できるスピードを持った中距離馬という感じでしょう。

前走除外になった影響がなければ、このメンバーでも十分好勝負になって不思議ありません。