今回はTCK女王盃の予想となります。
大井競馬場にて今年初の地方交流重賞「TCK女王盃」が行われます。今のダート界は絶対的な女王不在。牝馬同士で戦うたびに勝ち馬が変わっている印象です。ここもJBCレディスクラシック2着のラビットランが出走してきましたが、この馬はそもそもスパーキングレディーで3着という馬ですからね。ここも絶対的な存在とまではいかないと思います。アイアンテーラーも前走で地方交流重賞を制すなど勢いもありますからね。未知の魅力があるエイシンセラードという馬も出走してきます。今の牝馬ダート路線を表す、群雄割拠の一戦となりそうなTCK女王盃。さあ勝つのはどの馬か。今から非常に楽しみですね!というわけでTCK女王盃の予想となります。
TCK女王盃 予想
枠順の確認→過去データ分析→有力馬診断→そして最終予想という流れで、今回のTCK女王盃を見ていきますね。
枠順
まずは、TCK女王盃の枠順を見ていきましょうか。
1- 1ビスカリア
2- 2マルカンセンサー
3- 3エイシンセラード
4- 4ワンミリオンス
4- 5ガーデンズキュー
5- 6ラビットラン
5- 7スプリングキャロル
6- 8クレイジーアクセル
6- 9ジュエルクイーン
7-10ブランシュクール
7-11アルティマウェポン
8-12ラモンドール
8-13アイアンテーラー
有力どころは3枠3番エイシンセラード、5枠6番ラビットラン、8枠13番アイアンテーラーなど。有力馬は内、外、中と綺麗に分かれるような形になりましたね。TCK女王盃は外枠有利な傾向が出ているだけに、これはどうでしょうか。
枠番 | 過去10年枠番成績(1着-2着-3着) |
---|---|
1枠 | 0-0-1 |
2枠 | 0-2-0 |
3枠 | 0-4-1 |
4枠 | 0-1-1 |
5枠 | 2-1-1 |
6枠 | 4-1-1 |
7枠 | 4-0-3 |
8枠 | 0-1-2 |
次の項では枠順データを他にも、TCK女王盃の細かい過去データを見ていこうかなと思います。
過去データ
今回の過去データ分析では、過去10年間のデータから要注目のデータをいくつか参照していきます。
所属
まずは、地方交流戦ということで所属データから確認していきましょう。
所属 | 1着-2着-3着 |
---|---|
中央 | 8-9-7 |
地方 | 2-1-3 |
中央勢が圧倒的。馬券圏内の大半は中央勢で占められています。地方勢は2年に1度、馬券になるかならないか程度です。中心視するべきは間違いなく中央勢でしょう。TCK女王盃は地方交流重賞らしいレースといっていいでしょうね。
人気
人気 | 1着-2着-3着 |
---|---|
1番人気 | 4-3-2 |
2番人気 | 5-1-1 |
3番人気 | 0-1-2 |
4番人気 | 0-2-0 |
5番人気 | 0-1-3 |
6人以下 | 1-2-2 |
こちらも実に地方交流重賞らしい傾向が出ていますよね。1~2番人気で過去10年9勝というのは圧倒的です。TCK女王盃は人気サイドで決まるレースと見て間違いないと思います。先程の人気データと組み合わせると、中央勢で人気に推されるような馬がいいということですね。TCK女王盃では人気には逆らわない方がいいのではないでしょうか。
年齢
年齢 | 1着-2着-3着 |
---|---|
4歳 | 4-4-3 |
5歳 | 3-2-3 |
6歳 | 3-2-2 |
7歳 | 0-0-2 |
8歳 | 0-2-0 |
4~6歳で過去10年10勝。パーフェクトの成績となっています。逆に7~8歳は過去10年で勝ったことがないという有様ですから、こちらは割引が必要だと思います。まぁこの年齢まで走っているような牝馬、特にダートの場合は繁殖としては厳しそうな馬たちばかり。そんな馬が重賞で通用するはずもありません。
有力馬診断
ここからは上位人気に支持されそうな馬たちについて、細かく見ていこうかなと思います。
・エイシンセラード
現在、3連勝中。前走もジョーダンキングやコマビショウなど、なかなかの素質馬を下してきました。ここでも能力は十分に足りるでしょう。ダート1800メートルにこだわって使われているというのも好感が持てます。地方適正も地方交流重賞を勝ちまくった父カネヒキリという血統から大丈夫だと思います。馬体重も500キロ以上ということでパワーがありそうですしね。唯一の心配点を挙げるとすれば関東輸送。これまでこの馬は関西圏もしくは関西から比較的近い中京でしか走ったことがありませんからね。僕は輸送さえクリアできればここでも有力な一頭だと思います。
・ラビットラン
近2走でかなり高いパフォーマンスを発揮しているということで、おそらくかなりの人気を集めるはず。ただ個人的に僕はそこまでの鉄板ではないと思います。そもそもこの馬の地方適正というのに懐疑的なんですよね。前走は京都の軽い馬場での好走。前々走は不良馬場。この馬が得意なのはスピードが要求される軽いダートです。3走前はリエノテソーロなんかに負けていますからね。今の大井は時計のかかるタフな馬場コンデション。この馬の得意とする舞台ではありません。能力上位なのは間違いないと思いますが、適正が微妙。そこのところをどう折り合いをつけるかという感じですかね。僕は圧倒的な1番人気で本命にするほどの馬ではないと思います。
・アイアンテーラー
こちらもどちらかといえばスピードに偏ったダート馬。前走の快勝がその証拠です。今回は前走とは180度違う適正が求められます。先程も話しましたが、大井は冬場らしくタフなコンディション。そのせいかスタミナを少しでも温存できる内枠の馬の好走というのが目立っています。大外枠というかなりのマイナス材料だと思います。さらに番手以降で勝ったことがないというのも気がかりな材料。同じく徹底先行型のクレイジーアクセルとの兼ね合いが難しいところです。この馬も僕は危険な人気馬だと思うんですけどね…。
最終予想
これまでを総合して、TCK女王盃の◎を紹介させてもらいます。
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今の馬場コンデションを考えるとこの馬がいいと思います。今の大井はとにかくタフな馬場。インをどれだけロスなく立ち回れるかが鍵になってくると思います。道中はもちろんですが、最後の直線でも外からの差しというのはなかなか決まるような馬場ではありません。基本的にイン前残りだと思っておいたほうがいいでしょう。この馬は前に行ける脚質である上に、内枠も引けました。無理にハナというタイプでもありませんし、行きたい馬に行かせて好位のインでじっくり構えることができそうです。前走を見る感じだと能力も十分ですし、ここはこの馬から入ってみようと思います。
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