【宝塚記念2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい、皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は宝塚記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ

人気 着別度数(京都芝2200) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 43- 25- 17- 44/ 129 33.3% 52.7% 65.9% 83 83
2番人気 21- 23- 22- 63/ 129 16.3% 34.1% 51.2% 64 79
3番人気 25- 20- 17- 67/ 129 19.4% 34.9% 48.1% 115 88
4~6人気 25- 35- 48- 279/ 387 6.5% 15.5% 27.9% 83 76
7~ 人気 15- 26- 25- 750/ 816 1.8% 5.0% 8.1% 81 66

京都芝2200は、堅めの決着が多いです。

まず、今年の宝塚記念が行われる京都芝2200の人気別データを見ていくと、過去10年で1番人気が勝率33.3%。3回に1回は1番人気が勝っている計算で、他の人気どころの複勝率50%前後を記録するなど、順当に人気馬が上位争いするケースが多くなっていました。

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1~3人気(京都2200) 89- 68- 56- 174/ 387 23.0% 40.6% 55.0% 87 84
4番人気~(京都2200) 40- 61- 73-1029/1203 3.3% 8.4% 14.5% 82 70
1~3人気(阪神2200) 76- 53- 44- 160/ 333 22.8% 38.7% 52.0% 77 76
4番人気~(阪神2200) 35- 59- 66- 887/1047 3.3% 9.0% 15.3% 75 72

例年、宝塚記念が行われる阪神芝2200と比較しても、やはり1~3番人気の好走率は高くなっており、その分4番人気以下の複勝率は下がっています。

場所 着別度数(1番人気) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
東京芝 996- 500- 343- 884/ 2723 36.6% 54.9% 67.5% 85 85
京都芝 671- 436- 256- 678/ 2041 32.9% 54.2% 66.8% 77 85
阪神芝 831- 453- 319- 852/ 2455 33.8% 52.3% 65.3% 77 81
中山芝 697- 391- 288- 783/ 2159 32.3% 50.4% 63.7% 78 84

これはこの舞台に限った話しではなく、京都芝自体が能力通りに決まりやすい傾向にあり、1番人気の各競馬場別の成績を見ても、京都は東京競馬場に次いで2番目に高い複勝率となっていました。

京都で行われる今年は例年よりも、能力面が重要になってきそうです。

枠順データ

枠番 着別度数(京都芝2200) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 16- 15- 13-117/161 9.9% 19.3% 27.3% 138 75
2枠 18- 11- 19-121/169 10.7% 17.2% 28.4% 46 76
3枠 17- 16- 13-127/173 9.8% 19.1% 26.6% 146 87
4枠 9- 14- 18-141/182 4.9% 12.6% 22.5% 36 55
5枠 21- 14- 13-153/201 10.4% 17.4% 23.9% 52 76
6枠 15- 16- 16-168/215 7.0% 14.4% 21.9% 44 51
7枠 15- 18- 15-190/238 6.3% 13.9% 20.2% 128 78
8枠 18- 25- 22-186/251 7.2% 17.1% 25.9% 78 85

京都芝2200は、内枠有利になりやすいです。

まず過去10年の詳細な枠順別データを見ると、1~3枠が軒並み複勝率25%越え。単勝回収率も100%を超えるなど、内枠有利であるというのが見えてきます。

京都は最終コーナーから下り坂が続きます。その結果、直線の入口では勢いよくコーナーを下ってきた馬たちが曲がりきれず、内がポッカリ開くようなことも珍しくありません。内の進路が空きやすい競馬場というわけです。

枠順 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠(京都2200) 60- 56- 63- 506/ 685 8.8% 16.9% 26.1% 90 73
5~8枠(京都2200) 69- 73- 66- 697/ 905 7.6% 15.7% 23.0% 77 73
1~4枠(阪神2200) 49- 57- 48- 438/ 592 8.3% 17.9% 26.0% 54 69
5~8枠(阪神2200) 62- 55- 62- 609/ 788 7.9% 14.8% 22.7% 91 76

これも例年このレースが行われる阪神芝2200と比較しておくと、やはり京都は内枠の回収率が高くなっているのに対して、阪神は外枠からの激走が多いというのが、回収率の面から分かります。

宝塚記念も阪神で行われていた頃は外枠有利の傾向がありましたが、京都で行われる今年は、一転して内枠有利になる可能性は高いでしょう。

脚質データ

脚質 着別度数(京都芝2200) 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 14- 18- 8- 96/ 136 10.3% 23.5% 29.4% 269 139
先行 52- 50- 46- 282/ 430 12.1% 23.7% 34.4% 107 93
中団 48- 47- 54- 370/ 519 9.2% 18.3% 28.7% 76 83
後方 10- 10- 18- 429/ 467 2.1% 4.3% 8.1% 12 25
マクリ 5- 4- 3- 26/ 38 13.2% 23.7% 31.6% 111 78

京都芝2200は、前に行ける馬が有利です。

脚質別のデータを見ると一目瞭然。逃げ馬はもちろん先行馬も単勝回収率100%を越えていました。後ろからの馬にしても途中から前に押し上げるマクリがよく決まっており、最終コーナー付近で前にいる馬が有利と見て間違いありません。

初角位置 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内(京都2200) 80- 80- 71- 596/ 827 9.7% 19.3% 27.9% 125 94
1/2頭以外(京都2200) 49- 49- 58- 607/ 763 6.4% 12.8% 20.4% 37 50
1/2頭以内(阪神2200) 63- 71- 64- 522/ 720 8.8% 18.6% 27.5% 84 84
1/2頭以外(阪神2200) 48- 41- 46- 525/ 660 7.3% 13.5% 20.5% 66 61

京都芝2200と阪神芝2200の初角位置のデータを見ても、京都は半分より前だったというだけで単勝回収率100%以上。半分より後ろの馬に注目しても、阪神と比べるとだいぶ成績は落ちています。

京都は平坦コースということもあってか、速い上がりが要求される場合が多く、実際に過去10年の上がり最速平均タイムを見ても、京都が34.3秒。阪神が34.9秒。0.6秒も京都の方が速くなっていました。

平坦コースということもあって、これだけ速い上がりが要求されると、なかなか後ろから差すのが難しくなってくるというわけです。

京都で行われる今年は例年よりも前有利。速い上がりが要求される可能性は高いです。

基本データまとめ

簡単にココまで話した内容をまとめますと、今年の宝塚記念は、

・例年よりも能力面が重要になりそう
・京都は内枠有利になりやすい
・前有利、高速上がりが必要になる

この3点が、特徴として挙げられるでしょう。

ここからはこれらの特徴を踏まえて、具体的にどの馬が今年の宝塚記念にピッタリかというのを考えておこうと思います。

種牡馬データ

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
サンデー系(京都2200) 75- 68- 78- 656/ 877 8.6% 16.3% 25.2% 97 73
非サンデー(京都2200) 54- 61- 51- 547/ 713 7.6% 16.1% 23.3% 66 73
サンデー系(阪神2200) 59- 57- 55- 544/ 715 8.3% 16.2% 23.9% 77 73
非サンデー(阪神2200) 52- 55- 55- 503/ 665 7.8% 16.1% 24.4% 73 73

京都芝2200は、サンデー系の馬が有利になりやすいです。

京都芝2200と阪神芝2200におけるサンデー系、それ以外というザックリした種牡馬別のデータを見ると、京都ではサンデー系が単勝回収率97%を記録するなど好成績となっており、それに対して阪神は非サンデーが相対的に有利という感じになっていました。

先程の脚質データで、平坦コースの京都は速い上がりが要求されるという話しをしましたが、高速上がり勝負ならサンデー系の出番というわけです。そもそもサンデーサイレンスは他にはない速い末脚が使える馬が多いということで大流行した血統ですからね。

今年は例年よりもサンデー系の馬が有利になってくるでしょう。

前走馬体重データ

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
~499kg(京都2200) 108- 100- 106- 981/1295 8.3% 16.1% 24.2% 82 74
500kg~(京都2200) 21- 29- 23- 222/ 295 7.1% 16.9% 24.7% 88 67
~499kg(阪神2200) 81- 80- 87- 826/1074 7.5% 15.0% 23.1% 63 65
500kg~(阪神2200) 30- 32- 23- 221/ 306 9.8% 20.3% 27.8% 118 101

京都芝2200は、前走馬体重500キロ未満の馬にもチャンスがあります。

例によって京都と阪神のデータを並べてみると一目瞭然。京都と阪神を比べた時に、前走馬体重500キロ未満の馬は勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績を残していました。

逆に阪神芝2200では前走馬体重500キロ以上というだけで単勝、複勝ともに回収率100%以上。大型馬が圧倒的に有利なコースですが、京都で行われる今年は小柄な馬にも十分チャンスがあるでしょう。

ここまで2つのデータをクリアして残っているのはジャスティンパレス、ソールオリエンス、プラダリア、ヤマニンサンパ、ルージュエヴァイユの5頭です。

この5頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは性別のデータではないかと思います。

性別データ

性別 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
牡・セン 6- 8- 5-102/121 5.0% 11.6% 15.7% 36 62
4- 2- 5- 17/ 28 14.3% 21.4% 39.3% 130 189

京都で行われる今年も牝馬が有利になるだろうと見ています。

まず過去10年の宝塚記念における性別のデータを見ると、牝馬というだけで回収率は単複ともに100%を超えており、適当に買うだけで儲かっていたほど牝馬の好走は多くなっていました。

これは阪神開催時のデータではありますが、京都で行われる今年も牝馬の有利は揺るがないだろうと見ています。

牝馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
6~8月 3742- 3741- 3706- 41281/ 52470 7.1% 14.3% 21.3% 77 76
それ以外 9009- 9277- 9625-123244/151155 6.0% 12.1% 18.5% 65 68

というのも、このレースに限った話しではなく暑くなってきたこの時期は毎年牝馬が成績を上げており、6~8月はコースを問わずに回収率10%前後アップしているのです。「夏は牝馬」という格言がありますが、これはデータ的にもシッカリ立証されているものなのです。

6月下旬。ほぼ夏と言っていい時期に行われる宝塚記念も、その例外ではないということでしょう。開催場所を問わず、宝塚記念は牝馬有利になる可能性は高いです。

まとめ

というわけで今年の宝塚記念にピッタリの馬は、ルージュエヴァイユではないかと思います。

この馬は前走や3走前、4走前などクラスを問わずに相手なりに上位争いする競馬が出来ています。2走前や去年の愛知杯など不可解な負け方をしたのは、いずれも冬場になっており牝馬らしい成績です。冬が苦手、夏は得意という典型的なタイプかなという印象で、この時期ならこのメンバーが相手でも相手なりに上位争いできるかなと見ています。