【高松宮記念2025】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は高松宮記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼昨年は回収率165%!当ブログ実績▼
これまでの予想成績
皆さんこんにちは。アギョウです。・2024年通算【単勝回収率165%】・2023年通算【単勝回収率109%】・2022年通算【単勝回収率125%】ここからは本命馬一覧と詳細な成績を見ていきます。2024年の予想成績重賞◎着別度数勝率複勝率単...

人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 39 45
2番人気 2- 5- 0- 3/ 10 20.0% 70.0% 115 139
3番人気 1- 1- 3- 5/ 10 10.0% 50.0% 78 113
4~6人気 3- 2- 2- 23/ 30 10.0% 23.3% 82 77
7~ 人気 3- 1- 4-112/120 2.5% 6.7% 77 139

高松宮記念は、小波乱の傾向です。

過去10年の人気別データを見ると、1番人気より2~3番人気の方が良い成績だったり、7番人気以下というだけで複勝回収率100%を超えるなど、波乱の傾向にありました。

こうなっている理由は、この後でジックリ話していきますので、ぜひ最後まで御覧ください。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 2- 0- 1-17/20 10.0% 15.0% 187 86
2枠 3- 3- 1-13/20 15.0% 35.0% 91 179
3枠 1- 1- 0-18/20 5.0% 10.0% 43 19
4枠 0- 2- 4-14/20 0.0% 30.0% 0 396
5枠 1- 1- 3-15/20 5.0% 25.0% 27 284
6枠 0- 0- 0-20/20 0.0% 0.0% 0 0
7枠 2- 2- 0-26/30 6.7% 13.3% 127 52
8枠 1- 1- 1-27/30 3.3% 10.0% 107 39

高松宮記念は、内枠有利になっています。

まず詳細な枠順データから見ていくと、1枠は好走率こそ奮いませんが回収率では100%を超えており、勝率のトップが2枠。複勝率も2枠、4枠で上位を占めています。

枠順 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1~4枠 6- 6- 6- 62/ 80 7.5% 22.5% 80 170
5~8枠 4- 4- 4- 88/100 4.0% 12.0% 76 84

1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、内枠が勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績となっており、高松宮記念は内枠有利と見て間違いありません。

中京競馬場は癖のあるコースで、最終コーナーの角度がキツすぎるため、コーナーで外を回すと直線の入り口で外に吹っ飛んでいくような形になってしまうのです。

中京競馬場は馬場状態が悪くならない限り、絶対的に内を通った馬が有利。コーナーで外を回した時点でアウトになることも珍しくありません。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0% 323 115
先行 4- 3- 3- 26/ 36 11.1% 27.8% 79 244
中団 4- 7- 6- 68/ 85 4.7% 20.0% 60 134
後方 1- 0- 0- 48/ 49 2.0% 2.0% 56 13

高松宮記念は、前有利になりやすいです。

まず脚質別データを見ると逃げ先行で過去10年5勝。中団後方で過去10年5勝など、これといった傾向は見えてきませんが、これを初角位置のデータで見ると傾向は見えてきます。

初角位置 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内 8- 6- 7- 78/ 99 8.1% 21.2% 107 131
1/2頭外 2- 4- 3- 72/ 81 2.5% 11.1% 41 111

最初のコーナーで半分より前だった馬が、半分より後ろだった馬に対して、勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績となっていました。

先程の枠順データで中京競馬場は癖のあるコースのため、内枠有利になりやすいという話しをしましたが、それなら良い位置を取って内側を走れる可能性の高い、前に行ける馬が有利になってきます。

高松宮記念が荒れやすいのは、能力よりも位置取りが重要になってくるというのが大きな要因でしょう。

消去法データ

ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の高松宮記念にピッタリかというのを考えていこうと思います。

前走初角位置データ

前走初角 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内 5- 7- 5- 87/104 4.8% 16.3% 83 175
1/2頭外 2- 3- 3- 54/ 62 3.2% 12.9% 51 40

前走半分より前だった馬が、高い激走率になっていました。

先程の脚質データで前有利になりやすいという話しをしましたが、それなら前走でも半分より前だった馬が当然有利です。単純に今回も前に行く可能性が高いですからね。

ここは前走でも、ある程度の先行力を見せていた馬に要注目です。

血統データ

血統 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
父もしくは母父サンデー系 1- 7- 6- 90/104 1.0% 13.5% 26 41
父、母父ともに非サンデー 9- 3- 4- 60/ 76 11.8% 21.1% 148 233

父、母父ともに非サンデー系の馬が圧倒的な成績です。

日本で一大勢力を築いたサンデーサイレンスですが、そもそも日本でココまで活躍することが出来たのは、他にはない速い末脚が使える馬が多かったからです。

しかし、この高松宮記念は良い位置を取っての粘り込み勝負。ハイペースの我慢比べでは、サンデー系の速い末脚は全く必要ありません。むしろスタミナや持続力に長ける非サンデー系の出番というわけです。

キャリアデータ①

過去10年の勝ち馬は、1200mより長い距離を勝ったことがある馬たちばかりでした。

過去10年の勝ち馬を見ると、10頭中9頭に1200mより長い距離を勝っていたという共通点がありました。

同じ芝1200mのG1であるスプリンターズステークスと、このレースの平均勝ちタイムを比べると、スプリンターズステークスが67.7秒に対して、高松宮記念68.6秒と約1秒ほど遅いものになっていました。

勝ちタイムが遅い分、スプリンターズステークスよりもスタミナが必要になってきます。そのスタミナを証明するのが少し長い距離での実績になるというわけです。

ここは少し長い距離でも実績のあるような、スプリンターとしてはスタミナがある馬が狙い目になるでしょう。

ここまで3つのデータをクリアして残っているのはウイングレイテスト、サトノレーヴ、マッドクール、ママコチャ、ルガルの5頭です。

この5頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の一絞りをするために、キャリアのデータをもう少し詳しく見ていきます。

キャリアデータ②

過去10年の勝ち馬は68.5秒より遅い時計の芝1200mで勝ったことがある、もしくは今回が初めての芝1200mだった馬が多くなっていました。

先程は時計の掛かる勝負になりやすいため、長い距離で実績がある馬が良いという話しをしましたが、そもそも芝1200mでも68.5秒より遅い時計で実績があった馬。時計の掛かるスプリント戦で勝ったことがある馬も当然有利になります。

今回が初めて芝1200mを使うような馬であれば仕方ないところもありますが、芝1200mを中心に使ってきた馬であれば遅い時計での実績があるかどうかも重要になってくるでしょう。

これまで極端な内前有利を波乱の要素として挙げてきましたが、純粋なスピード勝負になりやすいスプリンターズステークスとは全く違う適性が問われやすいというのも、このレースが荒れやすい原因かもしれません。

まとめ

というわけで今年の高松宮記念にピッタリの馬は、マッドクールではないかと思います。

この馬は典型的なスタミナ型のスプリンターといった感じで、去年のスプリンターズステークスや、2023年のCBC賞など勝ちタイムが67秒台前半の速い時計になると案外な結果。去年のこのレースや春雷ステークスなど68秒台後半まで間に合うレースであれば上位争いという分かりやすい傾向にありました。

去年ほどの道悪でなくても最終週らしいタフな馬場状態になれば、今年もチャンスがあるだろうと見ています。