はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は秋華賞が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

人気データ
人気 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 5- 0- 0- 3/ 8 | 62.5% | 62.5% | 113 | 73 |
2番人気 | 0- 1- 2- 5/ 8 | 0.0% | 37.5% | 0 | 62 |
3番人気 | 2- 1- 1- 4/ 8 | 25.0% | 50.0% | 157 | 111 |
4~6人気 | 1- 5- 1- 17/ 24 | 4.2% | 29.2% | 28 | 85 |
7~ 人気 | 0- 1- 4- 86/ 91 | 0.0% | 5.5% | 0 | 29 |
秋華賞は、堅めの傾向にあります。・
このレースが京都で行われた過去8年において1番人気が勝率62.5%。1~3番人気で過去8年7勝など、人気サイドの勝利が目立っており、人気薄は来ても2~3着までというケースが多くなっていました。
世代G1というのは、この後もG1で活躍する馬と、3勝クラスやOPEN特別を中心に走っていく馬が一緒に走る、能力差の大きいレースです。それだけの能力差があれば展開やトラックバイアスなどを跳ね除け、どんな形でも能力上位の馬が好走してくる確率が高いというわけです。
ここは強いと思う馬を、素直に評価するべきでしょう。
脚質データ
枠番 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 2-12/14 | 0.0% | 14.3% | 0 | 27 |
2枠 | 0- 1- 1-13/15 | 0.0% | 13.3% | 0 | 43 |
3枠 | 3- 0- 1-12/16 | 18.8% | 25.0% | 64 | 63 |
4枠 | 1- 3- 1-11/16 | 6.3% | 31.3% | 39 | 88 |
5枠 | 0- 1- 0-15/16 | 0.0% | 6.3% | 0 | 25 |
6枠 | 1- 2- 0-13/16 | 6.3% | 18.8% | 8 | 58 |
7枠 | 2- 1- 2-18/23 | 8.7% | 21.7% | 33 | 71 |
8枠 | 1- 0- 1-21/23 | 4.3% | 8.7% | 13 | 12 |
秋華賞は、どちらかといえば内枠有利です。
まず詳細な枠順別データを見た時に、3枠が勝率18.8%。4枠も複勝率31.3%など高い好走率になっています。
枠順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 4- 4- 5- 48/ 61 | 6.6% | 21.3% | 27 | 57 |
5~8枠 | 4- 4- 3- 67/ 78 | 5.1% | 14.1% | 15 | 41 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、内枠が勝率から複勝回収率まで全てにおいて若干上の成績になっていました。
例年のこのレースは開催2週目。それに対して今年は3週目と開催が繰り下がる形になっていますが、直線の短い小回りコースということを考えると、今年も内枠有利かなと見ています。
もちろん能力的に高い馬であれば外枠だろうと問題なく好走してきますが、能力互角と見た2頭で迷った場合は内枠を引いた馬を選んだ方がいいかもしれません。
脚質データ
脚質 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 0- 7/ 8 | 0.0% | 12.5% | 0 | 35 |
先行 | 1- 0- 2- 22/ 25 | 4.0% | 12.0% | 4 | 37 |
中団 | 7- 4- 6- 49/ 66 | 10.6% | 25.8% | 41 | 65 |
後方 | 0- 3- 0- 37/ 40 | 0.0% | 7.5% | 0 | 30 |
秋華賞は、差しも問題なく決まります。
中団からの馬が過去8年7勝。京都で行われた秋華賞では差し馬の勝利が非常に多くなっていました。その他に馬券になった馬を見ても逃げ先行馬が4頭、それに対して中団後方では20頭と、明らかに後ろからの馬が好走傾向となっています。
秋華賞が小回りコースで行われるというのは、先程の枠順データでも話しましたが、当然それは騎手の皆さんも分かっています。騎手の皆さんが前へ前へという意識が強くなるせいか、ついついオーバーペースになってしまうのです。
実際に過去8年の前後半3ハロンタイムを見ると、前半3ハロンよりも後半3ハロンの方が速いスローペースが3回、それに対してハイペースが5回となっていました。
先程の枠順データと合わせて考えると、内でジックリ脚を溜めそうな馬が狙い目となるでしょう。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の秋華賞にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
前走着順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 5- 2- 3-32/42 | 11.9% | 23.8% | 29 | 60 |
前走2着 | 2- 0- 2-13/17 | 11.8% | 23.5% | 54 | 40 |
前走3着 | 1- 3- 1-11/16 | 6.3% | 31.3% | 43 | 86 |
前走4着~ | 0- 3- 2-59/64 | 0.0% | 7.8% | 0 | 33 |
前走4着以下の馬は、過去8年で勝っていません。
人気データのところで「強いと思う馬を素直に評価するべき」という話しをしましたが、それに伴って前走4着以下になっている馬。馬券圏内すら確保出来ていない馬では、能力的にどうでしょうか。
前走で何らかの事情があったにしても、最低3着には入っているような馬を狙うべきでしょう。
前走人気データ
前走人気 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1人気 | 5- 3- 3- 16/ 27 | 18.5% | 40.7% | 48 | 101 |
前走2人気 | 2- 1- 2- 13/ 18 | 11.1% | 27.8% | 51 | 65 |
前走3人気 | 1- 1- 0- 10/ 12 | 8.3% | 16.7% | 52 | 34 |
前走4人気~ | 0- 3- 3- 76/ 82 | 0.0% | 7.3% | 0 | 29 |
前走4番人気以下の馬も、過去8年で勝っていません。
先程は「前走で最低3着に入れているような馬が良い」という話しをしましたが、前走人気データにも同じような傾向がありました。
今の競馬はデータやAIの普及により、強い馬から人気になっている場合が殆どで、これまで牝馬3冠を達成した7頭は全てデビューから3番人気以内という感じになっていました。
それにも関わらず前走4番人気以下。穴なら面白い程度の評価に留まっていたような馬ではどうでしょうか。
前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
G1 | 5- 0- 2- 12/ 19 | 26.3% | 36.8% | 68 | 52 |
G2 | 1- 4- 4- 49/ 58 | 1.7% | 15.5% | 5 | 47 |
G3 | 2- 3- 0- 27/ 32 | 6.3% | 15.6% | 39 | 48 |
OPEN以下 | 0- 1- 2- 27/ 30 | 0.0% | 10.0% | 0 | 47 |
前走OPEN以下だった馬は、過去8年で勝っていません。
先程まで「前走でも名実ともにトップ評価を受けていた馬が良い」という話しをしてきましたが、それがOPEN以下のクラスでは何の意味もありません。
OPEN以下であればココに出てくる馬は、殆どが上位評価になってしまうようなレベルですからね。
ここは前走重賞。最前線のレースでトップ評価を受けた馬を狙うべきでしょう。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはカムニャック、ジョスランの2頭です。
この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは前走騎手のデータではないかと思います。
前走騎手データ
前走騎手 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
◆同騎手 | 7- 6- 5-71/89 | 7.9% | 20.2% | 25 | 48 |
◆乗替り | 1- 2- 3-44/50 | 2.0% | 12.0% | 12 | 48 |
今回乗り替わりになる馬は、微妙な成績になっていました。
今回継続騎乗になる馬は乗り替わりの馬に対して、勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績を残していました。
秋華賞は、継続騎乗馬が有利と見て間違いありません。
そもそもG1を狙える馬が乗り替わりになるケースは少なく、大体乗り替わりとなる馬は近走上手くいってなかったり、リーディング上位の騎手から見限られてしまった場合が殆どです。
ここは乗り替わりの馬より継続騎乗馬を優先すべきでしょう。
まとめ
というわけで今年の秋華賞にピッタリの馬は、カムニャックではないかと思います。
この馬は現在重賞3連勝。近走は東京競馬場の瞬発力勝負。前走でハイペースの消耗戦にも対応するなど、どんな展開になっても大崩れなく走ることが出来ています。この世代の牝馬路線では名実ともにトップクラスなのは間違いなく、これくらいの距離であれば無難に上位争いだろうと見ています。