はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は秋華賞が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。
人気データ
人気 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 4- 1- 0- 3/ 8 | 50.0% | 62.5% | 85 | 72 |
2番人気 | 0- 1- 1- 6/ 8 | 0.0% | 25.0% | 0 | 45 |
3番人気 | 3- 1- 1- 3/ 8 | 37.5% | 62.5% | 283 | 136 |
4~6人気 | 1- 4- 2- 17/ 24 | 4.2% | 29.2% | 28 | 84 |
7~ 人気 | 0- 1- 4- 88/ 93 | 0.0% | 5.4% | 0 | 29 |
秋華賞は、堅めの傾向にあるレースでしょう。
このレースが京都で行われた過去8年において1番人気が勝率50%。1~3番人気で過去8年7勝など、人気サイドの勝利が目立っています。人気薄は来ても3着までというケースが多く、基本的には実力馬同士の決着。人気どころでの決着になる場合が多いです。
世代G1というのは、この後にG1で活躍する馬と、3勝クラスやOPEN特別を中心に走っていく馬が一緒に走ります。大きな能力差があるレースなのです。それだけの能力差があれば展開やトラックバイアスなどを跳ね除け、どんな形でも能力上位の馬が好走してくるというわけです。
ここは能力が高いと思う馬を、素直に評価するべきでしょう。
枠順データ
枠番 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0- 0- 2-13/15 | 0.0% | 13.3% | 0 | 26 |
2枠 | 0- 2- 1-12/15 | 0.0% | 20.0% | 0 | 50 |
3枠 | 3- 0- 1-12/16 | 18.8% | 25.0% | 113 | 68 |
4枠 | 1- 3- 1-11/16 | 6.3% | 31.3% | 39 | 88 |
5枠 | 0- 1- 0-15/16 | 0.0% | 6.3% | 0 | 25 |
6枠 | 1- 1- 1-13/16 | 6.3% | 18.8% | 8 | 57 |
7枠 | 2- 1- 2-18/23 | 8.7% | 21.7% | 33 | 71 |
8枠 | 1- 0- 0-23/24 | 4.2% | 4.2% | 12 | 6 |
秋華賞は、どちらかといえば内枠有利です。
まず詳細な枠順別データを見た時に目につくのが3枠、4枠の好走率の高さでしょう。3枠は勝率18.8%、単勝回収率も100%を超えていました。4枠も複勝率31.3%を記録するなど高い好走率となっています。
枠順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 4- 5- 5- 48/ 62 | 6.5% | 22.6% | 39 | 59 |
5~8枠 | 4- 3- 3- 69/ 79 | 5.1% | 12.7% | 15 | 39 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ても、内枠の方が若干高い勝率となっており複勝率や回収率も上の成績です。
秋華賞が行われる京都芝2000は直線の短い小回りコースです。開幕2週目という開催条件も考えると、内枠有利になるのは当然と言えば当然かもしれません。
もちろん能力的に高い馬であれば外枠だろうと問題なく好走してきますが、能力互角の2頭で迷った場合は内枠を引いた馬の方が選んだ方がいいかもしれません。
脚質データ
脚質 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0- 1- 0- 7/ 8 | 0.0% | 12.5% | 0 | 35 |
先行 | 1- 0- 2- 21/ 24 | 4.2% | 12.5% | 4 | 38 |
中団 | 7- 5- 6- 51/ 69 | 10.1% | 26.1% | 51 | 67 |
後方 | 0- 2- 0- 38/ 40 | 0.0% | 5.0% | 0 | 23 |
秋華賞は、差しも問題なく決まります。
中団からの馬が過去8年7勝。京都で行われた秋華賞では差し馬の勝利が非常に多くなっていました。その他に馬券になった馬を見ても逃げ先行馬が4頭、それに対して中団後方からの馬が20頭と、明らかに後ろからの馬が好走傾向です。
秋華賞が小回りコースで行われるというのは、先程の枠順データでも話しましたが、当然それは騎手の皆さんも分かっています。その結果、秋華賞はついついオーバーペースになってしまう傾向にあるのです。
実際に過去8年の前後半3ハロンタイムを見ると、前半3ハロンよりも後半3ハロンの方が速いスローペースが3回、それに対してハイペースが5回となっていました。ハイペースで逃げ先行馬が止まったところを差してくるような形になりやすいのです。
先程の枠順データと合わせて考えると、ここは内でジックリ脚を溜める競馬をしそうな馬が狙い目となるでしょう。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の秋華賞にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走着順データ
前走着順 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 4- 3- 3-31/41 | 9.8% | 24.4% | 24 | 61 |
前走2着 | 3- 0- 2-12/17 | 17.6% | 29.4% | 114 | 59 |
前走3着 | 1- 2- 1-11/15 | 6.7% | 26.7% | 46 | 73 |
前走4着~ | 0- 3- 2-63/68 | 0.0% | 7.4% | 0 | 31 |
前走4着以下の馬は、過去8年で勝っていません。
人気データのところで能力が高いと思う馬を素直に評価すべきという話しをしましたが、それに伴って前走4着以下になっている馬。馬券圏内すら確保出来ていない馬では、能力的にどうでしょうか。
前走で何らかの事情があったにしても、最低3着には入っているような実力馬を狙うべきでしょう。
前走人気データ
前走人気 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走1人気 | 6- 2- 2- 17/ 27 | 22.2% | 37.0% | 85 | 92 |
前走2人気 | 1- 2- 2- 13/ 18 | 5.6% | 27.8% | 38 | 65 |
前走3人気 | 1- 1- 0- 9/ 11 | 9.1% | 18.2% | 57 | 37 |
前走4人気~ | 0- 3- 4- 78/ 85 | 0.0% | 8.2% | 0 | 31 |
前走4番人気以下の馬も、過去8年で勝っていません。
先程は、前走でも最低3着に入れているような実力馬が良いという話しをしましたが、それは前走人気データにも同じようなことが言えます。
今の競馬はデータやAIの普及により、強い馬から人気になっている場合が殆どで、具体例を挙げるなら去年3冠を達成したリバティアイランドなんかは、デビューから全て1番人気でした。
それにも関わらず前走4番人気以下。穴なら面白い程度の評価だった馬ではどうでしょうか。ここは前走でも名実ともにトップ評価を受けていた馬による順当な決着となる場合が多いです。
前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
条件戦 | 0- 1- 2- 20/ 23 | 0.0% | 13.0% | 0 | 62 |
OPEN | 1- 0- 0- 10/ 11 | 9.1% | 9.1% | 91 | 18 |
重賞 | 7- 7- 6- 87/107 | 6.5% | 18.7% | 24 | 48 |
前走条件戦を走っていた馬は、過去8年で勝っていません。
先程まで、ここは前走でも名実ともにトップ評価を受けていた馬が良いという話しをしてきましたが、それが条件戦での話しでは何の意味もありません。条件戦というのはココに出てくるような馬が出れば、殆どが上位評価になってしまうようなレベルですからね。
ここは前走OPENクラス以上。最前線のレースでトップ評価を受けた馬を素直に狙うべきでしょう。
ここまで3つのデータをクリアして残っているのはクイーンズウォーク、ステレンボッシュ、チェルヴィニア、ボンドガール、ミアネーロの5頭です。
この5頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは所属のデータではないかと思います。
所属データ
所属 | 着別度数(京都時) | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
美浦 | 1- 3- 0-48/52 | 1.9% | 7.7% | 2 | 18 |
栗東 | 7- 5- 8-69/89 | 7.9% | 22.5% | 39 | 65 |
秋華賞は、美浦所属馬が苦戦を強いられています。
所属のデータを見ると一目瞭然。栗東所属馬が勝率から複勝回収率まで全てにおいて美浦所属馬を上回る成績となっており、明らかに栗東所属馬が有利となっていました。
この時期の牝馬は、まだ気難しい馬も多く、輸送の有無によってパフォーマンスが大きく変わる馬も珍しくありません。さらにハイペースになりやすいということもあって、輸送による多少の消耗が命取りになるのでしょう。
関東からの長距離輸送がプラスになることはあり得ないですし、ここは長距離輸送のある関東馬は少々割引が必要です。
まとめ
というわけで今年の秋華賞にピッタリの馬は、クイーンズウォークではないかと思います。
この馬はオークスでこそ残念な結果になりましたが、前走のローズステークスでは快勝。夏を越しての成長を見せつける勝ちっぷりでした。今回はオークスからは一転して地元開催というアドバンテージもあります。得意の中距離戦で輸送の有無による有利も見込めるココでの逆転もあって不思議ないと見ています。