皆さんこんにちは。アギョウです。
◎コナコースト
・自己ベスト連発で万全の仕上げ
・結局春の実績馬が強いという場合が多い
・重馬場で好走率を上げるキタサン産駒
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「自己ベスト連発で万全の仕上げ」
2週前にCWの自己ベストを更新し、1週前にその自己ベストを更に塗り替える形になっていました。最終追い切りでは坂路の自己ベストを更新するなど、この中間は自己ベスト更新を連発しています。休み明けながら良い状態に仕上がっているのはもちろん、これは夏を休んでいる間の大きな成長にも期待してもいいでしょう。
前走オークスではいつも一杯、強めに追って速い時計を出しているこの馬が、馬なりのみの調整。この馬としては軽めの調教になるなど、エルフィンステークスからの使い詰めで流石に状態的に厳しい印象でしたが、一休みを入れた今回は良いリフレッシュになったのでしょう。以前のような活気が戻ってきています。
いきなりから能力全開の仕上がりなのはもちろん、今回は夏を休んでいる間の大きな成長にも期待できそうということで、ここは万全の仕上がりと言って間違いないでしょう。
推奨理由②「結局春の実績馬が強いという場合が多い」
人気 | 着別度数(京都開催時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3- 1- 0- 4/ 8 | 37.5% | 50.0% | 50.0% | 71 | 60 |
2番人気 | 0- 2- 0- 6/ 8 | 0.0% | 25.0% | 25.0% | 0 | 46 |
3番人気 | 4- 0- 1- 3/ 8 | 50.0% | 50.0% | 62.5% | 348 | 132 |
4~6人気 | 1- 4- 2- 17/ 24 | 4.2% | 20.8% | 29.2% | 28 | 84 |
7~ 人気 | 0- 1- 5- 87/ 93 | 0.0% | 1.1% | 6.5% | 0 | 53 |
秋華賞は結局春の実績馬が強いパターンで終わることが多いです。
まず、このレースが京都で行われた過去8年の人気別データを確認すると1~3番人気の人気どころもよく勝っていますが、1番人気より3番人気の方が勝率複勝率ともに高かったり、2番人気が勝ったことがなかったりと、人気どころの中で順番が入れ替わる、少波乱の傾向がありました。
特徴解説の動画では、この原因の一つとしてハイペースを上げましたが、それ以外にも考えられる理由があります。
前走紫苑S&ローズS | 着別度数(京都時) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
前走1着 | 1- 1- 1-11/14 | 7.1% | 14.3% | 21.4% | 45 | 39 |
前走2着 | 3- 0- 1-11/15 | 20.0% | 20.0% | 26.7% | 129 | 56 |
前走3着 | 0- 2- 1- 9/12 | 0.0% | 16.7% | 25.0% | 0 | 71 |
前走4着~ | 1- 3- 3-48/55 | 1.8% | 7.3% | 12.7% | 9 | 83 |
それが紫苑ステークス、ローズステークスの勝ち馬が奮わないということです。
この2レースの前走着順別データをみると、前哨戦の勝ち馬は勝率10%未満。回収率も単複ともに50%を切ってしまうなど、皆さんの期待ほど走れないケースが多いことが分かります。紫苑ステークス組、ローズステークス組から買うにしても2~3着など惜しくも負けた馬。ある程度の余力を残しているであろう馬から狙うべきというのはデータにもしっかり出ていました。
実際に秋前哨戦の勝ち馬を確認するとリアアメリアやダノンファタンジー、マルターズディオサなど勝ってソコソコ人気した馬もいますが、あっさり人気を裏切る形に終わっています。
逆に秋の前哨戦を勝ってココも好走した馬。阪神での開催ではありましたがスタニングローズやファインルージュなどは、桜花賞やオークスでも実績があった馬たちです。それに対して前哨戦は勝ったけど本番は駄目だったリアアメリアやダノンファンタジーなどは桜花賞オークスで結果を残すことが出来ていない馬たちです。
つまり秋の前哨戦を使ってここを好走する馬の多くは、結局春の実績馬が多いというわけです。
キャリア(京都開催時) | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
桜花賞3着以内& オークス3着以内 |
3- 1- 0- 1/ 5 | 60.0% | 80.0% | 80.0% | 192 | 114 |
桜花賞3着以内or オークス3着以内 |
2- 2- 2- 8/14 | 14.3% | 28.6% | 42.9% | 58 | 110 |
春クラシック3着以内なし 紫苑SかローズSで3着以内 |
3- 0- 3-29/35 | 8.6% | 8.6% | 17.1% | 64 | 46 |
上記以外 | 0- 5- 3-79/87 | 0.0% | 5.7% | 9.2% | 0 | 60 |
実際に詳細な実績別のデータ。桜花賞オークスで好走があったかどうか。秋の前哨戦での結果がどうだったかという部分に注目してみると、やはり桜花賞オークスともに好走した馬は複勝率80%。そういった馬は人気になりますが、回収率を見るとその人気にしっかり応えることが出来ています。
その次に良いのが桜花賞かオークスのどちらかで3着以内だった馬です。こちらも複勝率42.9%で勝つとまでは行きませんが、よく馬券にはなっており複勝回収率は100%を超えています。
その一方で春クラシックでの実績はなかったものの、紫苑ステークスやローズステークスで好走して、ここへの出走権を掴んだ馬というのはイマイチな結果となっており、水準以下の回収率になっていました。
やはり直前の印象で紫苑ステークスやローズステークスで強い競馬をした馬は人気になるのですが、直前で強い競馬をした馬は反動も出やすく、結局春の実績馬が強かったという形になりがちなのです。これが秋華賞が少波乱になりやすい、もう一つの原因でしょう。
今年の出走馬で春クラシックの好走馬はリバティアイランド、ハーパー、ドゥーラ、コナコーストの4頭です。
普通に考えれば桜花賞オークスともに好走して複勝率80%のデータに該当するリバティアイランドが軸、残りの3頭を相手にして買うというのが丸い予想だと思うのですが、あえてコナコーストを本命にした理由についてはこの後でじっくりと話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
推奨理由③「重馬場で好走率を上げるキタサン産駒」
キタサンブラック産駒は道悪で好走率を大きく上げています。
京都競馬場の天気予報を確認すると土曜夜から日曜明け方にかけて、まとまった雨が降る予報となっています。先週の京都大賞典の時も当日こそ雨は降らなったものの、深夜に降った雨が残るなど、水はけもあまり良くないのかなという感じがしますし、今回も道悪での勝負が予想されます。
種牡馬(芝) | 着別度数(過去5年の良馬場) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
ドゥラメンテ | 171- 160- 156-1101/1588 | 10.8% | 20.8% | 30.7% | 68 | 75 |
キタサンブラック | 59- 60- 47- 390/ 556 | 10.6% | 21.4% | 29.9% | 61 | 72 |
エピファネイア | 241- 229- 192-1740/2402 | 10.0% | 19.6% | 27.6% | 98 | 81 |
ハーツクライ | 323- 318- 317-2664/3622 | 8.9% | 17.7% | 26.4% | 63 | 70 |
ルーラーシップ | 237- 251- 269-2259/3016 | 7.9% | 16.2% | 25.1% | 53 | 70 |
道悪での勝負になった時に注目したいのがキタサンブラック産駒です。
まず良馬場での種牡馬別の成績を確認すると、今回の出走馬の中ではドゥラメンテ産駒がトップ。次いでキタサンブラック産駒という形になっていましたが、これが道悪となると傾向は変わってきます。
種牡馬(芝) | 着別度数(過去5年の稍重~不良) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
キタサンブラック | 32- 15- 16- 111/ 174 | 18.4% | 27.0% | 36.2% | 227 | 99 |
ドゥラメンテ | 52- 54- 46- 352/ 504 | 10.3% | 21.0% | 30.2% | 59 | 84 |
エピファネイア | 67- 67- 76- 606/ 816 | 8.2% | 16.4% | 25.7% | 72 | 76 |
ルーラーシップ | 85- 77- 77- 717/ 956 | 8.9% | 16.9% | 25.0% | 74 | 74 |
ハーツクライ | 100- 73- 101- 851/1125 | 8.9% | 15.4% | 24.4% | 79 | 76 |
こちらが稍重以上。道悪での種牡馬別データですがキタサンブラックが一気に成績を上げており、ドゥラメンテを追い越して一番の複勝率となっていました。回収率も優秀で単勝は100%以上。複勝回収率も100%近いものになっています。
道悪時の成績UP比率 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
キタサンブラック | +7.8% | +5.6% | +6.3% | +166 | +27 |
ドゥラメンテ | -0.5% | +0.2% | -0.5% | -9 | +9 |
エピファネイア | -1.8% | -3.2% | -1.9% | -26 | -5 |
ルーラーシップ | +1.0% | +0.7% | -0.1% | +21 | +4 |
ハーツクライ | ±0.0% | -2.3% | -2.0% | +16 | +6 |
もっと分かりやすいように道悪での成績から良馬場の成績を引いたものをみると、キタサンブラック産駒は勝率から複勝回収率すべてにおいて道悪で成績を上げているのが分かります。キタサンブラック産駒は道悪が得意なのです。
逆にエピファネイア産駒は道悪で軒並み成績を下げており道悪がイマイチ。ドゥラメンテ、ルーラーシップ、ハーツクライ辺りは良馬場でも道悪でも大差なく、道悪もこなす程度になっていました。
ドゥラメンテ産駒のリバティアイランドやハーツクライ産駒のハーパーも、道悪はある程度はこなしてくれると思いますが、道悪で大きく成績を上げる傾向にあるキタサンブラック産駒のコナコーストを積極的に狙っていきたいというわけです。
フサイチミニヨン牝系 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝1200m | 1- 1- 0- 7/ 9 | 11.1% | 22.2% | 22.2% | 22 | 27 |
芝1400m | 0- 1- 1- 8/ 10 | 0.0% | 10.0% | 20.0% | 0 | 67 |
芝1600m | 2- 7- 1- 20/ 30 | 6.7% | 30.0% | 33.3% | 14 | 57 |
芝1800m | 7- 2- 0- 31/ 40 | 17.5% | 22.5% | 22.5% | 47 | 29 |
芝2000m | 6- 1- 4- 41/ 52 | 11.5% | 13.5% | 21.2% | 81 | 40 |
この馬でよく言われている距離についても、個人的にはそこまで心配しておらず、この馬の牝系。フサイチミニヨン牝系の距離別データを確認すると1800メートルがベストかなという感じになっており、2000メートルも問題なくこなしています。
そもそもコナコーストも1800メートルの新馬戦が余裕を持っての勝利でしたし、全兄のコナブラックも唯一の勝利が1800メートル。同じ牝系の活躍馬であるテオドールやロシュフォールも1800メートル付近がベストで、2000メートルも問題なくこなしたような馬たちでした。
2400メートルは流石に長いかなという感じもしますが、2000メートルぐらいなら問題なくこなしてくるかなと思いますし、血統的には道悪も味方につけられるタイプ。春クラシックでの好走もあり能力的な下地もあります。普通にリバティアイランドかなとも思いますが、最も買いたいのはコナコーストということで、ここはこの馬を本命にします。
まとめ
秋華賞、自信の本命はコナコーストです!
対抗以下の印、買い目については「月額3980円」もしくは「有料500円」での提供になります。
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