【関屋記念2024】過去データ分析《傾向ピッタリは?》

過去データ

はい皆さんこんにちは。アギョウです。

今回は関屋記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。

それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。

▼当ブログ実績▼
これまでの成績
...

人気データ

人気 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 3- 1- 3- 3/ 10 30.0% 70.0% 117 115
2番人気 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 30.0% 47 59
3番人気 1- 0- 1- 8/ 10 10.0% 20.0% 61 44
4~6人気 4- 5- 4- 17/ 30 13.3% 43.3% 115 126
7~ 人気 1- 3- 1- 95/100 1.0% 5.0% 12 29

関屋記念は、夏競馬にしては堅めの傾向です。

1番人気が複勝率70%。回収率も100%を超えるほど高い好走率となっていました。逆に7番人気以下の人気薄は奮わない成績になるなど、このレースは堅めの決着が多いことが分かります。

関屋記念は他の夏重賞とは違ってハンデ戦ではない上に、新潟競馬場は他のローカル競馬場とは違って、直線が長いコースという大きな原因かなと見ています。紛れが少ない舞台設定なのです。

ここは夏競馬でも能力面が重要になってくるでしょう。

枠順データ

枠番 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 1- 1- 1-14/17 5.9% 17.6% 40 44
2枠 1- 0- 1-16/18 5.6% 11.1% 67 37
3枠 1- 0- 2-16/19 5.3% 15.8% 51 38
4枠 0- 3- 1-15/19 0.0% 21.1% 0 85
5枠 0- 0- 2-18/20 0.0% 10.0% 0 21
6枠 0- 2- 1-17/20 0.0% 15.0% 0 39
7枠 4- 2- 1-16/23 17.4% 30.4% 96 93
8枠 3- 2- 1-18/24 12.5% 25.0% 76 74

関屋記念は、そこまで枠順に気にしなくていいかもしれません。

7枠8枠で過去10年7勝。勝ち星は外枠に集中していました。ただ回収率を見ると外枠がこれだけ好走しているにも関わらず、回収率100%を切っており、激走率としてそこまで高くありません。

先程の人気データで「このレースは能力通りに決まりやすい」という話しをしましたが、好走率の割に回収率が低いのは、外枠に強い馬が多く集まっていたことを示しています。

単純な好走率だけで見れば外枠有利ですが、回収率などを見ると枠順はそこまで気にしなくてもいいかもしれません。

脚質データ

脚質 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 50.0% 168 237
先行 2- 4- 4- 26/ 36 5.6% 27.8% 37 83
中団 4- 2- 3- 61/ 70 5.7% 12.9% 39 29
後方 2- 2- 2- 38/ 44 4.5% 13.6% 25 34

関屋記念は、逃げ先行馬が有利かなと見ています。

脚質別のデータを見ると逃げ馬が複勝率50%。回収率100%を越えていました。中団後方からの馬も悪くありませんが、どちらかといえば前有利の傾向かなと見ています。

初角位置 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内 7- 8- 8- 62/ 85 8.2% 27.1% 63 85
1/2頭外 3- 2- 2- 68/ 75 4.0% 9.3% 20 22

実際に初角位置データを見ると、半分より前で競馬をした馬が半分より後ろだった馬に対して、勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績を残していました。

新潟芝といえば、長い直線を活かしての差し追い込みが決まると思いがちですが、実際のデータを見ると、関屋記念では逃げ先行の方が優勢となっています。

これはおそらく騎手の皆さんが、新潟ということを意識してか必要以上にスローペースに落としてしまうからでしょう。

過去10年の平均レース上がりが34.2秒。レース上がりがこれだけ速いとなると、中団からは33秒台前半。追い込みになると32秒台の末脚が必要になってきます。前の馬たちも速い上がりを使うため、後ろからの差しは中々届かないのです。

直線の長い新潟競馬場ですが、先行力はあった方がよさそうです。

前走着順データ

前走OPEN以下 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
前走1着 2- 0- 1-13/16 12.5% 18.8% 61 38
前走2着~ 0- 1- 1-26/28 0.0% 7.1% 0 45

前走OPEN特別以下で負けている馬は過去10年で勝っていません。

人気データで、関屋記念は能力や実績が信頼できるという話しをしましたが、それに伴って前走OPEN以下で負けている馬。下のクラスで負けている馬では能力的にどうでしょうか。

前走OPEN特別以下を走っていた馬なら、勢いよく勝ってきた馬からになるでしょう。

前走初角位置データ

前走初角 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
1/2頭以内 6- 3- 7- 66/ 82 7.3% 19.5% 60 49
1/2頭外 4- 7- 3- 64/ 78 5.1% 17.9% 24 62

前走半分より前で競馬をした馬が、半分より後ろだった馬より好成績となっています。

脚質データで新潟は直線が長いというイメージからか、必要以上にスローペースになりやすいという話しをしましたが、それに伴って、前走でも前で競馬をした馬が有利です。単純に今回も前で競馬をする可能性が高いですからね。

ここは前走でも先行力を見せていた馬が有利になるでしょう。

キャリアデータ

過去10年の勝ち馬のうち8頭が、これまでに33.5秒以下の上がりを繰り出して勝っている馬でした。

脚質データのところで、このレースは速い上がりが出るという話しをしましたが、それならこれまでに33秒台前半の末脚で勝ったことがある馬。速い上がりが必要になるレースで勝ってきた馬が有利になるでしょう。

ここは、高速上がり勝負に高い適性を見せていた馬が狙い目です。

種牡馬データ

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
ディープ系 3- 2- 3- 29/ 37 8.1% 21.6% 41 46
それ以外 7- 8- 7-101/123 5.7% 17.9% 43 58

父ディープインパクト系の馬が、高い好走率になっています。

ここまで速い上がりが必要という話しをしてきましたが、高速上がり勝負となればディープインパクト系の出番です。ディープインパクトは驚異的な末脚で一世を風靡した馬でしたが、その末脚が産駒たちにもシッカリ伝わっているというわけです。

ここはディープインパクト産駒を始めとした、ディープ系の馬たちに要注目です。

ここまで4つのデータをクリアして残っているのはジュンブロッサム、パラレルヴィジョンの2頭です。

この2頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは間隔のデータではないかと思います。

間隔データ

間隔 着別度数 勝率 複勝率 単回値 複回値
中10週~ 3- 4- 4- 51/ 62 4.8% 17.7% 23 57
~中9週 7- 6- 6- 79/ 98 7.1% 19.4% 55 55

中10週以上の休み明けとなる馬は苦戦傾向にあります。

「夏競馬は格より勢い」という格言がありますが、その言葉通りに中10週以上の休み明けとなる馬よりも夏を使った馬。勢いに乗ってココに挑んでくる馬が好走傾向にあるのです。

関屋記念は能力面も重要なレースですが、それと同じくらい勢いが重要になってきます。ここで最も狙い目になるのは、ここに来て力をつけてきた勢いのある馬でしょう。

まとめ

というわけで今年の関屋記念にピッタリの馬は、ジュンブロッサムではないかと思います。

この馬は長く条件戦を走っていましたが、元々は共同通信杯4着、アーリントンカップ4着、神戸新聞杯でも4着と、世代重賞では上位争いが出来ていた馬です。

相手なりにしか走らないところがあるため、なかなか条件戦を勝ちきれずにいましたが、近走も安定して上位の上がりを繰り出すなど、能力面は重賞で通用していいものを持っています。今回のメンバーでも相手なりに上位争いしてくる可能性は高いかなと見ています。