皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は皐月賞の追い切り診断となります。
それでは早速シンエンペラーから見ていきましょう。
シンエンペラー
1週前にミスタージーティーを後ろから追いかけて優勢の手応えで並びかけることが出来ていました。並んでからは中々抜け出そうとしないズブいところを見せましたが、これはいつものことなのでそこまで気にしなくても大丈夫でしょう。この馬なりに悪くない状態です。
この馬は調教の段階からズブいところを見せたり、なかなか併せ馬に先着しないなど、相手なりにしか走らない馬です。今回の追い切りを見ても、相手なりまでなのかなという印象です。
あまり調教では動かないタイプで判断に難しい馬ですが、今回も相手なりの競馬はしてくれそうです。
追い切り評価「A」
ジャンタルマンタル
最終1週前ともに坂路で終い11秒台。鋭い末脚を見せていました。前走も終い11秒台を連発するなど、調教ではよく動いていましたが、今回も相変わらず良い動きを見せています。
今回は2000mへの距離延長に備えて、道中はじっくり我慢してラストでどれだけ末脚を伸ばせるかという折り合い重視の調教をしたのですが、坂路54秒台の遅い時計だと抑えるに苦労して、少し頭が高くなるシーンがありました。
やはり本質的にはマイラーという感じで、2000mに距離が伸びるのはあまり良いタイプには見えません。
追い切り評価「A」
メイショウタバル
1週前にCWの自己ベスト更新。この時は折り合いに難しくなり暴走気味になってしまいましたが、動き自体は軽快そのものでした。最終追い切りの坂路でも楽々と終い11秒台を出すなど元気一杯の走りを見せています。中2週でも大きなデキ落ちは感じません。
ただ、1週前追い切りで暴走気味になってしまったように、この馬も折り合い的な不安はあるかなといった印象で、前走から距離が伸びるのはプラスとは思えません。
身体の状態自体は良さそうですが、レース当日に落ち着いて走ってくれるかが鍵になりそうです。
追い切り評価「A」
アーバンシック
1週前に南W78.9秒の好時計をマーク。自己ベストを更新しました。最終追い切りも終い11.3秒。鋭い末脚を見せて併せ馬に先着するなど、この中間もこの馬なりに良い動きは出来ています。
追い切りでの動きを見ると頭の高い走りで、エンジン全開になるまで時間を掛かる様子を見せるなど、完成度という意味では見劣る印象もありますが、今回も前走や前々走ぐらい走れそうです。
追い切り評価「A」
アレグロブリランテ
1週前に南Wの自己ベスト更新。前走で南W3ハロン36秒台を初めて出して激走しましたが、今回も引き続き3ハロン36秒台が出ています。
実際の動きを見ても一杯に追われる併せ馬を尻目に、楽々先着する動きが出来ていました。
最終追い切りは軽めでしたが、それでも併せ馬に遅れるようなことはなかったですし、これはシッカリ好調キープでしょう。今回も前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ウォーターリヒト
1週前に3歳未勝利馬と併せ馬をして劣勢の手応えになっていました。
シンザン記念の時は古馬1勝クラスの馬、きさらぎ賞の時はアイコンテーラーに併せ馬で先着する動きが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
ここに来ての上積みまでは厳しいように感じます。
追い切り評価「B」
エコロヴァルツ
前走や前々走は最終1週前ともに併せ馬で先着する動きが出来ていましたが、今回はそもそも併せ馬をしていません。前走はレース中に折り合いを欠いてしまったせいか、今回は単走のみの調整となっています。
単走のみの調整になっているところを見ると、やはり今回も折り合い的な不安は残っていそうです。動き自体も前走から大きく変わった感じはなく、ここは良くも悪くも前走同様といった印象です。
追い切り評価「B」
コスモキュランダ
1週前に南W3ハロン35秒台。鋭い末脚を見せていました。この時は馬場の内側を通ったとはいえ自己ベスト更新。併せ馬も突き放す動きが出来ています。
最終追い切りは乗り替わりとなるモレイラ騎手を乗せて、軽く流す程度でしたが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
今回も前走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
サンライズアース
1週前に一杯に追って終い12秒台。元々あまり調教では動かないタイプですが今回も相変わらず動けていません。
いつも調教では動かないタイプだけに判断に難しいところもありますが、最終追い切りも輸送に備えて軽く流す程度でしたし、追い切りという観点からは高評価することは出来ません。
調教での動きを見ると、将来的にはダートを走ってそうな感じもあります。
追い切り評価「B」
サンライズジパング
1週前に坂路50.4秒で自己ベスト更新。最終追い切りも坂路51秒台を出しつつゴールに向かって加速するラップを踏んでいます。
前走も坂路50秒台を出すなど元々調教ではよく動くタイプですが、今回も相変わらず良い動きが出来ています。しっかり好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
シリウスコルト
1週前にシナモンスティックという併せ馬をして劣勢の手応えでした。この馬とは前走も併せ馬をしたのですが、その時は互角程度の動きは出来ていただけに、今回の動きは少し物足りない印象です。
最終追い切りも前走より軽いものになっており、前走以上の仕上がりという感じはしません。ここは良くて前走同様までです。
追い切り評価「B」
ジャスティンミラノ
前走はCW80秒を切る時計を出してサトノグランツにも併せ馬で先着するなど、調教での動きはかなり目立っていました。
今回も1週前にキッチリ併せ馬で先着していますが、サトノグランツに先着した動きと比べると少し物足りない感じがします。実際に時計としても前走の方が速いものを出していました。
最終追い切りも坂路で軽く流す程度になっており、これは皐月賞というよりもダービー狙いなのかなという感じがします。仕上がり的には前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
ダノンデサイル
1週前にCWの自己ベスト更新。併せ馬をしたカレンルシェルブルを置き去りにする動きが出来ていました。最終追い切りも軽快な動きが出来ていましたし、これは状態が良さそうです。
重賞を勝った前走と遜色ありません。まさにしっかり好調キープという感じで、ここでは能力的に足りるかどうかだけになりそうです。
追い切り評価「A」
ビザンチンドリーム
この馬は勝った新馬戦の時も最終追い切りの併せ馬で遅れたり、そこまで調教で目立った動きをする動きではありませんが、今回の1週前追い切りでは自己ベスト更新。この馬なりの良い動きが出来ていました。
最終追い切りも平凡な時計ではありますが、併せ馬に遅れるようなことはなかったですし、今回も悪い状態ではないでしょう。
前走から大幅な上積みまではないですが、しっかり好調キープです。
追い切り評価「A」
ホウオウプロサンゲ
1週前のCWで併せ馬をしましたが、一杯に追ってなんとか先着したという感じでした。この時併せたのが3歳未勝利馬だったということを考えると、これは少し物足りない動きです。
この馬で一番良かったと見ているアイビーステークスの時はシンエンペラーやテンカハルなど、矢作厩舎の中でも上位の馬と併せて突き放す動きが出来ていただけに、今回の動きは気がかりです。
今回も一番良かった頃の状態にはなさそうです。
追い切り評価「B」
ミスタージーティー
前走は1週前のCWでラスト3ハロン36秒台。この馬としては最も速いラップを刻んでいました。それが今回の1週前追い切りは37.2秒。これは前走やホープフルステークスよりも遅いものです。
1週前の動きを比較すると今回は前走やホープフルステークスよりは少し下。新馬戦や共同通信杯よりは上という感じの状態かなと思います。ここは前走より少し下ぐらいでどこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「B」
ルカランフィースト
最終追い切りの併せ馬で劣勢の手応えでした。前走は併せ馬で先着。前々走も優勢の手応えだっただけに、今回の動きは少し物足りません。
個人的には前走や前々走の方が良かったかなという印象で、ここは良くて前走同様まで。前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
レガレイラ
1週前の南Wで終い10秒台をマーク。一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは抑えきれない手応えといった感じで、まさに併せ馬を煽るような動きでした。最終追い切りも楽々と終い11.3秒で併せ馬に先着するなど、この中間の動きは申し分ありません。
前走もかなり高い評価をしましたが、やはり追い切りでの動きは非凡そのもので、この馬なら牡馬相手のG1で通用して不思議ありません。状態的にはもちろんですが、素質という意味でも素晴らしいものがあります。
追い切り評価「S」