皆さんこんにちは、アギョウです！
今回は札幌記念の追い切り診断となります。
それでは早速プログノーシスから見ていきましょう。
プログノーシス
1週前のCWで終い11.0秒。その前の坂路でも終い11秒台を出すなど、流石の動きを見せていました。最終追い切りは函館芝が不良馬場だったこともあり調整程度の内容でしたが、1週前の段階である程度仕上がっているでしょう。
直前の追い切りが流す程度の内容になるなど、ここはあくまで叩き台。次への余力残しという感じはしますが、それでもある程度走れる状態になっています。
状態としては初の重賞制覇となった2023年の金鯱賞に一番近いかなと見ています。
追い切り評価「A」
シャフリヤール
1週前に併せ馬で楽々先着。最終追い切りも調整程度の内容ながら、併せ馬を並ぶもなく抜き去るなど、格の違いを見せていました。
全く駄目だった去年のこのレースは、直前までハードな調教をこなしていましたが、今年はそんなこともありません。早い段階で仕上がっているため、直前は軽く流す程度に抑えています。
去年とは仕上がりからして違うなという印象で、今年は好走に期待できる状態になっているでしょう。
追い切り評価「A」
ジオグリフ
今回は約1ヶ月前から乗り込んで追い切り9本。同じ休み明けだった中山記念が追い切り6本だったことを考えれば、この中間は入念な調整となっています。
その甲斐あってか2週前の段階でプレーサジュリフトと互角の動き。1週前追い切りでは楽々併せ馬に先着するなど、早い段階から良い動きを見せていました。最終追い切りは函館芝で調整程度の内容でしたが、1週前の段階でキッチリ仕上がっているでしょう。
今回も近走ぐらいは問題なく走れる状態でシッカリ好調キープ。ここも前走や前々走ぐらい走ってどこまで通用するかになりそうです。
追い切り評価「A」
アウスヴァール
最終追い切りで札幌芝5ハロン64.9秒の好時計をマーク。この時は雨の影響を受けた重馬場でしたが、それを物ともせずラスト3ハロン36秒台、終い11.5秒と良い動きを見せていました。
前走もかなり良い状態だと思いましたが、今回も遜色ありません。ここで能力的に足りるかどうかは別にして、調子は絶好調と見て間違いありません。今の充実ぶりが目立つ1頭です。
最終追い切りで重馬場を物ともしない走りを見せていたことから、雨の影響が残る形になれば、もしかしたらワンチャンスがあるかもしれません。
追い切り評価「S」
ステラヴェローチェ
中10週と間隔が空いての出走ですが、この中間は追い切り2本のみと調教本数が少なくなっています。この2本も速い時計を出さない調整程度の内容になるなど、今回はかなり調教負荷が軽くなっていました。
今回が初めて北海道での調整になるため、判断に難しいところですが、近走で良い走りだった大阪杯の時なんかは、中3週でもかなりハードな調教をしていただけに、これは少し気がかりです。
ここで目一杯仕上げてきたという感じはせず、あくまで秋の前哨戦という意味合いが強いかなと見ています。
追い切り評価「B」
チャックネイト
1週前に函館芝5ハロン64.5秒。ラスト3ハロン35.9秒と速いラップを刻む動きで、最終追い切りでは併せ馬に楽々先着するなど、素軽い動きになっていました。
休み明けだった前走を一度使って、多少の上積みがあってもいいかもしれません。斤量なども相まって前走以上の走りに期待できそうな仕上がりです。
追い切り評価「A」
トップナイフ
去年のこのレースの時は、1週前の併せ馬でマテンロウレオに優勢の手応え。最終追い切りでハードにやるまでもなく仕上がっているという感じでした。
それが併せ馬を全くしていない上に日曜日、最終追い切りでハードに追われるシーンがありました。追うまでも仕上がっているという感じだった去年と比べると、どうしても見劣る感じがします。
叩き2走目になりますが、前走から大きく変わった感じはありません。
追い切り評価「B」
ドゥラエレーデ
中1週と間隔が詰まっての出走になるため、この中間は調整程度の内容となりました。判断に難しいところはありますが、前走から大きく変わった様子はありません。状態的には前走同様といったところです。
そもそも前走の最終追い切りはダートで終い11秒台を楽々出すなど、ダートでも芝と変わらないような動きをする馬だけに、やはり本質的にはダート馬なのかなという感じがします。
追い切り評価「B」
ノースブリッジ
中15週で追い切り17本。元々調教本数は多くこなすタイプですが、この中間もシッカリ乗り込んできました。その甲斐あってか1週前追い切りでは前を走っていた馬を、一瞬で抜き去る抜群の動きを見せています。
以前は速い全体時計こそ出るものの、モーリス産駒らしい折り合い難もありましたが、今回の1週前追い切りはシッカリ折り合って、肩ムチが入った瞬間にギアチェンジ。メリハリのある動きが出来るようになってきました。
年齢を重ねてだいぶ心身のバランスが良くなってきた印象です。状態が良いのはもちろん心の成長によってかなり良い動きを見せています。
最終追い切りこそ流す程度でしたが、今回はこれまでの中で一番走れそうな仕上がりです。
追い切り評価「S」
ホウオウアマゾン
中1週と間隔が詰まっての出走になるため、この中間は調整程度の内容となりました。最終追い切りなんかを見ると、前走から大きく変わった感じはありません。
前走がダートだったとはいえ、調教で悪くない動きが出来ていたにも関わらず、全く駄目だったのも気がかりですし、ここも厳しい勝負になるのかなと見ています。
追い切り評価「B」
ボッケリーニ
1週前の坂路で併せ馬に先着。最終追い切りも調整程度の内容とはいえ併せ馬に先着する動きが出来ていました。
今年のAJCCや日経賞の時は、一杯に追っても併せ馬で遅れてしまうなど、調教では地味な動きになっていましたが、今回はそんなこともありません。
ここも前走ぐらいは問題なく走れそうな状態になっています。
追い切り評価「A」
モズゴールドバレル
最終追い切りで古馬1勝クラスの馬と互角程度の動き。この時は馬場の最内を通るなど、時計以上に評価できない内容でした。
前走が札幌での調整だったにも関わらず、なぜか今回は函館で調整しているというのも気がかりで、中間の調整内容を見ると、前走以上は厳しいのかなという感じがします。
ここは良くて前走同様まで。前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」
