【札幌記念2023】追い切り評価《調教推奨馬はアノ馬たち》

追い切り

皆さんこんにちは、アギョウです!

今回は札幌記念の追い切り診断となります。

それでは早速ジャックドールから見ていきましょう。

▼当ブログ実績▼

ジャックドール

最終追い切りは函館の芝で軽く流す程度でしたが、1週前に併せ馬を大きく突き放す、流石の動きを見せていました。やや間隔が空いての出走になりますが、決して悪い状態ではないでしょう。

ただ、昨年のこのレースの時は2週前から速い時計を出して、最終追い切りの函館芝でも終い11秒台前半を出すなど、かなり高い調教をかけていたのに対して、今年は1週前に速い時計を出したぐらいで、他は馬なりでサラッと流す形が多くなっています。昨年ほど高い勝負気配は感じません。

今回も決して悪い状態ではないですが、昨年とは違って、あくまでG1への叩き台という意味合いが強そうな仕上がりになっています。絶好調とまではいかず、ここは好調ぐらいの状態でどこまでやれるかでしょう。

追い切り評価「A

プログノーシス

8月6日にCWで終い11.4秒を楽々とマーク。北海道に入ってからは軽め流す程度の調教が多くなっていますが、8月6日の段階である程度仕上がっているでしょう。北海道に入ってから軽め調教が続いているのは、そこまで気にしなくても大丈夫です。

ただ、この馬も初重賞制覇をかけた中日新聞杯、金鯱賞の時と比べると少し余裕のある仕上げになっているかなという印象で、中日新聞杯の時は最終、1週前ともにCWで併せ馬。金鯱賞の時も1週前にCWで併せ馬をするなど、高い負荷をかけていました。

それが今回は最終追い切りで軽めに併せ馬をした程度で、栗東にいる時は一度も併せ馬をしないなど、近走ほど高い調教をかけていません。この馬もあくまで次のG1が本番であるのは間違いないでしょう。この馬も絶好調からは一枚落ちる、好調ぐらいの状態でどこまでやれるかです。

追い切り評価「A

シャフリヤール

最終、1週前と函館芝で速い時計をマークし併せ馬にしっかり先着。この中間は北海道のみの調整となっていますが、入念に併せ馬を行うなど、キッチリ仕上げているなという印象です。

前走のドバイシーマクラシック、天皇賞秋の時などは直前の併せ馬で遅れるシーンもありましたが、この中間はそれもありません。乗り替わりとなる横山武史騎手の2週連続で騎乗するなど余念ない調整となっています。

動きが少し重い感じがあり、この馬も絶好調という感じはしませんが、それでも有力馬の中では比較的キッチリ仕上げているなという印象です。

追い切り評価「A

アフリカンゴールド

天皇賞春以来と間隔が空いての出走になりますが、この中間は追い切り2本のみとなりました。ここ最近は必ずやっていた併せ馬もこの中間はやっておらず、流石に急仕上げ気味の印象を受けます。札幌ダートで悪くない動きが出来ていますが、万全の仕上がりといかない可能性が高いです。

追い切り評価「B

イズジョーノキセキ

前走は休み明けにも関わらず追い切り2本のみで出走するなど、転厩初戦でお試し出走という感じがありました。前走は札幌芝で終い11.5秒。そして今回が同じ札幌芝で終い11.2秒と、明らかに前走を一度使って良くなった感じがします。前走以上の状態でしょう。

この馬は状態が決して悪くなかったと見ている阪神牝馬ステークスやヴィクトリアマイルで大敗しているのが気がかりですが、状態はこの馬なりに良くなってきているはずです。

追い切り評価「A

ウインマイティー

前走はCW80秒切る時計をマークしつつ終いも11秒台。最終追い切りでは終い10秒台を出すなど、調教ではかなり動いていました。

それが今回は8月2日にCWで80秒を切る時計が出たものの終い12秒台まで失速。北海道に入ってからも前走ほど動くことが出来ていません。

流石に前走以上は厳しいかなという印象で、ここは良くて前走同様。前走より少し下の可能性もありそうです。

追い切り評価「B

ウインマリリン

1週前に札幌芝で好時計をマーク。最終追い切りは札幌ダートで終い11秒台が出すなど鋭い末脚を見せていました。

去年の札幌記念では1週前の南Wが軽め。最終追い切りの札幌芝でもあまり目立った時計が出ないなど、あまり調教では動けていませんでしたが、今年は去年より明らかに調教で動けています。

この馬は調子が悪いと調教の段階からあまり動かないのですが、今回は脚を高く振り上げて良い時の動きが出来ています。良い時のウインマリリンです。

去年は3着でしたが、その時より状態が良さそうなのは間違いなく去年以上の走りに期待できる状態でしょう。前哨戦としては万全の仕上がりになったかなと思います。

追い切り評価S

ソーヴァリアント

最終、1週前と函館芝で好時計をマーク。元々調教では良い動きを見せるタイプですが今回も相変わらず調教ではよく動けていました。

この馬は追い切りだと手前替えずにそのまま走ることもありますが、今回の最終追い切りでは直線に入るとスムーズに手前を替えることが出来ていました。

近走は調教で動いても大敗が続いているだけに半信半疑なところはありますが、今回も決して状態が悪いという感じはしません。この馬に関しては気持ち的なところが大きいように感じますが、状態自体は昨年のチャンレジカップぐらい走れていい状態には仕上がっていると思います。

追い切り評価「A

ダノンベルーガ

この馬は元々調教では良く動くタイプで、速いタイムを出そうと思えば、かなり速いタイムが出る馬です。今回の最終追い切りはタイムこそ遅めでしたが、3頭併せの真ん中で両隣を待つ余裕を見せるなど、流石の動きを見せていました。今回も決して悪くない状態に仕上がっているでしょう。

ただ、先程最終追い切りのタイムが遅めだったと話したように、この中間はあまり速い時計を出さない、軽め調教が多くなっており、去年の天皇賞秋なんかと比べると少し物足りない印象もあります。

あくまで次のG1が本番という仕上がりではありますが、前哨戦なりに悪くない仕上がりにはありそうです。

追い切り評価「A

トップナイフ

最終追い切りでココに出走してくるマテンロウレオと併せ馬をしましたが、併せ馬で劣勢の手応えとなっていました。

ホープフルステークスの時はCWで終い11秒台前半。弥生賞では一杯に追われる併せ馬に楽々先着。前走のダービーでも併せ馬を大きく突き放す動きを見せるなど、やれば調教は動くタイプだけにこれは少し気がかりです。

ここは良くて前走同様まで。前走以上を望むのは難しいかなと見ています。

追い切り評価「B

ヒシイグアス

この中間は調教でよく動くダノンベルーガと併せ馬をしましたが、一度も併せ馬で遅れることなく走れていました。最終追い切りもタイムこそ遅いですが、かなり余裕のある手応えで併せ馬たちを待つ余裕があり、軽く追われてからはどこまで伸びていきそうな動きを見せていました。

あまり調子が良くなかったと思われる前走は、併せ馬の最内を通らせてもらう形で、併せ馬に遅れるような有様だっただけに、前走と比べれば状態はかなり良さそうです。勝ってこそいますが2走前の中山記念もそこまで調教で動けておらず、休み明けの感じがあったことを考えると、今回は直近3走の中では最も良い状態に仕上がったと思います。

前哨戦ということを考えれば、万全と言っていい仕上がりでしょう。

追い切り評価S

マテンロウレオ

天皇賞春以来と間隔が空いての出走になりますが、この中間は追い切り2本のみとなりました。

最終追い切りこそトップナイフ相手に優勢の手応えで進めることが出来ていましたが、1週前はこちらの方が劣勢の手応えでした。1週前追い切りをして多少良くなってはいますが、まだ万全の状態といかない可能性が高いです。

そもそもこの馬は間隔が詰まってもシッカリ乗り込むことが多かっただけに、休み明けで追い切り2本。1週前の動きが微妙というのは急仕上げ気味と言わざるを得ません。

追い切り評価「B

ヤマニンサルバム

中4週での出走ということもあり追い切り2本のみとなっています。1週前追い切りにあたる8月11日の札幌ダート調教も、本当の軽めという感じで、今回の実質的な追い切りは最終追い切りの1本のみと言ってもいいかもしれません。

同じ中4週でも前走は最終追い切りで一杯、エプソムカップの時なんかは最終、1週前ともにシッカリ乗り込み、追い切り4本こなしていただけに、これはどうでしょうか。使い詰めということもあり、ここに来ての上積みはなさそうです。

流石に前走以上ということはなさそうです。ここは良くて前走同様までになるでしょう。

追い切り評価「B

ユニコーンライオン

最終追い切りで3歳未勝利馬と併せ馬をしましたが、こちらの方が劣勢の手応えとなっていました。去年のこのレースの時も本調子にないなという印象でしたが、その去年と比べても今年は見劣る動きとなっています。

今回も本調子にない可能性が高く、良くて去年と同じくらい。基本的には前走や前々走と同じくらいと考えた方がいいかもしれません。

追い切り評価「B

ラーグルフ

最終、1週前と一杯に追われましたが併せ馬に遅れ。終いもそれぞれ12秒台後半、13秒台と目立たないものになっていました。

4歳になって徐々に調教では動かなくなってきる印象もありますが、今回はそれにしても調教の動きが地味になっています。

流石に前走より状態が良いということはなさそうで、ここはあくまで休み明け。ここを使って次辺りが本番ではないかと思います。

追い切り評価「B