皆さんこんにちは。アギョウです。
◎ルージュスタニング
・前走以上の動きで早熟性も感じる
・末脚重要＝前走でも極上の切れ味◎
・左回り、マイル経験があると安心
ここからは詳細な推奨理由を解説させてもらいます。
推奨理由①「前走以上の動きで早熟性も感じる」
1週前にCWで終い11.0秒をマークし併せ馬に大きく突き放す動きが出来ていました。ラスト1ハロン終い11.0秒というのはもちろん素晴らしいのですが、ラスト3ハロン34.8秒というのは特筆すべきもので、この時期の2歳馬では中々見られないタイムです。最終追い切りの坂路では軽く流す程度でしたが、1週前まででキッチリ仕上がっているでしょう。
2週前の段階でCWの自己ベスト。最終追い切りの坂路は軽く流す程度でも坂路の自己ベストを更新するなど、調教の動きは前走以上と言っていいでしょう。
まだデビューして間もない馬ですが、すでに完成度の高い走りです。ここへ向けては良い意味での早熟性があるかなという感じで、仕上がりはもちろん適性的にもこのレースにピッタリのものがありそうです。
推奨理由②「末脚重要＝前走でも極上の切れ味◎」
| 上り | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3F １位 | 7- 2- 1- 0/ 10 | 70.0% | 90.0% | 100.0% | 276 | 169 |
| 3F ２位 | 3- 3- 2- 3/ 11 | 27.3% | 54.5% | 72.7% | 161 | 159 |
| 3F ３位 | 0- 3- 2- 6/ 11 | 0.0% | 27.3% | 45.5% | 0 | 186 |
| 3F ～５位 | 0- 1- 4- 22/ 27 | 0.0% | 3.7% | 18.5% | 0 | 64 |
| 3F ６位～ | 0- 1- 1- 84/ 86 | 0.0% | 1.2% | 2.3% | 0 | 3 |
新潟2歳ステークスは末脚最重要の一戦です。
まず過去10年の上がり別データを見てもらうと、上がり最速を出した馬が勝率70％。連対率90％。複勝率に至っては100％を記録。その他も上がり順位が上げれば上がるほど好走率は高まっていく傾向にありました。
新潟2歳ステークスはどの馬が速い末脚を使うかを予想するレースと言っても過言ではないでしょう。
| 前走上がり | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3F １位 | 8- 6- 3- 49/ 66 | 12.1% | 21.2% | 25.8% | 51 | 63 |
| 3F ２位 | 2- 4- 7- 22/ 35 | 5.7% | 17.1% | 37.1% | 33 | 95 |
| 3F ３位 | 0- 0- 0- 16/ 16 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 3F ～５位 | 0- 0- 0- 15/ 15 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
| 3F ６位～ | 0- 0- 0- 12/ 12 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
ではどの馬が今回速い末脚を使えそうかという話しですが、まずは前走でも速い上がりを繰り出していた馬です。
過去10年で馬券絡みした馬は、すべて前走でも上がり最速だった馬。上がり2位だった馬となっており、前走上がり3位以下となると1頭も馬券絡み出来ていませんでした。
ここは前走でも上がり2位以内の末脚は必須となっており、できれば上がり最速の末脚を繰り出していたような馬に要注目でしょう。
| 前走上がり最速 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| レースラスト1Fが11.4秒以下 | 3- 2- 0- 1/ 6 | 50.0% | 83.3% | 83.3% | 163 | 135 |
| レースラスト1Fが11.5～11.9秒 | 2- 3- 2-22/29 | 6.9% | 17.2% | 24.1% | 36 | 72 |
| レースラスト1Fが12.0秒以上 | 3- 1- 1-26/31 | 9.7% | 12.9% | 16.1% | 43 | 40 |
さらに前走上がり最速だった馬の中でも、レースのラスト1ハロンが11秒台だった馬。特に11秒台前半だった馬は素晴らしい成績となっていました。
前走のレースラスト1ハロンが11秒台前半となると、どの馬も余力が残った状態。つまり究極の瞬発力勝負となっている場合が殆どですが、そんな中で上がり最速を出して差し切った馬は、誰が見ても素晴らしい末脚を持っているといえるような馬です。
そんな極上の切れ味を持った馬は過去10年でウーマンズハート、ペールエール、モーベット、ロードクエスト、ミュゼスルタン、アヴニールマルシェの僅か6頭しかおらず、これらの馬はどの驚異的な末脚から人気にもなるのですが、概ね人気に応えることが出来ていました。
前走上がり最速、そして前走のレースラスト1ハロンが11秒台前半だった馬はヒヒーン、ルージュスタニングの2頭のみとなっています。この2頭が今年のメンバーの中では末脚上位といえる2頭ではないかと見ています。
推奨理由③「左回り、マイル経験があると安心」
| 前走場所 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 福島 | 0- 2- 2- 22/ 26 | 0.0% | 7.7% | 15.4% | 0 | 82 |
| 新潟 | 5- 1- 1- 48/ 55 | 9.1% | 10.9% | 12.7% | 38 | 19 |
| 東京 | 1- 5- 3- 17/ 26 | 3.8% | 23.1% | 34.6% | 13 | 71 |
| 中京 | 4- 2- 1- 15/ 22 | 18.2% | 27.3% | 31.8% | 94 | 75 |
| 阪神 | 0- 0- 1- 5/ 6 | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 0 | 25 |
前走で左回り、マイルなど同じような条件を経験していると好走率は上がります。
まず前走競馬場別のデータを見ると過去10年の勝ち馬は新潟、東京、中京とすべて左回りを経験していた馬となっており、前走福島や阪神など右回りだった馬はあまり奮わない成績となっていました。
| 前走距離 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1200m | 0- 0- 3- 15/ 18 | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 0 | 79 |
| 1400m | 2- 2- 0- 48/ 52 | 3.8% | 7.7% | 7.7% | 17 | 17 |
| 1600m | 8- 3- 5- 31/ 47 | 17.0% | 23.4% | 34.0% | 77 | 67 |
| 1800m | 0- 5- 2- 18/ 25 | 0.0% | 20.0% | 28.0% | 0 | 80 |
同じようなことが距離にも傾向として出ており、前走マイルを走っていた馬が馬券圏内の半分以上の占めており、前走距離別の複勝率を確認しても前走マイルが最も高いものとなっていました。
早期の2歳戦ということで殆どの馬がキャリア1戦、多い馬でも3戦程度で出走してくるわけですが、やはりキャリアの浅い段階においては前走でも同じような条件を使っていたかどうかは大きなアドバンテージになるのでしょう。
先程、今年の末脚上位の馬としてヒヒーン、ルージュスタニングの名前を上げましたが、ヒヒーンは前走阪神。ルージュスタニングは前走中京となっていました。左回り経験の有無というところでルージュスタニングの方に分があるのではないかと見て、こちらの方を本命にしたいと思います。
まとめ
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