はい皆さんこんにちは。アギョウです。
今回は中山記念が、どんな特徴があるレースかを解説していきます。
それじゃあ早速人気データを交えながら話しをしていきましょう。
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人気データ
人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 3- 0- 0- 7/ 10 | 30.0% | 30.0% | 71 | 39 |
2番人気 | 2- 2- 2- 4/ 10 | 20.0% | 60.0% | 97 | 93 |
3番人気 | 2- 0- 1- 7/ 10 | 20.0% | 30.0% | 118 | 65 |
4~6人気 | 2- 5- 4- 19/ 30 | 6.7% | 36.7% | 54 | 106 |
7~ 人気 | 1- 3- 3- 56/ 63 | 1.6% | 11.1% | 25 | 62 |
中山記念は、小波乱の余地があるレースです。
過去10年では1番人気より2番人気の方が複勝率は高く、4~6番人気の中穴どころの台頭も目立っていました。
このレースは、G1を勝ち負けするような実力馬が出てくることもあるのですが、そういう馬が1番人気になってアッサリ馬券圏外。小波乱になるというケースが多いのです。
こうなっている理由は、この後でジックリ話していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
脚質データ
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 1- 1- 3- 5/ 10 | 10.0% | 50.0% | 44 | 236 |
先行 | 8- 5- 3- 18/ 34 | 23.5% | 47.1% | 139 | 119 |
中団 | 1- 3- 4- 33/ 41 | 2.4% | 19.5% | 22 | 60 |
後方 | 0- 1- 0- 35/ 36 | 0.0% | 2.8% | 0 | 4 |
中山記念は、圧倒的に逃げ先行馬が有利です。
逃げ先行で過去10年9勝。それぞれ複勝率も40%を超えるなど、前に行ったというだけで高い好走率になっています。逆に中団からの馬は中々勝ちきれず、後方からではノーチャンスと言っても過言ではありません。
中山競馬場は直線の短い小回りコースというのはもちろんですが、毎年このレースは開幕週に行われます。非常に良好な馬場状態で、なかなか前が止まらないのです。
1番人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1/2頭以内 | 3- 0- 0- 2/ 5 | 60.0% | 60.0% | 142 | 78 |
1/2頭外 | 0- 0- 0- 5/ 5 | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
1番人気で凡走した馬を見ても、後ろから競馬を進めた馬が殆どで、最初のコーナーで半分より後ろだった馬は全て着外という極端な傾向です。
中山記念が小波乱の傾向にあるのは、能力よりも先行力が重要となるというのが大きいでしょう。
枠順データ
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2- 0- 0-10/12 | 16.7% | 16.7% | 117 | 41 |
2枠 | 0- 0- 2-10/12 | 0.0% | 16.7% | 0 | 45 |
3枠 | 2- 2- 1- 9/14 | 14.3% | 35.7% | 49 | 94 |
4枠 | 2- 1- 1-10/14 | 14.3% | 28.6% | 148 | 137 |
5枠 | 2- 1- 0-11/14 | 14.3% | 21.4% | 55 | 89 |
6枠 | 0- 2- 2-14/18 | 0.0% | 22.2% | 0 | 37 |
7枠 | 2- 1- 2-14/19 | 10.5% | 26.3% | 59 | 75 |
8枠 | 0- 3- 2-15/20 | 0.0% | 25.0% | 0 | 71 |
中山記念は、内枠有利です。
まず詳細な枠順別データを見ると、1枠が単勝回収率100%以上。4枠も単勝複勝ともに回収率100%を超えるなど、内枠からの激走馬が多くなっているのが分かります。
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1~4枠 | 6- 3- 4- 39/ 52 | 11.5% | 25.0% | 80 | 82 |
5~8枠 | 4- 7- 6- 54/ 71 | 5.6% | 23.9% | 26 | 67 |
1~4枠、5~8枠というザックリした括りで見ると、勝率から複勝回収率まで全てにおいて上の成績になっており、これは内枠有利と見て間違いありません。
先程の脚質データで馬場状態が良好。前有利という話しをしましたが、それと同じようなことが枠順データにも言えます。内側の馬場状態が良好ですから必然的に内枠有利になってくるのです。
前に行ける脚質なら外枠でも問題ないですが、理想は内枠からスムーズに先手主張する形でしょう。
消去法データ
ここからは、これまでの特徴を踏まえて具体的にどの馬が、今年の中山記念にピッタリかというのを考えていこうと思います。
前走クラスデータ
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
重賞 | 10- 9- 8- 73/100 | 10.0% | 27.0% | 60 | 75 |
それ以外 | 0- 1- 2- 20/ 23 | 0.0% | 13.0% | 0 | 66 |
前走重賞以外を走っていた馬は苦戦を強いられています。
前走重賞を走っていた馬で過去10年10勝。馬券圏内の殆どが前走重賞だった馬で占められていました。逆にOPEN特別以下の馬は殆ど凡走という形になっています。
人気データで小波乱の余地があるという話しをしましたが、それでもココはG1でも勝負になる馬が出てくるようなレースです。前走OPEN特別以下を走っているようでは能力的にどうでしょうか。
前走着順データ
前走G2以下 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
前走~5着 | 4- 4- 5-18/31 | 12.9% | 41.9% | 99 | 145 |
前走6着~ | 0- 2- 0-43/45 | 0.0% | 4.4% | 0 | 21 |
前走G1以外で6着以下の馬は、過去10年で勝っていません。
これも先程と同じような話しになりますが、前走G2以下で6着以下になるようでは能力的にどうでしょうか。
前走G1なら相手が強かったなど仕方ないところもありますが、同じクラスなら掲示板を確保するぐらいの能力を見せている必要があるでしょう。
キャリアデータ
直近1年以内に重賞で馬券圏内のない馬は、過去10年で勝っていません。
これまで前走重賞、前走G1以外なら5着以内というのを能力的なラインとして話しましたが、1年以上重賞で馬券になっていない馬も能力的にどうでしょうか。
ここは近走でも重賞でやれるぞというところを見せている馬。ある程度の勢いがある馬を重視すべきでしょう。
前走初角位置データ
前走初角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
1/2頭以内 | 9- 7- 7- 53/ 76 | 11.8% | 30.3% | 70 | 85 |
1/2頭外 | 0- 2- 1- 32/ 35 | 0.0% | 8.6% | 0 | 37 |
前走半分より前で競馬をしていた馬が、半分より後ろだったを圧倒していました。
脚質データで圧倒的に逃げ先行馬が有利という話しをしましたが、それなら前走でも前で競馬をしていた馬が当然有利です。単純に今回も前で競馬をする可能性が高いですからね。
ここは前走でも先行していた馬。とにかく前に行ける馬を狙うべきでしょう。
ここまで4つのデータをクリアして残っているのはシックスペンス、マテンロウスカイ、メイショウチタンの3頭です。
この3頭のうち強いて1頭にするならどの馬か。最後の鍵を握るのは年齢のデータではないかと思います。
年齢データ
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|---|
4歳 | 4- 4- 5- 17/ 30 | 13.3% | 43.3% | 48 | 93 |
5歳 | 4- 4- 1- 24/ 33 | 12.1% | 27.3% | 90 | 87 |
6歳 | 1- 2- 2- 22/ 27 | 3.7% | 18.5% | 26 | 85 |
7歳以上 | 1- 0- 2- 30/ 33 | 3.0% | 9.1% | 27 | 33 |
過去10年の勝ち馬は、4~5歳の馬が多くなっていました。
中山記念は開幕週ということもあって先行力はもちろん、非常に高いレベルのスピードが要求されます。
ダートや長距離など、スタミナ勝負になりやすい舞台なら高齢馬でも、なんとかなるところはありますが、スピード勝負ではどうしてもキツくなってしまいます。
基本的なことではありますが4歳~5歳など脂の乗っている馬。若い馬を素直に評価するべきでしょう。
まとめ
というわけで今年の中山記念にピッタリの馬は、シックスペンスではないかと思います。
前走はホウオウビスケッツ、エルトンバローズなど直後にG1好走する馬を相手に勝利。3走前のスプリングステークスでは圧勝と、1800mでは非常に高いパフォーマンスで安定しています。先行力という点でも申し分なく安定して前に行く競馬が出来ていますし、開幕週の馬場も味方につけられるタイプでしょう。