皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は中山記念の追い切り診断となります。
それでは早速ソールオリエンスから見ていきましょう。
ソールオリエンス
最終1週前ともに併せ馬で先着。終い11秒台中盤を連発していました。今回も状態が悪いという感じはしません。
ただG1だった前走は1週前に自己ベスト更新するなど、かなり調教で動いていただけに、前走と比べると少し落ちるかなという感じはします。
ここはあくまで前哨戦という仕上がりで、同じく前哨戦だったセントライト記念ぐらいの状態になりそうです。
追い切り評価「A」
エルトンバローズ
1週前のCWで終い11.3秒。最終追い切りの坂路でも終い11.8秒など鋭い末脚を連発しています。この馬は元々調教ではよく動くタイプですが今回も相変わらず調教では動いています。
ただこの馬も前走と比べると少し落ちるかなという印象で、前走はCW80秒を切る自己ベストをマーク。最終追い切りの坂路でも終い11.5秒と、これ以上にないほど調教では動いていました。前走が良すぎたというのもありますが、流石に前走ほどの仕上がりにはなさそうです。
今回は前走よりは下。毎日王冠やラジオNIKKEI賞と同じくらいの状態になりそうです。
追い切り評価「A」
ヒシイグアス
1週前に南W3ハロン35秒台をマーク。最終追い切りでは一杯に追われる併せ馬を尻目に、こちらは余裕のある手応えで回ってくることが出来ていました。勝った去年と遜色ない仕上がりでしょう。
今年で8歳になりますが追い切りの動きを見る感じでは大きな衰えもなさそうです。今年もチャンスがあっていい状態かなと思います。好調キープでしょう。
追い切り評価「A」
イルーシヴパンサー
1週前に南Wで終い11.3秒。最終追い切りも終い11.5秒と鋭い末脚を連発していました。大敗だった安田記念の時も終い10秒台を出すなど、元々調教ではよく動くタイプですが、今回も相変わらずといった印象です。
ここに来てグッと良くなった感じまでありませんが、今回もしっかり好調キープ。前走や前々走ぐらいの走りは出来そうです。
追い切り評価「A」
エエヤン
最終追い切りで南W3ハロン35秒台をマーク。鞍上が抑えるのに苦労するシーンもあるなど、まさに唸るような手応えでした。元々調教ではよく動く馬ですが、今回はいつも以上に動いています。
これだけ前進気勢が出ていると距離延長がどうかという感じはしますが、調子は間違いなく上がってきています。今回もレースに行って折り合いさえつけば久しぶりの好走があっても不思議ありません。
追い切り評価「S」
ジオグリフ
1週前に一杯に追いましたが併せ馬で遅れていました。最終追い切りも外を走っていた馬に待ってもらう形になるなど、この中間の動きは目立ちません。
皐月賞の時なんかは最終1週前ともに楽々併せ馬に先着する動きだったことを考えれば、今回は本調子にないかなという印象です。皐月賞のような走りを期待するのは難しいかもしれません。
追い切り評価「B」
ソーヴァリアント
去年は人気を裏切る形になりましたが、1週前だけ速い時計を出して、それ以外は終い重視。当日の馬体重が+12キロというところを見ても、次の大阪杯なども見据えての余力残しという感じでした。
それが今年は中13週で追い切り9本。去年の失敗を踏まえてか入念に乗り込んできており、その甲斐もあって最終1週前ともに南W3ハロン36秒台。併せ馬にも優勢の手応えなど、調整内容も申し分ありません。
個人的には去年のようなことはないかなと見ていて、前哨戦からしっかり仕上げています。ここへ向けて万全の仕上がりでしょう。
追い切り評価「S」
タイムトゥヘヴン
この馬が重賞で好走していた頃は終い10秒台。終い11秒台前半を連発するなど、調教の段階からかなり動いていましたが、不振が続いている近走はそこまで動けていません。
今回もその例外ではなく、速い時計が出しても終い11秒台後半までが精々となっていました。近走から変わった感じがなく、ここは良くも悪くも近走同様。重賞で好走した頃の状態にはなさそうです。
追い切り評価「B」
テーオーシリウス
この馬で調子が良かったと見ている小倉記念の時は、割と速めの全体時計を出して、終いまで長く脚を使うという調教をしていましたが、今回は小倉記念の時ほど速い全体時計は出ていません。
今回はあくまで休み明けという感じで、良化の余地を残した状態でどれくらい頑張れるかです。
追い切り評価「B」
ドーブネ
1週前にCW79.8秒。自己ベストタイとなる時計を出してきました。最終追い切りも終い11秒台が出るなど、この馬としてはよく動いている印象です。
決して状態が悪くなかったと見ている前走で大敗しているのが気がかりですが、今回もこの馬なりに調子は良さそうです。2走前や去年のこのレースのような走りが出来ても不思議ありません。
追い切り評価「A」
ホウオウリアリティ
3走前に勝った時は南Wから坂路へと調教場所を変えて激走したにも関わらず大敗した前走。そして今回と南W中心の調教に戻っています。
南Wでの動き自体は悪くありませんが、個人的には勝った3走前ほど高いパフォーマンスが出せる状態ではないと見ています。ここは良くも悪くも前走同様といった印象です。
追い切り評価「B」
ボーンディスウェイ
中6週ですが追い切り11本。入念な乗り込みをしています。その甲斐もあってか最終追い切りの南Wの自己ベスト更新するなど、調教での動きも良かったです。
前走こそ負けましたが状態自体はしっかり好調キープ。勝った2走前や前走ぐらいは走れそうです。ここでは能力的に足りるかどうかになるでしょう。
追い切り評価「A」
マイネルクリソーラ
この馬は元々あまり調教では動かない馬で、好走した2走前もあっさり併せ馬で遅れています。それが前走に限っては併せ馬に先着するなど調子が良さそうなところを見せていました。
そして今回は中間に併せ馬で遅れてしまった上に、最終追い切りの外を走っていた馬の方が良い動きをするなど、また調教での動きは地味なものに戻っています。
前走より上ということはなさそうで、ここは良くて前走同様までになるでしょう。
追い切り評価「B」
マテンロウスカイ
最終1週前ともに最後まで失速せず走ることが出来ていました。前走はあっさり終い失速していただけに、これは前走より良い状態かなと思います。
追い切りでの動きを見ると、少し折り合いに難しいところがあり、距離延長がどうかと思うタイプですが、調子自体は良さそうです。
追い切り評価「A」
ラーグルフ
去年は1週前追い切りで併せ馬を置き去りにするなど、調教の段階からよく動いていましたが、今回は最終1週前ともに目立った動きが出来ておらず、最終追い切りなんかは若干併せ馬に遅れたかなという感じさえありました。まだ本調子にはないかなという印象です。
追い切り評価「B」
レッドモンレーヴ
最終追い切りで併せ馬をしましたが、外を走っていた併せ馬に待ってもらって先着するような形でした。京王杯スプリングカップを勝った時なんかと比べると、調教での動きは見劣ります。
この馬は調教で全く動いていなかった富士ステークスでも好走したので、調教での動きはあまり関係ないタイプかもしれませんが、追い切りを見ると調子が良いという感じはしません。
追い切り評価「B」