皆さんこんにちは、アギョウです!
今回は武蔵野ステークスの追い切り診断となります。
それでは早速ペリエールから見ていきましょう。
ペリエール
1週前にエリザベス女王杯に出走予定のルージュエヴァイユに併せ馬で遅れましたが、最終追い切りでは併せ馬に優勢の手応えで進めることが出来ていました。1週前に併せ馬に遅れこそしましたが、終い11.4秒という時計が出ているところや、最終追い切りではしっかり併せ馬に優勢の走りが出来ていたことを考えると、決して状態は悪くないでしょう。
休み明けだった前走も併せ馬に一度も遅れることなく走るなど、良い状態だったと見ているだけに、叩き2走目の上積みまではないですが、今回もしっかり好調キープでしょう。抜群とまでは言いませんが、今回も前走や前々走ぐらいは問題なく走れそうです。
追い切り評価「A」
ドライスタウト
前走は一杯に追って馬なりの併せ馬に付いていくので精一杯。最終追い切りも2歳新馬に互角程度の動きになるなど、勝ってこそいますが状態的には微妙な印象がありました。
それが今回は1週前は軽く追っただけで併せ馬についていくことが出来ており、最終追い切りでは古馬2勝クラスを相手に余裕を持って先着することが出来ていました。これは前走以上の状態と言っていいでしょう。
仕上がりは2走前~4走前と同じくらい。良かった頃の状態と遜色ありません。好調キープと見ていいでしょう。
追い切り評価「A」
ステラヴェローチェ
最終追い切りで強めに追われましたが併せ馬で遅れていました。併せた馬が馬なりで余裕をたっぷりだったことを考えると、この馬の動きは見劣ったと言わざるを得ません。最終追い切りは坂路51秒台だったので仕方ないにしても、1週前は大した全体時計でもないのにアッサリ終い失速していますし、これはどうでしょうか。
休み明けを一度使いましたが、まだ本調子には戻らないかなという印象です。今回も休養前の走りを期待するのは難しそうな状態で、ここは持っている能力の高さでどこまで頑張れるかになるでしょう。
追い切り評価「B」
カテドラル
この馬が良い走りをした去年の中京記念、小倉記念の時は最終追い切りがCW。今年の小倉大賞典の時も1週前にCWで全体78.3秒、終い11.7秒という好時計をマークするなど、好走時にはCWで良い動きをしている傾向にあります。
今回はCWで良い動き以前にそもそもCWで追い切りすらしてません。3走前のマーチステークス。去年のダービー卿チャレンジトロフィーの時も坂路のみで挑んで大敗しています。今回は良い頃の状態にはなさそうです。ダート適性云々以前にそもそも状態的にどうでしょうか。
追い切り評価「B」
ケイアイシェルビー
最終1週前と一杯に追って速い時計を出しています。休み明けだった2走前から中2週、中4週と間隔を詰めて使い続けていますが、調教の手を緩めるようなことはありません。まず間隔を詰まってもハードな調教が出来ているという点は好感が持てます。デキ落ちということはないでしょう。
前走も坂路で終い11秒台を出すなど、状態は良いと思っていましたが今回も好調キープ。今回もこの馬なりの良い状態にはありそうです。
追い切り評価「A」
セキフウ
最終追い切りで強めに追いましたが併せ馬で遅れていました。この馬が勝った2走前のエルムステークスの最終追い切りは馬なりのままで併せ馬に先着出来ていただけに、今回の動きは少し気がかりです。
1週前も一杯に追われて終い12秒台と、楽に終い11秒台が出ることがあるこの馬としては物足りなかった印象ですし、これは本調子にない可能性が高いと見ています。近走から若干デキ落ち気味の印象で、ここは下降線に入っている中でどれくらい頑張れるかでしょう。
追い切り評価「B」
タイセイサムソン
1週前にラスト3ハロン36秒台前半。一杯に追われる併せ馬を突き放す動きが出来ていました。最終追い切りも南W5ハロンの自己ベストを更新するなど、この中間は動きの良さが目立っていました。この馬で強い競馬だったと見ている2走前のアハルテケステークスより状態が良さそうです。
前走からやや間隔が空いての出走ですが万全の仕上がりでしょう。ここも自分の競馬さえ出来れば2走前以上があっても不思議ありません。初の重賞制覇へ向けて準備万端かなと思います。
追い切り評価「S」
タガノビューティー
最終追い切りで一杯に追いましたが坂路で終い13.2秒。1週前も一杯に追いましたが2歳未勝利馬に併せ馬で遅れてるような有様でした。
前走は一杯に追って終い12.7秒。併せ馬に遅れるようなことはなかったですし、好走したかしわ記念の時は併せ馬に遅れることは一度もなく、終い12.5秒前後でまとめることが出来ていました。
それが今回は終い13.2秒。元々あまり調教では動かない馬ですが、それにしても今回は調教で動けていません。強い馬だと思うのでこれでも好走してしまうかもしれませんが、状態的に良いようには見えません。
追い切り評価「B」
ヘリオス
前走は中2週と間隔が詰まっての出走にも関わらず、1週前にCW80秒を切る速い時計を出して、最終追い切りも強めに追うなど、かなりシッカリ仕上げていた印象がありました。
今回はそこから中1週ということもあってか、流石に上積みまで臨むのは難しいように感じます。ここは良くて前走同様まで。個人的には前走の方が良かったように感じます。
追い切り評価「B」
ベルダーイメル
前走の1週前追い切りはCWで一杯に追って終い12秒台。最終追い切りの坂路も終い失速するなど、レースで好走こそしたものの、状態的にはそこまで良さそうではなかったのですが、今回は1週前のCWで終い11秒台。最終追い切りの坂路も失速せずに走ることが出来ていました。
調教では前走や前々走より動けており、これは近走以上があっても不思議ありません。状態は良くなってきている印象で、この馬としては高いレベルの状態にありそうです。
追い切り評価「A」
ペースセッティング
中2週と間隔が詰まっての出走ということもあり、今回の最終追い切りは坂路55秒台。終い12秒台前半と終い重視のものになっていました。
前走の最終追い切りも今回とほぼ同じようなもので、坂路で全体55秒台。終い12秒台前半となっていました。状態的にも前走と変わらず。しっかり好調キープと見ていいでしょう。
以前は調教でも抑えるのに大変でついつい速い時計が出てしまうようなところもありましたが、最近はそんなこともなくなっており、遅い時計でも落ちついて走ることが出来ています。精神的にもだいぶ大人になっている印象です。
前走は中々見どころのある内容だったと思いますし、ここでチャンスがあっても不思議ありません。
追い切り評価「A」
マルモリスペシャル
中1週と間隔が詰まっての出走ですが、坂路で終い強めに追われるなどシッカリ時計を出してきました。動き自体も余裕を持って終い最速のタイムとなっており、これは状態が良さそうです。
休み明けだった前走はCWでは良い動きが出来ていたのものの、坂路で時計を出した時はすべて終い失速するなど、休み明けっぽいなという印象もありましたが、一度使ってだいぶ調教の動きは良くなっています。
前走から叩き2走目の上積みがありそうです。
追い切り評価「A」
メイショウウズマサ
この馬は元々調教ではよく動く馬で、休む前は坂路51秒台を出しつつ終いも11秒台でまとめるような動きが出来ていました。
今回も最終追い切りで坂路50秒台が出ましたが終い失速。1週前も相手がデシエルトだったとはいえ、一杯に追われるコチラに対して、あちらは馬なりのままで煽られるような形になるなど、少し物足りない動きでした。
休み明けになる影響が多少なりともありそうで、ここは何度か使ってからになりそうです。
追い切り評価「B」
ライラボンド
この馬は美浦に転厩してからはあまり速い時計を出さず馬なりでジックリ乗り込むような調教をしています。今回も最終追い切りが終い13秒台。1週前追い切りが終い12.3秒と目立たない時計ですが、この馬はいつもこんなものです。
むしろ前走は強めに追って併せ馬になんとか追いつくというシーンもありましたが、今回は馬なりのままで併せ馬にはシッカリ先着。遅い時計でも動き自体は前走以上と言ってもいいかもしれません。
追い切り評価「A」
レッドルゼル
1週前に坂路51.0秒という速い時計が出ましたが終い失速。この馬が勝った去年の東京盃や一昨年のJBCスプリントの時なんかは坂路51秒台でも終い最速でまとめる動きが出来ていた。
正直1週前の段階ではどうかなという印象もありましたが、最終追い切りでは楽々と終い最速。全体時計こそ遅いですが素軽い動きが出来ていました。最終追い切りでギリギリ間に合ったかなという印象です。
1週前の動きを見ると万全の仕上がりとはいかないでしょうが、この馬なりの能力は出せていい状態にはなったかなと思います。
追い切り評価「A」
ヴァルツァーシャル
中1週と間隔が詰まっての出走になるため、この中間は軽めの追い切りを1本のみとなりました。
前走や前々走も中2週と間隔が詰まっていたのですが、間隔が詰まっている中でも最終1週前としっかり乗り込んで、最終追い切りなんかは併せ馬をするなど、入念な乗り込みが出来ていただけに、これはどうでしょうか。
ここは良くて前走同様までかなという印象で、前走より少し下も考えておいた方がいいかもしれません。
追い切り評価「B」